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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『光る君へ』第5回に関する『武将ジャパン』大河コラムについて-2

第5回に関する『武将ジャパン』大河コラムについてその2です。結局今年のこのコラムも、最終ページは嫌いな大河叩きの比重が大きくなりましたね。


この文が直秀経由で届けられ、まだ呑気な乙丸に対し、いとは苛立っています。下人からの手紙だと聞くと、いとは聞かなかったことにします。

「まだ呑気な乙丸に対し、いとは苛立っています」の意味がよくわからないのですが。

この時乙丸は手紙をいとに渡して、まひろに届けて貰うという方法を採りませんでした。いとがまひろの乳母でなく、惟規の乳母だと思ったから、自分で直接渡したと言ったわけで、そのためにいとが怒っているのですね。そこをさりげなく「下人からのものからだったので」と取り繕い、いともでは聞かなかったことにすると言ってその場が丸く収まるわけです。で、まひろはいとに気づかれることなく、道長の手紙を読むことができました。

満月の夜、道長が馬で移動していると、その背中に直秀が乗ります。為時の屋敷にまひろはいない。六条に迎えと告げるのでした。

あれは満月の夜ではなく、日が落ちかけた頃でしょう。しかもただ馬の背に乗ったのではなく、まず築地の塀を踏み台のようにして馬の背に飛び乗り、道長を脅すようにして、六条に向かうように言っています。

それと「迎え」は「向かえ」でしょうか。

命を削ってでも成し遂げ、この国の未来は我らが担うとふてぶてしく宣言する兼家です。
この兼家は、正親町天皇に対する織田信長以上に態度が傲慢に思えてきます。一体なんなのか?
それにしても、光の使い方が抜群にうまいドラマですね。

武者さん、嫌いな大河を引き合いに出さないので代わりに書いておきます。
『麒麟がくる』の正親町天皇に対する信長のみならず、

『どうする家康』の足利義昭に対する信長
『平清盛』の後白河法皇に対する清盛

にもいくらか共通したものがあるかと。権威に対する権力者のイメージですね。

そして光の使い方、別にこの大河だけではありません。
武者さんは嫌でしょうが
『どうする家康』のこのシーン、家康が信長を討つことを家臣に打ち明けるわけですが、灯明皿で全体的に暗い雰囲気で、如何にもものものしさを感じさせました。

どうする家康第26回家康の決意
『どうする家康』第26回

花山天皇の寵愛する藤原忯子のことであり、やつれた彼女に呪詛は効きそうだ。
実際に呪ったかどうかはさておき、兼家の悪意がますます際立つ。円融天皇に毒を盛ったことに次ぐ、悪意の増幅があります。
忯子も気の毒としか言いようがありません。
帝に愛されることは、当時の女性にとって最高の幸せであったはず。
それがこうも肉体を痛めつけられ、呪われるとは……。

弘徽殿の女御のことですが、この当時一族をさらなる高みに押し上げるには、このくらいのことはしたでしょう。忯子が帝の寵愛を受けるということは、兼家に警戒心を抱かせることに他ならなかったわけです。もし皇子を産むようなことがあれば、懐仁親王は東宮でなくなる可能性が高く、その意味では是非とも、彼女の出産を阻止しなければなりませんでした。
これを単なる悪意と言えるかどうか。寧ろ怨念のようなものを感じます。

そして道長がまひろの話を聞き、帰宅して兄道兼につかみかかるシーンです。

咄嗟に兄につかみかかり、几帳ごと倒す。烏帽子まで脱げるほどの暴力ですが、殴られた道兼には不可解な思いがありました。
「父に告げたのは道長ではないのか?」
またミステリが増えます。密告したと思っていた道長は違った。道兼の従者は殺された。では目撃者は誰なのか。
兼家はそれに答えず、我が家の不始末を始末せねばならなかったと言います。
道兼はそのうえで、道長が原因だという。器量の小ささを揶揄されて苛立ったから殺したのだ。

「父上に言ったのはお前ではないのか?」ですね。
で道兼ですが、あの時当時の三郎が父に密告したのかと思っていたわけです。でもそうではなかった。そして従者の件ですが、この時の道兼のセリフには出て来ませんね。確かにあの従者も事件を目撃していたため始末されたのですが。

そして「器量の小ささを揶揄されて苛立ったから殺した」では、まるで揶揄した相手(この場合は三郎)を殺したようです。そうではなくて、むしゃくしゃして馬に乗り、しかもまひろが目の前に急に現れたため、バランスを崩して落馬し、さらに従者が余計なことを言ったため、頭に血がのぼり、この際、何の過失もないはずのちやはを殺めたのですね。

「道長にこのような熱い心があると思っていなかった!」
個性豊かな我が子をとことん利用し尽くす、邪悪な父の笑いです。
道綱への言葉でもわかりますが、使えない奴ははなから期待しない。道長に利用価値があえるとみなしたからこそ、笑ったのでしょう。
悪の黒幕はこの男です。

