本編へ行く前に。先日より、このブログのテンプレートの色が変わっています。和色の「濃藍」(こいあい)とレモンシフォンの組み合わせですが、この「濃藍」は、『真田丸』で信繫が裃の下に着ている着物の色です(NHKに確認済み)。タイトルがベイカー寮絡みですので、この寮の制服の色である紺系ははずさないようにしていますが、「濃藍」が結構気に入りましたので、最終回までこの色を使う予定でいます。背景色はまた、季節に合わせて変える予定ではいますが。
では今回の共通点ですが、何といっても信繁と会話を交わした後の春の、ちょっと頬を赤らめたような表情が、「愉快な四人組の冒険」のメアリー・モースタンにちょっと似ています。221Bを依頼人として訪ねて来たメアリーの話を聞いた後、ホームズが「ワトソンは君にぞっこんだ」と言って部屋を出て行き、ワトソンが慌てて後を追うの時のメアリーの表情です。どちらも、今後の二人を予感させるものが感じられます。
それと、秀次と信幸のやり取り、つまり「家族に振り回されているのは殿下だけではありません」に、「最初の冒険」後編の、ワトソンとジェファーソン・ホープの会話を連想します。あの時ワトソンは、それとは口にしませんでしたが、「行き場を失って途方に暮れているのは、君だけではない」と言うことで、自分を鼓舞したかったわけです。高野山での信幸も、秀次にそう言うことで自分を奮い立たせたかったのかもしれませんし、それがもとで、最初嫌がっていた官位を受け入れるようになったとも取れます。尤もホープは退学処分ですみましたが、秀次は自分の生涯に終止符を打ってしまいます。
しかしこの関白秀次には、ホームズのではありませんが、『新・三銃士』のテーマのこの部分を進呈したいです。
勇気を出して振り返ってごらん そこにはきっと君の仲間がいる 恥ずかしいことじゃない、一人で 生きられるほどひとは強くはない (「一人じゃない」作詞・三谷幸喜 作曲・平井堅 より)
『新・三銃士』のOPもラテン的乗りでよかったです。そしてバイオリンという共通点を持つ『真田丸』と『シャーロックホームズ』のサントラ、聴き比べをやろうかなと思っています。そういえば『真田丸』は、2枚目のサントラが出たようですね。
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