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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『どうする家康』第48回「神の君へ」あらすじと感想-3

第48回その3、いよいよフィナーレです。


岡崎城内では、皆が忙しそうに立ち働いていた。信長の姫など要らん、祝言など挙げんと逃げ回る信康を、登与や侍女たちが必死に追いかけ、着替えさせようとしていた。姫様はこちらへ向かっておるのかと尋ねる家康に、元忠はのんきなことを言っている場合ではござらん、大変でござると真剣な表情になり。親吉は池の鯉が…と言いかける。それは信長から贈られたものだった。

美濃攻めの陣中から木下藤吉郎が運んで来た鯉は、両家の絆と繁栄の証ということで、信長が自ら選んだものだった。鯉は大中小の3匹で、大きいのが信長、中くらいのが家康、そして一番小さいのが信康を表していた。その鯉がいなくなってしまったのである。家康は藤吉郎の言葉を思い出した。
「万が一、鯉の身に何かあったら、そん時ゃあど~なるか…わしゃ知らんで…気ぃつけや~せ」
そう言って藤吉郎は花を渡した。

なぜよう見張っておかぬかと家康は声を荒げる。大久保忠世が探しているらしかったが、その忠世が差し出したのは、身をきれいに削がれて骨になった鯉だった。誰かが食べてしまったようで、酒井忠次、石川数正も深刻にことを受け止める。その時渡辺守綱が入って来る。織田の使いが来て、花嫁の五徳はもうすぐ到着するだけでなく、信長も同行しているらしい。

贈った鯉を見るのを楽しみになさっているそうでと守綱は言い、家康は余計に落ち着かなくなった。家康は母於大にも尋ねてみる。於大は誰か知っておるかと女たちに尋ねるが、誰もいなかったとの答えが返って来る。しかしそこには笄が落ちており、それには本多と刻まれていた。家康は本多忠勝を問いただすが、忠勝は夕べ榊原康政と槍の稽古をしていただけだった。

確たる証があると、家康は笄を差し出すが、俺が笄を落とすような間抜けとお思いかと忠勝は答え、康政も本多家は平八郎だけではござらぬと言う。さらに康政から、そう言えばのんべえ殿と夏目殿は、ゆうべ遅くまで酒を飲んでいたと聞かされ、のんべえ殿こと忠真と「夏目広信」を探した家康だが、夏目は「広次」にございますと答える。しかし広次と忠真の肴はあぜ豆だった。

忠真に至っては寝入ってしまっており、笄を見せても水を飲みに行っただけ、わしはもう酒を断ったんじゃと、家康と親吉を間違えてつかみかかる。しかも仲裁に入った広次を忠勝と間違えて、また眠ってしまう始末だった。しかし広次はそこで鯉に目がない人物、つまり鳥居忠吉の名を挙げる。忠吉はいくら自分でもあの宝物を食うたりはいたひまへん、多分と言うが、自信がなさそうだった。

物覚えが悪くなっていてあやふやな態度の忠吉に、家康は刀を抜き、成敗しようとする。ついに「食うた」と忠吉が言ったところで、織田家の到着となり、忠吉は誰かが首を差し出さねばならぬのなら、この老いぼれからと背中を向ける。他の家臣たちも成り行きを見守るが、結局家康は、大事な家臣と鯉を引き換えにすることはできなかった。

忠次や数正が今後のことを尋ねるが、正直に言うしかない、逆鱗に触れたら、そんな相手ならこっちから縁組みなど願い下げじゃと家康。では鯉を食うてもお許しくださるのでと尋ねる忠吉に、家康は答える。
「鯉は所詮鯉。食うて何が悪い」
途端に家臣たちの緊張がほぐれて笑顔になり、忠次が、そのお言葉待っておりましたと楽し気に言う。

於大もよう申したと言い、女たちに殿からお許しが出たぞと声をかける。彼女たちは鯉の洗いを持って現れ、登与が、これで晴れて鯉が食べられますなと言い、周囲が笑い声に包まれる。何が宝物じゃ、ばかばかしいと忠勝は言い、康政に至ってはこう口にする始末だった。
「信長にこびへつらうならまだしも、信長の鯉にまでへつらっていられるか」
さらに鳥居元忠は言う。「大事にしたってどうせ死ぬんじゃ。さっさと食っちまったほうがええわ」

