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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『光る君へ』第9回「遠くの国」あらすじと感想-2

第9回後半部分です。


兼家の子供たちは、道兼以外は皆驚いていた。父上の病は偽りだったのかと尋ねる道長に、内裏の殿上間で倒れたところまではまことである、家で目覚めたが目覚めなかったことにしたと兼家は答える。そしてその理由について、我が一族の命運にかかわる大事な話じゃと前置きし、安倍晴明が屋敷に来た時のことを語る。

兼家はその時気づいたが、子供たちを呼ぼうとする晴明を引き止め、今後自分はどうなるか、孫懐仁親王の即位を見届けられずに死ぬのかと晴明に尋ねる。そのようなことはない、命がけでご祈祷いたしておりますゆえと答える晴明に、兼家は帝の譲位と孫の即位を急ぎたいが、帝は思いのほかしぶとく、また自分には策がないと言う。すると晴明は自分には策がある、お買いになりますかと言い、兼家もそれに乗る。

つまりこのまま眠ったふりをし、内裏に亡き忯子が怨霊となって右大臣に取りついたと言う噂を流し、晴明はそれを自ら帝に申し上げ、帝は愛しい忯子の怨霊と知っておののいているらしいとまで言って、道兼に話を振る。道兼はほくそ笑み、帝が日々涙ながらに憂いていることを伝える。ここからが正念場じゃ、内裏で色々なことが起こると兼家は言い、自分が正気を取り戻したことで、忯子の迷える霊が内裏に飛んで行き、さまよっていると晴明が帝に伝える。

霊を鎮め、成仏させるためには帝は何をなすべきかと兼家は問いかけるように言い、これから力をかけて帝を玉座より引き下ろし奉る、皆心してついて来いと子供たちにはっぱをかける。また兼家は、娘の詮子に言う。源なぞ何の力もない、わしについてこなければ懐仁ご即位はないと思えと。その後道隆は弟たちに、父上の見事さに打ち震えた、命をかけて父上をお支え申そうと言い、道兼に、なぜ父が既に正気付いていたことを知っていたのかと尋ねる。

道兼は答える、兄上や道長より自分が役に立つと父上が思ったからだと。蔵人ながら右大臣家ということで遠ざけられていたが、ある日これを見て、帝がにわかに自分を信用してくれたと道兼は腕のあざを見せる。どうしたのかと兄に訊かれ、時折正気を取り戻す父に殴られたということで、自分で傷つけたと道兼は言う。

その時帝は、恐ろしい父親でお前も難儀なことだと言い、道兼は、帝のお悲しみに比べたらどうということもないと答えていた。そして帝は、義懐が子を作れとうるさい、朕は忯子でなければ嫌だと言い、道兼は、人の心はそのように都合よく移ろうものではない、むごいと帝に同情したた、。帝は自分を理解してくれる相手として道兼を認めたのである。道兼は道隆や道長に言う。兄上や道長がのんびり父上の枕元に座っている時、自分は体を張って父上の命を果たそうとしていたと。
道長は道兼をまじろぎもせずに見る。

一方で捕らえられた直秀たち散楽一座は、2日間ほど取り調べがなかったが、仲間たちは人も殺していないし、罰は軽いだろうと楽観していた。そして一同は歌い、踊り始める。
「梅の香ぞ、酒の香ぞ、そそげず、そそげず、闇の盃」
しかし彼らは流罪と決まったようだった。武官仲間の広盛が、検非違使庁につてのある弟から情報を得ていたのである。

出立の日を尋ねる道長に、明日の卯の刻だったと思うと広盛。やはり武官仲間の宗近は、7人も流罪は手がかかる、盗人ならせいぜい鞭打ちなのに、検非違使庁は何を考えているのかと洩らす。そして百舌彦がこれを乙丸に伝え、別れを告げるなら共に参ろうと乙丸を誘う。まひろも道長と共に、直秀たちを見送りに左獄へ向かうが、番人たちはもう出たと伝える。どこに向かったのかと問い詰める道長に、彼らは鳥辺野と答える。

鳥辺野はこの当時は、屍の捨て場であった。馬でその地へ向かう2人の上を、カラスたちが飛んで行く。散楽一座は手に縄をかけて連行されるが、先導する放免がふと立ち止まり、振り向いて笑みを洩らす。その頃道長とまひろは、馬を下りて彼らの後を追っていた。2人がたどり着いた先にはカラスが群がっていたが、2人の姿を見て逃げ出す。そこに見えたのは散楽一座の死体で、皆殴られたような傷があった。

道長が手荒なことはしないでくれと頼み込んだのが、最悪の結果となってしまったのである。直秀の手のいましめをほどいた道長は、その手がしっかりと土を握っているのを目にする。道長は土を払いのけ、自分の扇を持たせてやる。死体に向かって手を合わせる道長。そして地面に穴を掘り、彼らを埋葬するのをまひろも手伝う。手で穴を掘り、カラスを追いながらの大変な作業だった。

