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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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真田丸「人質」と天地人「真田幸村参上」との比較

まず、『天地人』で真田幸村(信繁)が人質になるエピをもう一度観てみました。それと『真田丸』第12回「人質」を比較してみたいと思います。それぞれ上杉視点、真田視点ではありますが、どちらが主人公という以前に、描かれ方そのものに差があるように感じられます。『天地人』が緑、『真田丸』が青です。

人質となるまで
女忍びの初音が直江兼続の元に現れて、真田は小勢力ゆえ、あちこちの大名を頼っているが、徳川が攻めてくるため上杉を頼りたい、そのために腹違いの弟、幸村を人質として差し出したいと言う。これに上杉景勝は反対するが、直江兼続は上杉の義であるとして賛成する。その後初音は、自分の母が低い身分であり、そのため忍びとして生きなければならないことを伝え、それに同情した兼続が初音と廊下で抱き合う。

德川が昌幸に放った刺客、室賀正武は上田城で返り討ちにされた。また北条との関係が悪化すると、羽柴との挟み撃ちに遭うことになり、徳川は沼田城を奪回して、北条との関係修復を図ろうとしていたが、真田は上杉に手を回しているようで、その先手を打っておきたかった。確かに昌幸は、上杉との友好関係を築きたいと書を送っていたが、過去裏切られた経験のある上杉は慎重になっており、関係を築くのであれば人質、それも信繁を寄越すようにという返書が来る。

越後での真田幸村
客分待遇を受け、ぼさぼさ髪に普段着の小袖と裁着袴、しかも赤の数珠ともネックレスともつかないものを首にかけたまま、お屋形様である景勝に目通り。しかも自由に外へ出て、槍を振り回す。それを見た泉沢久秀が槍の試合を挑むが、いずれも幸村が圧倒する。また直江家の宴会で大酒を飲み、兼続にも付き合わせる。その後泉沢が謙信より贈られた槍が紛失したため、槍試合のこともあって幸村はあらぬ疑いをかけられる。浜辺までの遠乗りに連れ出した兼続にそのことを尋ねられ、盗んだのは自分だと答えるが、実は泉沢の槍がなくなったのは全く違う理由によるものだった。そして幸村は城内のみならず、直江家にも立ち入り自由となる。

客分待遇を受け、当初は待たされるものの、三十郎共々素襖を着てお屋形様の景勝にあいさつをし、戦芝居の礼を述べる。景勝も信繁も互いに惹かれるものがあった、景勝は、謙信の位牌のある厨子に信繁を招き、義について語る。しかし家老の直江兼続は、沼田城の帰属を巡って信繁にその経緯を訊く。そのような兼続の用心深さを景勝は評価し、その一方で兼続に沼田城の件で掛け合うことを約束する。また、春日山城から眺めていた海に、信繁と三十郎を連れて行こうと馬で外出するが、その途中で漁民たちの鉄火起請に出会う。景勝は漁民たちの訴えを聞いてはいたものの、まだ解決していなかったのである。ここで信繁が機転を利かせ、景勝はそれに感動して、領民を一層気に掛けるようになる。

服装と真田父子
お屋形様である景勝は、大名なのに羽織をあまり着ない。兼続は大紋直垂(多分)姿。幸村は常に普段着。人質が決まった時、幸村は梨を丸かじりしながら父昌幸の元に現れ、立ったまま話をする。

お屋形様である景勝は、羽織着用。外出時は袖なし羽織に裁着袴。信繁は城内では素襖姿、屋外では袖なし羽織に裁着袴。人質の件を聞いてある程度満足そうな表情をする。

このすべてを比較して思うのは、やはりどちらかといえば、『真田丸』の方が自然ではないかということです。そもそも母親の身分が低く、そのため忍びとなった初音が、なぜ昌幸の名代として、しかも文書も持たずに上杉家の家老の前に現れるのか。それもなぜ上杉の了解も待たず、こちらから一方的に「幸村を人質に寄越します」などと言うのか。そのうえ廊下で、彼女の境遇に共感を覚えた兼続と抱き合うに至っては、少女漫画のようです。人質の重みというものがまるで感じられず、「今度弟が来るからお願いね!」と言っているようにしか見えないのですが。しかも幸村のお行儀が悪い。いくら何でも、人質になるという話を切り出す時に、梨をかじりながら、立ったまま父親に物を言うのも如何なものか。また上杉視点とはいえ、真田をちょっと馬鹿にしていないでしょうか。

そしてこれは前にも書きましたが、幸村が普段着のままお屋形様に目通りするのもおかしい。『真田丸』では素襖を着ていましたが、『真田太平記』では肩衣姿でした。それも何か理由があって、急に人質となったのならばともかく、先方に人質を寄越しますとまで言っているのだから、それなりの身支度を整えてしかるべきでしょう。しかも槍を持ったまま、自由に城の外に出たりしているのも変だし、上杉の家臣である泉沢が、景勝の許しもなく槍での決闘を挑むのもおかしい。さらに「海を見せたいから」兼続が海まで連れて行くのはともかく、槍の紛失を持ち出して妙に説教臭くなる。こういうシーンで尺を取らずに、それこそ沼田城の件でも持ち出せばいいのですが。そういえば沼田城関連の事件がこの大河には出て来ませんね。

さらに泉沢の槍が無くなった理由というのが、子供がいたずらをして刃が欠け、家人が内緒で砥ぎ直しに出していたというのも苦笑物です。泉沢家では、子供が自由に槍を扱えるのでしょうか。また、謙信公直々に拝領の槍は、子供がいたずらした程度で刃が欠けるのでしょうか。更に、一家の主に何の連絡も無しに、家人が砥ぎ直しに出したのでしょうか。この辺が現代ドラマ臭いのですね。加えて、兼続と実頼の兄弟の父、惣右衛門が年若い後添いを伴って直江家にやって来ます。父子が久々に飲んでいたところへ、その若い奥さんが、一人じゃ寝られないのなどと言って、惣右衛門が立ってそのまま寝室に行ってしまうのですが、こういうシーン必要なのでしょうか…まあこの程度であればほのぼのシーンではありますが。しかしこの兄弟の父親が、『真田丸』では、不敵な笑みの似合う北条氏政になるのですね。
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[ 2016/03/31 01:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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