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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『どうする家康』第45回「二人のプリンス」あらすじと感想-2

第45回後半部分です。


秀頼が抱く猫を描く千姫。会見も終わり、秀頼は千姫との時間を楽しんでいた。茶々もその様子を見て嬉しそうだった。一方秀忠は夜も眠れず考え込んでいた。秀忠の脳裏を、家康の言葉がよぎっていた。
「わしら上に立つ者の役目は、如何に理不尽なことがあろうと責めを負うことじゃ」
征夷大将軍宣下を受けた時の緊張感、本多正信の「大いなる凡庸」、それらが彼自身を圧迫していた。お江はそんな夫の身を案じる。

慶長17(1612)年、正純は、三浦按針と名を改めたウィリアム・アダムスに、西洋の不思議な機械について尋ねていた。それは時計であり、按針がぜんまいを巻くと動き出したため、正純は驚嘆する。しかし按針は、自分が呼ばれたのは他にも理由があるのではと思っていた。それは大筒だった。正純も、エングランドには素晴らしい大筒があるそうじゃなと言うが、按針は、あれは恐ろしい道具であると言う。

その按針に家康は言う。
「異国同士が商いをして、互いに豊かになるため…。わしも同じ思いだ」
さらに家康は、大筒は戦を防ぐためのもの、大いなる力を見せつければ攻めてくる者もおらんじゃろうと口にし、この要求を呑ませてしまう。そして家康は時計を手にしながら、関ケ原の戦、そして石田三成とのやり取りを思い出していた。
「その乱世を生き延びるあなたこそ、戦乱を求むる者!戦無き世などなせぬ。まやかしの夢を語るな」

その時来客がやって来る。何をやっておると訊かれ、時を刻む道具だそうじゃと答える家康。来客は、子供の頃からそういうことが好きであったなあ、木彫りで生き物や人形を夢中で作っておったと昔を懐かしむうように言う。あの頃のわしを知っておるのは、今やあなただけじゃと家康は立ち上がる。この来客とは今川宗誾、かつての氏真だった。没落後は家康の庇護下にあり、妻と悠々自適の生活を送り、歌を嗜んでいた。

歌とは奥が深く、技やしきたりに果てがなく、どこまでやっても極められんと宗誾は言う、家康には羨ましい限りだった。その宗誾は、いつかあなた様のように生きたいと言う家康に、まだ降りるな、そこでまだまだ苦しめと言ったことを思い出していた。
「だがまさか、これほどまで長く降りられぬことになろうとはなあ」
宗誾は言い、さらにこう続ける。
「だがあと少しじゃろう。戦無き世を作り、我が父の目指した王道の治世、お主がなしてくれ」

しかし家康は答える。
「わしには…無理かも知れん…」
お主は成長した、立派になったと言葉をかける宗誾を家康は遮るかのように、成長などしておらん。平気で人を殺せるようになっただけじゃと言う。そして家康は問いかける。
「戦無き世など来ると思うか?一つ戦が終わっても…新たな戦を求め集まる者がいる。戦はなくならん。わしの生涯はずっと…死ぬまで…戦をし続けて」

そう言って涙を流す家康を、宗銀は弟よと抱きしめる。弱音を吐きたい時は、この兄がすべて聞いてやる、そのために来たと言う宗誾。そしてこうも言う。
「お主に助けられた命もあることを忘れるな。本当のお主に戻れる日もきっと来る」
宗誾は家康の手を取る。2人の傍らで、時計の音が響いていた。

秀頼は二条城での会見後、豊臣家の威光を復活させる大事業を進めていた。京大仏の再建は秀吉の悲願であり、その十七回忌に開眼供養ができることを、父も喜んでいるに違いないと秀頼。片桐且元はその開眼供養に、諸国の大名や公家、商人に至るまで招待すると提案する。もちろん徳川様もと、千姫の方に目を向けつつ話す且元。しかし大野治長は旭日の若君と、齢70を超える老木では、時がいやおうなく勝負をつけましょうと茶々に話す。