再び彼らは手を合わせ、道長はすまないとまひろの袿の泥を払い、さらに埋葬した散楽一座に向かってもすまないと声を掛け、皆を殺したのは俺なんだと告白するかのように言う。余計なことをした、すまないと道長は顔をゆがめ、涙を流す。自分を責めるかのようにすまないと繰り返す道長の背中に、まひろは手を伸ばして肩を抱く。まひろもまた涙を流していた。帰り道。道長が馬の口を取り、まひろを乗せてやる。

そして宮中では動物の死体が発見されたり、水が多量に廊下に落ちているのを、忯子の涙だと女房達が噂したり、弘徽殿で白い影を見たという者が現れたりで、忯子の怨霊の噂はまたたく間に広がって行った。帝は兼家が死ななかったことを晴明から聞き、しぶといやつ、虫唾が走ると不満そうだった。しかし晴明は言う。そのようなのどかな話ではない、右大臣が目覚めたということは、忯子の霊が右大臣を離れて内裏に飛んで来たということだと。

忯子の霊が成仏できず、もがいている、成仏させられるのはお上しかいないという晴明の言葉に、何をなすべきかと尋ねる帝。晴明はいくらか帝をじらすようにしながら、こう答える。
「お上が出家あそばされるしかございません」

そして為時の屋敷では、惟規が大学に行くため父に別れの挨拶をしていた。いとは傍らで涙を流すが、惟規は父上の顔を潰さないよう努めてまいるとはっきりと言う。尚も涙をながすいとに、為時は涙を流すことではないと注意し、まひろも今生の別れではない、休みには帰って来れると言うが、赤子の時よりお育てし、片時も離れたことがない若様ですのでといとはまたも涙にくれる。

為時は言う。
「一念通天、率先垂範、温故知新、独学固陋。肝に銘じよ」
まひろはこの言葉の意味が分かったかと尋ね、惟規は1つわかったと答える。情けないと為時は言い、今日から本気出すからとまひろは弟を庇う。

為時はそんな息子に、しっかり学んで見違えるように成長せよと、最後のはなむけの言葉を贈る出て行く姿を見ながら、お前が男であったらと言う為時に、自分もそう思う、男なら自分も勉学に励んで内裏に上がり、世を正すと言うまひろだが、その後すぐに言い過ぎたと訂正する。


やはり兼家の病はうそでした。倒れたところまでは事実だったのですが、その後晴明と示し合わして、このような大掛かりな芝居を打ったわけです。しかも晴明、この間の公式サイトの記事にもありましたが、単なる陰陽師ではなく、何やらフィクサー、黒幕的存在とでも言うべきでしょうか。自分の策を売りつける辺りなどは、正にそれではないかとも思えます。しかもこの人は帝にも直言できるわけですから、兼家としては鬼に金棒状態だったでしょう。

つまるところ兼家は快癒した、兼家の体を離れた忯子の霊が内裏に飛んで行く、成仏できずに苦しみもがいているという筋書きを作り、情報を拡散して、ならば成仏させるにはどうすればいいかという流れを作るわけですね。帝を退位させるには出家させるしかないとなるわけで、この兼家のやり方に比べると、詮子が源雅信を味方につけようとしたことなど、まだまだ甘いとなるわけで、詮子もここは父に従わざるをえないようです。

そして道兼。第1回でこの人物はヒール的だと書きましたが、単にヒールと言うよりは、自分の存在感を示すためにその役目を進んで引き受けているところがあります。無論それはそれで、兼家の企みに不可欠な存在ではあるのですが、道長に取っては何か恐ろしい存在でもあるようです。『真田丸』で信繁が、父昌幸が恐ろしいと言ったことがありますが、この道長は「父と兄が恐ろしい」となるのでしょうか。

その道長、散楽一座が流刑と聞いてまひろと見送りに行くも(百舌彦を使って、事前に約束していたのでしょうか)もういないと言われます。実は彼らは鳥辺野で殺される運命でした。後を追う道長とまひろですが、時すでに遅しで、彼らはすべて嬲り殺されたような傷があり、苦しんで地面をつかんだのか、手が土塊をつかんだままでした。その彼らを埋葬し、手を合わせる道長とまひろですが、元々この地は風葬にするための場所でもありました。

さて惟規が大学に入ります。赤ん坊の頃から共にいたいとには、辛い別れです。ちょっと大丈夫かなと思われるところも、あるにはありますが…。そしてこちらは子供の頃から、男だったらなと言われて来たまひろ、もし男だったら大学で勉強して内裏に上がり、世の中を正しくしたいと明言した後、ちょっと言い過ぎたかと言いますが、何せ政は一筋縄で行かないし、安倍晴明のように、自分の策を権力者に買わせることもあるいはあるかと思われるし、なかなか大変かと。

あと来週の予告
「決行は歳星が二十八宿の氐宿を犯す日」
とあります。いよいよ寛和の変です。この「氐」はてんびん座、歳星は木星のことですね。しかし昨年の家康と三成の会話に続いて、またも二十八宿の登場です。まあ今年は特に平安時代だからということもありますが。


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[ 2024/03/05 03:30 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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