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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『光る君へ』第9回「遠くの国」あらすじと感想-1

第9回前半部分です。


寛和2(986)年。道長の屋敷に忍び込んだ盗賊の頭領が直秀だとわかり、道長は衝撃を受ける。思ったより堅固だ、内裏よりものものしいと言う直秀に、やはりあの時射たのはお前だったのかと道長。取り押さえられた直秀は、あれが潮時だったと言う。武者たちは、彼らが散楽一座の者であると道長に告げ、また一座の一員である輔保は道長の顔を覚えていて、何も盗んでいないから見逃してくれと言う。やめとけと直秀。

盗賊は我らが片付けるので、若君はお部屋へと言う武者たちに、直秀は若君がそんなに大事か、お前らも貴族に見下されて来たのに悔しくないのかとずけずけと言い、武者たちは刀を抜く。しかし手荒な真似はするな、彼らは人を殺めてはおらぬ、命まで取らずともよいと命じて去ろうとする道長に、直秀は声をかける。
「凛々しいことだな、若君」

道長は彼らを検非違使に渡すよう武者たちに言い、その後兼家のそばに付き添っていたが、なおも先ほどのことが気になるようだった。そして翌日、左大臣家での集まりで、茅子が東三条殿に盗賊が入り、三郎君が獅子奮迅のお働きと話す。しをりも道長が最近大層なご評判とはしゃぐが、倫子が思案顔なのを見て黙る。倫子はその空気を破るかのように、その盗賊は我が土御門に入った盗賊と同じかと、茅子としをりに問いかける。

わかりませんわと答えられて、そうですわよねと倫子は笑うが、まひろは気になるものがあった。そしてその土御門殿では、穆子が赤染衛門に、倫子が道長をどう思っているのか尋ねる。倫子は父雅信にはそういうことを話すものの、穆子が訊くことには答えないらしく、穆子は苛立っているようだった。そしてまひろは散楽一座の家にやって来るが、そこには誰もいなかった。

まひろは、鳥籠を出てあの山を越えて行くという直秀の言葉を思い出し、もう旅に出たのかと自問する。するとそこへ放免たちがやって来て、家の中に入り込み、そばにいたまひろと抗議する乙丸を取り押さえる。彼らは共犯とみなされたのである。放免の1人がまひろを見下すようにして話す。
「仲間は東三条殿で捕らえられた。お前らも、獄でた~っぷり詮議してやるぜ」

盗賊たちは牢に入れられ、道長は検非違使庁の火長に、彼らの処分について尋ねていた。余罪について取り調べていると惟仲。道長は、他のことは知らぬものの、東三条殿では何も盗んでおらず、人も傷つけていないことから、早めに解放されることを望んでいた。火長はなぜ道長がそう情けをかけるのかを訝り、何せ盗賊であるゆえ、腕のひとつもへし折って、二度と罪を犯させないようにするのが自分の仕事だと答える。

道長はそれでも、手荒なことはしないでくれと金襴の袋を見せる。火長はそれを受け取るが、その時まひろと乙丸が放免たちに連行されて来る。まひろと牢の中の直秀は、互いの意外な有様に驚くが、その時まひろが縄を強く惹かれて転び、その様子を見た道長は、この者は知り合い故身柄は預かると縄を解かせ、まひろは帰るようにと言われるが、獄中の直秀が気になるようだった。

そんなまひろを道長は馬に乗せ、かつて2人が会ったあばら家へ向かう。後を追う乙丸と百舌彦。なぜ直秀たちを検非違使に渡したのか、彼らは都を出て行くつもりだった、許してやっていればそのまま山を越え、海の見える遠くの国に行っていたとまひろは言う。許したいと思わなかったわはないが、武者たちの前で盗賊を見逃せば示しがつかないと道長。盗賊が許されれば、武者たちとて何をするかわからんとも言う道長に、まひろは言う
「そんな信用できない者たちばかりを、右大臣家は雇っているの?」

道長は言う。信用できる者など誰もおらぬ、親兄弟とて同じだと。一方で道長は、まひろや直秀は信じると言う。直秀は盗賊であるが、盗賊であれ散楽であれ貴族が敵であるとはっきりしている。直秀はこれからどうなるのと訊くまひろに、間もなく放免されるであろうと道長。右大臣家の三郎君が検非違使に命じたからかと尋ねるまひろに、道長は心づけを渡しただけだと言う。

直秀は俺に借りなど作りたくないだろうがと道長、しかしまひろは、それを知ったらありがたく思うわよと言う。そのまひろに対し、知ることはない、獄を出れば遠くの国に流されると道長は答え、直秀の望むどおりに海の見える国だとよいがと言う。まひろもそれにうなずき、2人は池から飛び立つ水鳥を眺める。そしてまひろは改まった口調になり、道長に助けてくれたことへの礼を述べる。

三郎でよいと言う道長に、もうそうは呼べない、三郎君(ぎみ)ならとまひろ。なおも三郎でよいと言い張る道長だが、無理だとまひろは言う。そして乙丸がそろそろ戻るように勧め、贈ろうとする道長だがまひろは断る。土御門の近くに住んでいるため、道長と一緒にいるのを見られるのを懸念したのである。何を言われると言うのだと道長。そして日が落ちた中を東三条殿に向かう途中、道長はある光景を目にする。

それは土下座して祈る大勢の男女の姿だった。訊きに行った百舌彦によると、何でも左獄に囚われている盗賊が、盗品を貧しい下人たちに配っていたとかで、彼らが盗賊の無事を祈っているらしい。道長は何か引っかかるものがあった。そしてまひろも帰宅したところ、惟規が本を読んでいるのを見つける。俺だって字くらい読めるんだよと惟規。この弟ももすぐ大学に入っていなくなるとまひろはしんみりするが、姉上らしくないと言われてしまう。

