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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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第8回『光る君へ』武将ジャパンコラムに関するnote記事

では今週もたけたけさんのnote記事からいくつかご紹介します。いつも通り、武者さんのコラムからの引用部分はダークブルーです。


大河コラムについて思ふ事~『光る君へ』第8回~

姫君たちは公任推しか、道長推しか、斉信推しか、それぞれ盛り上がっています。
なんでも公任はおとなしかったとか。
これが彼らしいところで、当人たちは公任の策によって勝ったと振り返っています。
派手さのない知将タイプのようです。

ここではまず第7回で斉信、公任が女性の品定めをして、まひろがそれを耳にするシーンは、元アメリカ大統領トランプ氏の、ロッカールームの男子の様な女性軽視の性的発言は許されないと下劣呼ばわりしているのに、女性たちの男性の品定めについては、盛り上がっているだけで済ませるのかと書かれています。

さらに、これが嫌いな大河であれば、
「『うるさい』『陽キャの祭り』『辛い』と叩き、『ジェンダーが~!ルッキズムが~!』『中国ではこう!海外では許されない!アップデートができていない』とポリコレ論争を繰り広げるのではないですか」
ともありますが、同感です。昨年散々それをやって来ていますし。

で、姫君たちが男性の話題で盛り上がってる最中で赤染衛門が、「道長の弟」直秀がいいと言い出します。人妻なのにと倫子から言われるも
「人妻であろうとも心の中は己だけのものにございますもの。そういう自在さがあればこそ人は生き生きと生きられるのです」
のセリフを吐くのですね。

彼女たちにも処世術はあります。
直秀のような身分の低い男と結ばれても先はないし、そんな男とどこか遠くへ逃げるような度胸もないから、あえて見落とすようにしたのかもしれませんよ。

ここのところですが、そもそも直秀は当時最下層とも言える散楽一座の一員で、打毬の欠員を補うべく入っただけであり、しかも赤染衛門も姫君たちもその事実は知らず、道長の弟であると思っているでしょうといったことが書かれています。また、仮に直秀が下級貴族であったとしても、左大臣家に出入りする身分の姫なら、身分の合わない相手との駆け落ちなどは、どのようなことになるかわかっているともあり、だからこそ赤染衛門の「心の中は己だけのもの」が意味を持つともあります。

これに関しては、似たようなことを私も関連投稿で書いています。しかし武者さんは
「直秀のような身分の低い男と結ばれても意味はない」
と、赤染衛門や姫君が彼の正体を知り、しかも彼と結ばれたいと思っているかのような書き方をしています。無論そんなはずはなく、「あえて」見落とすというのも裏付けがありません。
さらにこの駆け落ちについては、

「余談ですが、『伊勢物語』では在原業平卿と藤原高子(ふじわらのたかいこ)さまの恋が題材にされています。
在原業平卿の祖父は平城天皇、父は阿保親王という血筋でした。
業平卿は美男の誉れが高く女性遍歴も派手な方でした。
しかし、父が政争に敗れ左遷。業平卿も出世コースから外れてしまいます」
と、『伊勢物語』について紹介され、さらに業平が高子のもとに通ってその結果駆け落ちをし、その後高子は入内、業平は東国へ旅に出たことが説明されています。
在原業平といえば『応天の門』を思い出します。いい加減これについても投稿しないと。

人妻であろうとも、心の中は己だけのもの、そういう自在さがあればこそ、生き生きとしていられる。
そう言い切りました!
いいですね。
まるで推し活を語る令和にもビシビシと響く言葉です。
しかし、まひろは聞いてしまった……
男どものゲスなロッカールームトークを。

ここでもたけたけさんは
「女性に対しては『品定め』も推し活、男性に対してはゲスなロッカールームトーク。
ジェンダーやポリコレ価値観をすぐ出してくる割に男女で扱いが違うのはなぜでしょうか」
と書いています。
女性が男性の品定めをするのはいいが、その逆は許せないということでしょうか。また嫌いな大河なら、その女性による男性の品定めに対しても、散々叩いていたと思います。

そして、赤染衛門は文章博士・大江匡衡と結婚していて、おしどり夫婦として知られ、『紫式部日記』によれば、その仲睦まじさから『匡衡衛門』と呼ばれたともあります。

晴れた日には彼の国の陸地が見えると続ける直秀。
彼の国とは「唐」(から・中国大陸)と「高麗」(こま・朝鮮半島)のこと。
おそらく対馬でも見たのでしょう。

たけたけさんによれば、まず「彼の国」には敬意を表する意味もある、そのため西方浄土は彼岸であり、その他『阿弥陀経』にも「彼の仏」、「彼の国」という言葉も出て来るとの由。「遠くの国」という意味もあるようなので、暗に「あの世」を指しているとおかしくありません。

あと余談として、鴻臚館について書かれています。元々は大宰府、難波そして京に置かれていましたが、京の鴻臚館が渤海使節の接待用であり、10世紀中ごろに渤海が滅亡したため廃絶されます。また難波の鴻臚館は、西海道から入京する外国使節専用でしたが、9世紀以降来日が少なくなると、摂津国府に代用されるようになります。そして大宰府。蕃客、つまり来朝している外国人や遣唐使らの宿舎として作られたものの、遣唐使廃止後は、大陸から来た商人の接待をするためのものとなり、検問や貿易などを担当し、11世紀末まで続きます。そして以前このブログでも書いていますが、この鴻臚館の遺構が、1987年に福岡城内にあった平和台野球場から見つかっています。

