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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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真田丸あれこれ その2

「真田丸あれこれ」その2です。今回は第2回「決断」から多少拾ってみます。

まず殺陣のシーンです。真田家が岩櫃城に向かうまでに、野盗に遭ったり、あるいは小山田八左衛門に謀られたりします。野盗に遭った時は、母・薫(山手殿)の反物を三十郎に放り出させ、相手がそれに気を取られた隙に逃げ出すわけですが、この時信幸はその一人を斬ります。また小山田八左衛門の時には、結構大がかりな殺陣が登場します。しかしいくら元服して一人前とはいえ、まだ実戦経験もさほどにないような十代の少年が、2人で家族を守っているわけですから、どうしても受け身の態勢になりがちですし、刀の振るい方もまだおぼつかないものです。結局この時は、いいタイミングで父・昌幸が現れるわけですが、この兄弟の殺陣が様になるまでには、まだもう少し時間がかかりそうです。

この岩櫃城へ向かったのは、天正10年、1582年の旧暦3月ごろですから、やっと遅い春がやって来た頃です。ただしドラマの中では、青草が繁る時期になっています。これは撮影が昨年の9月頃のようですから、やむを得ないでしょう。スタジオ撮影だとそれらしい雰囲気を出すことはできたでしょうが、それだとスケールの大きさが無くなるのを懸念してのことでしょうね。それでも、『花燃ゆ』の高杉の臨終(グレゴリオ暦5月)で桜を出したのにくらべればまだ理解できます。あの高杉臨終の桜こそ、さして必然性もないのになぜ出て来たのかわかりません。まさかグレゴリオ暦の4月と勘違いしたわけではないでしょうが。

ところで母上の反物を放り出した件ですが、京の公家の娘と思しき母上は、逃げ出すにしても衣装や扇を持ち出すわけです。他は皆最低限の荷物だけで逃げているわけで、それでなくても宮中の女官のようないでたちであるため、真田家の中でどこか違和感を感じさせます。恐らく、自分は武家でなく公家という自負があるのでしょう。戦国時代の武将の妻は往々にして、婚家と実家をつなぐパイプの役目も果たしていました。逃げ出す際にあれこれ持ち出したという点で、遠藤周作氏の『王妃マリー・アントワネット』を思い出します。パリを抜け出すのにあれこれ馬車に詰め込み、しかもパリに不慣れなフェルゼンが御者ということもあって、亡命先のウィーンまでの到着が遅れ、それがヴァレンヌ事件につながったとあります。

ところで戦国時代の女性が、実家と婚家のパイプ役という話ですが、この当時ある程度の武将であればもちろん政略結婚であり、正室は同時に人質でもありました。お市の方などはその典型ですが、彼女は兄信長の浅井攻めの際に、浅井が織田を窮地に陥れようとしていることに気づき、兄に小豆を贈ったという話があります。その小豆は両端をぐるぐる巻きにした袋に入れられており、それを見た信長は、自らのおかれた状況を察してその場を去ります。それとはまた別に、真田信之の夫人である小松姫のように、夫の敵の西軍に回った舅の真田昌幸は、夫の父親といえども城中にはいれられないと主張した例もあります-ただしこの当時大名の正室は大阪にいたはずなので、後世の創作という説もあります。もともと戦国期は結構男女が対等で、自分名義の財産を配偶者に貸して利息を取ったなどともいわれています。

また岩櫃城に戻った父の昌幸は、戦略を立てるために碁盤に布石を打ちます。私は生憎囲碁に詳しくないので、この布石がどのようなものかちょっとわからないのですが、詳しい人が見れば何か意味があるのではないかと思われます。

そしてクライマックス。昌幸は息子たちに、武田が滅んだ今、上杉につくか北条につくかでくじを引かせようとします。そもそもくじとは神仏に委ねられるものですから、こういうことをする辺り、父上は、最初から息子たちに選ばせる気など無いのではと思わされます。案の定昌幸は、息子たちがくじを引こうとしてもからかうかの如くあしらい、引かせようとしません。信幸はどうすべきかで迷い、信繁は上杉がいいが、もし上杉が駄目なら北条でしょうと気軽に口にして、兄からまじめにやれと言われます。しかし昌幸の決断は「織田につく」でした。息子たちは驚きますが、この時点ではこの選択は間違っていなかったかもしれません。しかし…。
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[ 2016/01/24 00:15 ] 大河ドラマ 真田丸 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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