父為時はまだ帰っていなかった。するといとが殿は今夜はお帰りになりません、高倉の女のもとにお出かけでございますと言う。目を見合わせるまひろと惟規。その為時は帝に講義をしていたが、帝は忯子のことを思い、心ここにあらずだった。道兼はその帝に薬湯を持ってくる。そのようなものを飲んでよくなるとも思えぬが、お前が言うなら飲もうと帝は薬湯を口にするものの、まずくて涙が出るわと不機嫌だった。

忯子を思って涙し、薬湯で涙する朕の人生とは何であろうかとこぼす帝。そして藤原義懐と惟成は、実資に、帝のおそばに女子を送り込めと命じる。その時既に、帝のそばには3人の女御がいたが、足りぬ、もっと注ぎこめと義懐。今のままでは皇子さえ儲けられず、政が滞るのである。いくら大勢の女子を注ぎ込んでも、帝のお心が癒されなければどうにもならないと実資は答えるが、それを促すのも蔵人頭の役目である、怠慢じゃと義懐は見下すように言う。

そこへ道兼が現れる。帝の様子を実資に尋ねられ、忯子のことを思って涙していることを報告すると、義懐がすかさずこう言う。
「いつまでメソメソされておられるのだ。新しい女子を抱けばお気持ちも変わろうというものだ」
実資は不敬なと立ち上がるが、己の怠慢を棚に上げて偉そうなことを申すなと義懐は反論する。惟成が間に入るが、実資は腹の虫がおさまらず、自分のような勤勉な者に怠慢とは無礼と声を荒げる。

子作りだけは帝のお心次第、そこをお分かりいただきと惟成は言うが、そのようなことは分かっておる、お前の話はくどいと実資は譲らない。結局義懐はわしらで何とかいたすと言い、手のかかる帝だと言い捨てて去る。わしを公卿にしなかったからこんなことになったと、実資は夕餉の席で酒を飲んで愚痴っていた。何故義懐ごときが公卿でわしがそうでないのだ、帝はどこに目がついておいでなのだと、桐子から酌をされながら、実資は先の帝(円融天皇)との比較を始める。

しかし懐かしんでも、院が帝に戻ることはないと桐子に言われ、わかっておると実資は答える。しかしわしが公卿であればとまたも言い始め、桐子は日記に書けばよろしいのではと笑う。恥ずかしくて書けぬとむきになる実資。そして詮子は父兼家を見舞う。手に触れて温かいと言う詮子だが、しかしもしものことがあっても東宮様の後ろ盾はいるので、お心置きなく旅立ちなされませと兼家の耳元でささやく。

しかしそこで兼家が目を開き、そうはゆかぬぞと言ったため、詮子は驚いて大騒ぎになる。


直秀たちが捕らえられます。ここで武者たちに対して、お前たちも貴族に見下されていると直秀は言い、またまひろは、そんなに信用のおけない者を雇っているのかと言います。この当時京では「王家の犬」「公家の番犬」であった武者たちですが、これより半世紀ほど前に東国では平将門の乱が起こっており、さらにその半世紀後には前九年の疫が奥州で起こっています。武者たちが武士となるのは、そう遠い先ではありませんでした。

また彼らは盗品を貧しい者に施し、人も傷つけてはいなかったのですが、何よりも左大臣家と右大臣家で盗みを働こうとしていたわけで(右大臣家は『未遂』)、それだけでも彼らの行為を無視するわけには行かなかったでしょう。恐らく道長が直秀と顔見知りでなかったら、いくらか対応は違っていたのかも知れませんが。そして例のあばら家がまた登場します。何だか、まひろが道長と心置きなく話をする場所となっていますね。あと左大臣家で情報を仕入れているようにも思われます。

そのまひろですが、大学へ行くことになった惟規が書物を読むようになり、弟が自分から離れて行く寂しさを味わいます。しかし高杉真宙さん、『舞いあがれ!』の理詰めの刈谷先輩とはかなり違いますね。一方で道長から聞いていたように、直秀たちも遠国へ流されることになります。ところでまひろが、いずれ直秀たちは都を離れる予定だった、だから許してやってほしかったと道長に話していますが、道長は確かこのことを知らなかったはずですし、もし知っていたなら、これまた当然対応も違っていたでしょう。

そして藤原実資。今の帝と折り合いがよくないのは確かですが、味方のような顔をして帝を操る義懐とも相性がよくありません。その義懐が持ち出したのは、帝を政に戻すために新しい女御をと言うものでした。その不満を実資は家で妻の桐子にぶちまけ、桐子は日記に書きなさいとまたも勧めます。実際この人は『小右記』を残すわけで、その意味ではかなりの功労者であり、世の中のことを日記に書き記す、その具現者であることを強調した描き方になっています。

さて帝、花山天皇です。薬湯がまずいと言っています。それで思い出すのが、昨年の家康も薬湯が苦いと言っていたことです。それが後で薬研を使い、自ら薬湯を作ってひとに勧めるようになるのですが…。奇しくもこの帝と家康は、最愛の女性に死なれたという点でも共通していますが、時代背景の違いや立場の違いで、全く異なる人物となっています。そして義懐や実資の話を聞いていた道兼は、何かを企んでいるようです。そして東三条殿でも、もう父はいないものと思っていた詮子が、急に目を見開いた兼家に驚きます。

あと為時の講義ですが、あれは論語の「述而第七の五」でしょうか。

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[ 2024/03/04 05:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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