それから
「晴れた日には彼の国の陸地が見える」という直秀のセリフについて、武者さんが「おそらく対馬でも見たのでしょう」と言っている件です。対馬海峡や玄界灘を隔てた「高麗」の中でも、比較的近い巨済島(コジェ)でさえ、直秀が住んでいたという筑紫から陸地を見るのは無理があり、貿易商人などから、対馬から見た半島の様子を聞いたのを伝聞しているのではないでしょうかともあります。

これについては、私も筑紫というか、今の福岡から肉眼で対馬を望むのは考えられないと書いています。何らかの形で交易船の船乗りとの交流があり、上記のように彼らから聞いた話を伝えているか、あるいは、交易品を見て多少想像を膨らませているのかとも考えられます。

こういう役割の人物を「オリキャラ」だのなんだの貶す意見もありますが、正史に対する庶民目線の稗史(はいし)も重要なはず。

このオリキャラ云々に関しても、たけたけさんはこう書いています。『どうする家康』レビューで、オリキャラである阿月が、お市に代わって浅井長政の裏切りを伝えるために、小谷城から金ケ崎まで走ったことに対し、
「脇役を目立たせたことで松本潤さんが怒った」
と、週刊文春しか報道していなかった、あまり信憑性があるとも言えない記事を鵜吞みにし、勝手に妄想し、中傷していたと。直秀のような一般庶民目線という意味なら、阿月という、1人の侍女の目線もまた大事とありますし、私もこの阿月について、このオリキャラ関連で採り上げています。オリキャラが活躍するのは、武者さんが好きな大河のみではありません。

「女子わかるわかる成分」という語句も理解しがたい。
現在、映像作品の好みを振り分けるアルゴリズムでは、性差を外すことも増えているとされます。
「女の子ならかっこいい男にキュンキュンする!」こういう決めつけは、有害なこともあるでしょう。

武者さんが引用している記事からですが、これについては
「第7回で藤原公任卿の
『藤原公任の脱ぐ姿が映った時、これぞ女性向け大河だと言わんばかりの反応』
『脱ぐ公任を見て、まだときめいていられるかどうか。』
と他人が共感して推し俳優さんを応援し評価することを、
『ジェンダーが~!ルッキズムを許すな!』『役者を脱がすな!』『教育への悪影響が!』『中国ではこう!海外では許されない!アップデートができていない!』
と叩き続けるのに、自分については楽しげに俳優評を語る」とありますね。本人はお気に召さないのでしょうが、ダブスタと言われても反論できないと思います。

そして武者さんの町田啓太さん評についても、
「中国圏のファンの反応にかこつけて実は自分が『かっこいい男にキュンキュンしたい』のではないですか」
とあり、これも同感です。

そしてこういう点についても。

彼(私注・直秀)は、まひろがロッカールームから走り去る後ろ姿を見ていました。

これに対しても
「平安時代なのだから『ロッカールーム』ではなく『控え』など時代に即した表現できませんか」
と言われていますね。

当時、都の人にとって、そこから離れることは絶望的とされました。
確かに出世レースから脱落してしまう。
それでも、案外、気分転換になったのかもしれません。
日本中世史を考える上でも重要に思えます。

この「日本中世史」と言っていますが、時代区分としては平安時代は中世ではなく古代であると言われていますね。武者さんが平安時代を中世と書くのはこれで2度目です。

そして筑紫に行かされる件ですが、本来の大宰帥の仕事はなかなか大変でもありました。都で失脚した貴族が筑紫に行く(左遷ポスト)のは、大宰員外帥と呼ばれていましたが、阿保親王左遷の際に、本人に直接かかわりない事件が発端であったこと、太上天皇の皇子であることから権帥の称号が与えられ、やがて員外帥も権帥も一緒になって行きます。右大臣家の家司、平惟仲も後に大宰権帥となっています。

中国の人とこんなことを話していまして。

「正直言って『マックの女子高生』『ハイキング中のドイツ人』『ボストンの12歳の少年』論法に近く、信憑性に欠けるのですが」と、たけたけさんは反論しています。要は、実在しない会話をでっちあげる時の用法で、この他にも
「関係者がこう言っていた」
「過日こういうことを耳にした」
などというのも、これに類するようです。
そして漢詩の解釈。

 不辞宛転長随手(宛転(えんてん)して 長く手に随(したが)うを辞せず)

ここで武者さんが「リフティングするみたいに」と訳しているが、『宛轉(てん 』とは、ゆるやかに弧を描いて転がる様を言い、打毬もポロも、毬杖(マレット)で毬を掬い取る様に打ち、毬門(ゴール)に入れるというルールであるとたけたけさんの文章にはあります。

転がる毬のことが、なぜリフティングになったのでしょうね。またマレットとは元々槌という意味もあり、マレットゴルフというスポーツもあります。またそれとは違いますが、アイルランドで盛んなハーリングでは、杖の先が広くなっており、その上にボールを載せて運ぶことができます。

あと『独眼竜政宗』関連。

「そうそう『独眼竜政宗』といえば、側室と風呂に入ってムフフ……」
『独眼竜政宗』での政宗公の側室では猫御前が出てきます。
(側室「新造の方」と「飯坂の局」をモチーフとして合わせた女性とも)

この猫午前に関しては、狂言妊娠騒ぎで試し行為をした事はあるものの、ここでも『側室=エロ行為』のイメージしかないのでしょうかとあります。
何と言うか
「側室と風呂に入ってムフフ」
なぜ発想がこちらの方にばかり行くのでしょうね。

あと少し長くなるので割愛していますが、武者さんが叩いた『青天を衝け』の『『天譴論(てんけいろん)』についても反論がなされています(と言うか、嫌いな大河だから誤用だと決めつける前に、ドラマ本編をよく観ていただきたい)。

飲み物-ワインと暖炉
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[ 2024/03/02 02:00 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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