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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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真田丸に見るシャーロックホームズ 12 (事件でないのに事件に見えるトリック)

第16回「表裏」、権三の事件に始まって三成と吉継の密談、そして茶々の信繁への質問などが怪しげであると先日書きました。怪しいというか、本当はさほどでもないことを、信繁と視聴者に対して、さも何かであるかのように見せていると捉えるべきかもしれません。

まず茶々と目くばせをしていた権三が死んで、平野長泰が、自分は殺人だと思うと吹聴しまくります。秀吉の勘気に触れて始末されたのは、これで三人目のようです。その後信繁は三成に連れられて、御文庫で城の見取り図を見せられるのですが、その三成と吉継と利休追放の密談を耳にします。出過ぎたことをする人物は消されてしまう、そういう印象を信繁は持つわけです。さらに茶々が、権三の死について秀吉に尋ねます。(秀吉に付き添っていた信繁の耳にも当然入る)その後茶々が信繁を呼びにやらせて、帯を見せる段階になって、観ている側としては、信繁の身に危険が迫ったような気にさせられます。そして井戸を覗き込んでいたところを、加藤清正に見つかって落とされそうになります。

しかも京に行っていた秀吉が戻って来て、信繁を呼びつけます。(この時の平野長泰の「死ぬぞー」がまた何ともいえません)茶々関連ではありませんでしたが、家康が、真田を討つべく許可をもらう書状を送りつけている、これは本気なのだろうかと訊かれて、本気ではないと信繁は断言してしまい、一応は秀吉も納得したかに見えます。しかしその後片桐且元から、開戦だと訊かされて信繁はあわてふためくことになります。これはもう、心理トリックを駆使したドラマといっても差支えないほどです。

しかし確たる証拠は実は出てこないわけです。何となくこうではないか、という流れに沿って、信繁が段々プレッシャーを受ける展開になるわけで、しかも間にちらちら入る茶々が、その雰囲気を一層強めています。唯一、加藤清正が信繁を井戸に突き落とそうとするシーンに、実行犯をにおわせるものがありますが、これも「儂がしたこと」などと言う辺りに胡散臭さを感じさせます。そもそも権三の生死すら定かではないのです。清正が権三と飲んだのは事実かもしれませんが、実際彼が手に掛けたのかどうかはわからず、何か一芝居打っているようにも見えます。しかもまだ大坂城に慣れない信繁は廊下をうろうろしていて、何ともいえない焦燥感が感じられます。

事件でないのに事件を感じさせるというのは、パペットホームズにも登場します。「生真面目な証人の冒険」というエピソードがありますが、これもレストレードが偶然知り合った生徒が、翌日急に姿を暗まし、しかも授業に無断欠席していたため、これは事件だとホームズに持ち込みます。しかしホームズとワトソンは、生活委員であるレストレードが、自分たちの校則違反をロイロット先生に伝えたせいで叱られたこともあり、なかなか応じようとはしません。このためレストレードは焦りまくります。しかも同じ生活委員のべインズが、勝手な推理をして、レストレードをモリアーティ教頭のもとへ引っ張って行ってしまいます。

実はレストレードが知り合った2人の生徒、ガルシアとヘンダーソンは、学校の裏山でこっそり飼っていた野良犬にパンをやるため、レストレードが眠った隙を見計らって裏山に行き、途中で穴に落ちて帰れなくなっていたのでした。2人が学校の食堂からパンをくすねていたのは事実のようですが、それ以外の事件性はなかったのです。『相棒』の「つきすぎている女」なども似たものがあります。これも月本幸子が、自分の能力が認められているだけなのに裏があると思い込み、さらにマンションや間宮家の庭の写真からあらぬ妄想をして、ことを大げさにしてしまっていました。実際この回で問題にされるべきは、間宮フーズの先代社長の脱税と、そのお金を持ち逃げした前の家政婦でした。

話が戻りますが、この「表裏」は、恐らくは史実に沿った展開というわけではなく、むしろ創作部分の方がはるかに多いでしょう。しかし急に秀吉の家来となった信繁が、慣れない大坂城で四苦八苦する姿を描くのには、面白いやり方であると思います。そして上杉主従が越後に戻った理由として、徳川と真田の戦をそれとなく口にする件、そしてさらに、徳川からの書状で信繁を呼び出す件、片桐且元に浜松に行かせる件など、これでもかと信繁をじらせ続けるわけですね。

それとはまた違いますが、浜松城のシーンで、薙刀の指導をする本多忠勝。彼の教え方に、『新・三銃士』の「突くべし、突くべし、払うべし!」がちょっとダブりました。

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[ 2016/04/30 01:45 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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