結局のところ、皆は家康を担いだのだった。ほんの戯れでございます、お許しをと広次。戯れで済むか、今から信長に謝るのはわしなんじゃぞと言う家康に、忠次は、美濃攻めで忙しくここに来られるはずがないと告げ、家康は安堵の表情となる。主君を一同でからかうとは、何という家臣どもじゃとの家康に、それがひょのと家中のよいところじゃと忠吉。

あのまま手討ちにしたらどうするつもりだったんじゃとの言葉に、さようなことはなさらぬと信じておりましたと康政。皆、殿というお人とそのお心をわかっていると忠勝。家臣たちが次々と礼を述べる中、家康は涙を流し、床に座って心より感謝申し上げると述べる。年老いた家康もまた座り、一礼するような姿勢を取った。その時
「お幸せでございますな、殿」
の声が聞こえ、瀬名が現れる。

わしは幸せ者じゃなと家康は涙をこぼしつつ笑う。老いた家康もまた涙を流しつつ座っていた。

岡崎城。2人の婚礼を祝ってえびすくいが披露される。その様子を見ながら、瀬名はまるで戦などないみたいと言い、家康は、わしがなしたいのは、今日この日のような世かも知れんなと言う。

「是非ともあなたが作ってくださいませ」
「わしには無理じゃろう」
「フフ…ただの白兎ですものね」
「ハハッそうじゃ。フフフ…だが、この者たちを見ていると、いつの日かそんな世が来るような気がするのう」
「まことに…」
「わしは信じるぞ。いつかきっと、そんな世が来ると」
「フフ…はい」
「いつか、きっと…」

2人の目の先には、高層ビルと東京タワーが立つ現在の東京の姿が見えていた。


このパート3、大部分が鯉と婚礼の話なのですが、同時にここで家臣たちを再登場させたと言えるでしょう。そして家康に対する家臣の「ありがとう」、家康からの「感謝申し上げる」は、元和2年時点での家康の心境であるかと思われます。実際この後、多くの犠牲を払いながら、家康が理想とした世の中は実現を見ました。そしてこの家臣たちは、渡辺守綱を除いて、すべて家康に先立っています。

もちろん瀬名と信康もしかりでした。瀬名がここで「あなたが作ってくださいませ」と言うのに、この後の築山での会合がダブります。家康の戦無き世作りを支えたのは、既に亡き人となっていたこの正室でした。ところで家康のセリフ
「わしには無理じゃろう」
 ↓
「いつの日かそんな世が来るような気がするのう」
 ↓
「わしは信じるぞ。いつかきっと、そんな世が来ると」
と、徐々に変化して行っています。

また家臣たちのセリフに、それぞれのキャラ設定に加え、その後を窺わせるようなものを感じます。忠勝と康政の槍の稽古などは、第44回の年齢を重ねた2人の勝負をほうふつとさせますね。あと守綱役の木村昴さんの声、やはりいいです。この辺り、『葵 徳川三代』で細川忠興を演じた佐々木功(現・ささきいさお)さんを思わせます。

鯉の話が所々出て来ながら、なぜその全貌が明らかにならないのか、あるいは後の方で出て来るのかと思っていたら、やはりその通りだったようですね。あの骨になった鯉、動物が食べたにしてはきれいだから、人間のしわざだろうと思ってはいたのですが…しかし若い家康はまんまと担がれたようで、その点、そして忠吉を殺めようとしなかった点、どちらもこの殿の人間性であると言えます。

そして最終回は、通常初めに来るクレジットが後から紹介され、その時OPテーマが一緒に流れるものですが。今回は、皆がえびすくいを踊っている印象がやはり強かったです。実際巡回展に行った際、感想を書くカードにこの「えびすくい」について書かれており、それだけこの大河でも特にインパクトがあったわけですが、それに応えるかのような終わり方でした。


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[ 2023/12/19 23:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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