「個性豊かな我が子をとことん利用し尽くす、邪悪な父の笑いです」
何度も書いていますが、兼家もまたこの世界で生き残るための策を弄していると言えます。そしてお前にこういうところがあるのなら、お前も使えそうだなと言っているわけですね。このような家に生まれたからには、その覚悟をしておけというところでしょう。

そして漢籍なのですが(西晋の左思の『詠史八首』のうちの其六です)

貴き者は自ら貴(たっと)ぶと雖(いえ)ども
之(これ)を 視(み)ること埃塵の若(ごと)し
賤しき者は自ら賤しむと 雖(いえ)ども
之(これ)を重んずること千鈞の若(ごと)し
貴族は自分を尊いと思うが、
彼からすれば塵芥としか思えない。
賤しいものは自らを賤しいものとするものの、
彼はそんな人々のことを千鈞の重みを持つものとして大事にした。

富んで身分が高い者は、自分自身を尊いと思ってはいるが、
荊軻にしてみればそのような者は、塵や芥のようなものだ。
また身分の低い者は、自身を卑しいと思っているが、
荊軻にしてみれば、彼らにはとてつもない価値があるため重んじた。

「彼」は荊軻(秦王を暗殺しようとした刺客)のことなのですけどね。

直秀は、荊軻になりたくてなれない、そんな世の中の外にいる壮士の気風も感じさせます。
まひろが彼に「身分なんてどうでもいいと思わないのか?」と問いかけたのは、そんな何かを感じ取ったからかもしれません。
変えたい気持ちがあるけど、そうはできない。そんな世にある空気をまひろが掬いとり、刃ではなく筆で切り付けるとすれば、それは革新的なことに思えます。

この直秀はアウトロー的ではありますが、暗殺者になりたいのかと言えば、それもまた違うような気がします。何度も書くようですが、同じ毎熊さんが昨年演じた大岡弥四郎の方が、寧ろ反骨心という意味ではそれに近い気もします。まあ、こちらは武田に通じてしまっていたわけですが。

そして変えたい気持ち云々ですが、何だか革命幻想といった感じですね。一応『源氏物語』は『伊勢物語』からヒントを得たとは言われています。

そして「誠意ある創作を求める」とあり、

大河ドラマを主に見ている自分としては、ドラマ制作における誠意の問題のように思えます。
(中略)
大河ドラマは過去の歴史を描きます。
ではそんな問題提起を排除していいのかというと、そういうことではないでしょう。

とあります。「そんな問題提起」というのは、その前に武者さんが現代ドラマを引き合いに出し、「ドラマ化することで問題提起し、楽しめるだけでなく、社会を良い方向にできれば素晴らしいことです」と主張していることに端を発しているのですが、とどのつまり、好きな大河をほめて嫌いな大河をけなすことに終始しているようにしか見えません。

特にひどいのがやはりと言うか、昨年あらすじすらろくに書かなかった『どうする家康』。ここを見る限り、昨年のこのコラムと何ら変わるところはありません。例によって某週刊誌の記事のみを基にしたバッシングが延々と続きます。しかも同じような表現が何度も出て来る。

番組制作の裏側が放映され、主演が脚本に意見を述べるシーンが流されるほどで、文春砲を否定するどころか、その内容を補強してしまうような状況もあった。

『もうひとつのどうする家康』ですか?今後の展開についての古沢さんと松本さんの打ち合わせですね。

脚本家も「歴史はフィクション」だと言い切ってしまう。自分の創作センスが大事で、史実はむしろ邪魔だと言いたげなことを語っておりました。

『歴史は勝者の記録』とは言っていましたけどね。あと史実で言うのなら、『光る君へ』でまひろと道長が出会うのも、もちろん史実ではありません。時代考証の倉本氏のコメントです。

「あまりにも史実に反しているストーリーはやめてほしいと考証会議で言っているのですが、受け入れてもらえない場合のほうが多いので、一応言うだけ言ってはおくという立場を取っています。史実がどうだったか分からない部分を創作するのは自由ですが、史実が分かっているにもかかわらず、それに反した描き方をするというのは良くないですからね」
(東大新聞オンライン)

「ドラマとは違い、史実ではふたりの出会いははっきりしません。道長と紫式部の父為時が親しかった可能性はあります。為時からうちの娘は賢いと聞いていたかもしれませんが、あくまで臆測です」

(serai.jp)

そしてこれも置いておきます。

もっと真面目にドラマ作りと向き合うことをして欲しい。
ドラマを作る人を守るためにもそうあって欲しい。切実にそう願っています。

その、真面目にドラマ作りをやっていたであろう人を、ゴシップネタを基に散々けなし、守られるべき製作スタッフやキャストを攻撃するようなことを書いていた武者さんに、このようなことを言われても全く腑に落ちません。
貴方がするべきことは、2021年と2023年に自分が書いたことをもう一度省みることでしょう。

はっきり言って、この家康叩きが書かれている5ページ目の大半は必要なのかとさえ思います。

ちなみに私は今年も『家康』の録画を観ています、あと放送から10年ということで『軍師官兵衛』も。やはり武士や戦も観たくなりますから。

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[ 2024/02/08 01:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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