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北九州と福岡と その10(それぞれの篤志家)

今回は2人の篤志家についてです。

まず北九州。市内若松区に白黒の小さな灯台があります。これを作ったのが、現在の小倉北区長浜町(当時の企救郡長浜浦)で生まれた岩松助左衛門でした。

この人は元々庄屋で、1861年(万延2年=文久元年)に海上御用掛難破船支配役を拝命します。小倉が面する響灘は船の事故が多く、特に大きな暗礁である白洲では事故が相次いでいました。そしてある事故をきっかけに、助左衛門は灯台建設を思い立ちます。

しかし藩からの費用はさほど多額ではなく、岩松家の全財産を投じ、それでも足りずに金策に駆け回ることになります。そうして工事が始まったのは1870(明治3)年、事業は明治政府に引き継がれます。

しかし助左衛門は1872(明治5)年に、灯台の完成を見ぬまま亡くなります。灯台が完成したのは、その1年後のことでした。今現在の灯台は、その27年後に作られた2代目のものです。

また助左衛門が計画していた灯台が、小倉城内に、1963年に復元されています。ここでは、毎年顕彰祭が行われています。

小倉城内白洲灯台
小倉城内にある助左衛門計画の白洲灯台
(北九州市小倉北区)

そして福岡の方は、稲光弥平です。この人物は下記サイト(アクロス福岡)では篤農家として紹介されています。

この人は現在の中央区春吉の豪商でした。この春吉の側を流れる那珂川に、住吉神社に通じるための住吉橋が架けられておいました。そして人々の日常にも、この橋は不可欠でしたが、この当時の那珂川は水量が多く、洪水によって橋が流されることも度々でした。

しかし藩の財政状況は厳しく、橋の架け替えが思うように行きません。そこで弥平はあることを考えつきます。そのあることとは、川の真ん中に人工島を作って、水流を弱めるというものでした。この工事は弥平の私費で賄われました。

そして1855(安政2)年、春吉と対岸の住吉からそれぞれ人工島に橋を架けることに成功します。弥平53歳でした。この後橋は流されることもなくなり、弥平はこの功績によって名字帯刀を許されます。

そして1930(昭和5)年、鉄筋コンクリートの橋に架け替えられる際に、人工島から弥平の記念碑が発見されます。この人物は、自分の功績を表に出すのを潔しとしなかったのでしょう。しかし今では、住吉橋のたもとの部分にこの記念碑があります。

住吉橋と稲光弥平記念碑
現在の住吉橋と稲光弥平の記念碑(福岡市中央区)

参考資料

<岩松助左衛門>
福岡クリエーター 人物列伝 岩松助左衛門
(アクロス福岡)
岩松助左衛門-北九州市
(北九州市小倉北区役所)

<稲光弥平>
福岡クリエーター 人物列伝 稲光弥平
(アクロス福岡)

どちらも、アクロス福岡(福岡市中央区の官民複合施設)に記事が掲載されていました。あと白洲灯台関連で、北九州市の公式サイトを、一部参考にしています。こういう人々が私財を投げうって、インフラ整備を行っていたりもしたのですね。

ところで先日のに書いていた那珂川の橋ですが、上記アクロス福岡のサイトには15本とあります。しかし橋梁すべてとなると30本超となります(これは紫川も同じ)。
そして那珂川の場合、途中で中洲を挟んで一部東西に分かれており、東の部分は博多川と呼ばれています。この博多川にも橋が10本以上架かっているので、その両方を合わせるとかなりの数となりそうです。ちなみにこの博多川は、博多座で6月に歌舞伎が上演される前に、船乗り込みが行われる川でもあります。

尚今回も画像はフリーの物を使用しています。
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[ 2024/04/10 03:30 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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