老木さえ朽ち果てれば、あとは凡庸なる二代目、比べるまでもないと治長は言う、その「凡庸なる二代目」、秀忠は家康に、開眼供養はどうにかしてくだされと直訴する。秀忠は豊臣の威光がよみがえるのを恐れていた。正信にもそう申しておるのにと秀忠は言うが、正信は、立派な大仏を作っとるだけですからなあととりつくしまもない。また阿茶局は、迂闊に動けばかえって徳川の評判を落とすのでは、堂々となさっているのがよいと忠告する。

正純も、諸国の大名は秀忠に従うよう誓紙を取り交わしていると言うものの、秀忠はそんなものが何の役に立つと言葉を荒げ、家康に世間ではやっている歌をご存知ですかと尋ねる。それは
「御所柿はひとり熟して落ちにけり 木の下にいて拾う秀頼」
という歌だった。正信がその歌について、仰々しい口調で説明をする。正純はこの歌に怒り、秀忠は自分の名はこの歌に出て来ない、取るに足らぬ者と思われていると悔しそうだった。

秀忠はもし家康がいなくなり、自分と秀頼の戦いになったら自分は負ける、負ける自信があると断言する。さらに秀頼は織田と豊臣の血を引く者、自分は凡庸なる者で、父上の優れた才も受け継いでいないと如何にも自信なさげで、家康がいなくなるのを恐れているかのようだった。そんな秀忠に家康は、そなたは私の才をよく受け継いでおる、それは弱いところであり、弱さをそうやって素直に認められるところじゃと家康は言う。

自分もかつてはそうであったが、戦乱の中でそれを捨てざるを得なかった、捨てずに持っていた頃の方が、多くの人に慕われ、幸せであった気がすると続け、わしはそなたがまぶしい、それを大事にせいと言葉をかけ、またこうも言う。
「戦を求める者たちに、天下を渡すな」
そして王道と覇道とはと尋ねる。
「徳をもって治めるが王道、武をもって治めるが覇道、覇道は王道に及ばぬもの」
秀忠がそう答えると、家康は顔を近づけてこう言い聞かせる。

「そなたこそが、それをなす者と信じておる」
さらに家康は秀忠の肩に手をやり、わしの志を受け継いでくれと言う。秀忠は涙ぐみつつ出て行き、正純もまた退室した。時計の音が聞こえていた。一方大坂では、秀頼が家臣を相手に、たんぽ槍で槍の稽古をしていた。治長は呆気なく負けてしまい、手加減してはおらぬだろうなとの茶々の言葉に、槍も囲碁ももう敵いませぬと答える。さらに治長は逸材をお育てになられましたな、今は亡き乱世の名将たちを思わせまするとまで言う。

「惜しいのう…」と茶々。柿が落ちるのをただ待つのでなく、家康を倒して手に入れてこそまことの天下であろうと茶々は治長に尋ねるが、その時且元がやって来て、鐘の銘についての意見を茶々に具申する。大仏と共にお披露目する梵鐘のことで、茶々は銘の案に目を通す。その一枚に目を止めた茶々は、面白い、面白いのうと口にする。

この銘のことで、家康近辺はちょっとした騒ぎになる。その銘には「國家安康 君臣豊楽」の文字があり、これは家康の諱を2つに切り刻み、豊臣こそが君であると取れた。江戸から秀忠と金地院崇伝、そして林羅山も駿府に駆けつける。そなたらの意見を聞きたいと家康。また正信はとんでもない一手を打たれたようで、上手に少しずつ力を削ぐということは、もはやできませんな、恐らく避けられませぬと言う。とうとう戦かと、家康は苦渋に満ちた表情を浮かべる。


豊臣の威光が増し、秀忠は自信を失って行きます。父の才も受け継いでいないと言う秀忠に、家康がかけた言葉は、そなたは自分の才を受け継いでいる、それは弱さであり、その弱さを素直に認められるところであると言います。その家康もまた、兄事する宗誾、かつての氏真から、弱音を吐きたい時は自分に言え、お主に助けられた命もあると言われていました。そしてこういう形のつながりは、秀頼や豊臣家には見られないものでした。

その秀頼も大仏を再建しており、また武芸にも秀でていました。しかもこの時稽古の相手となった治長は、かつて既に老齢である家康がいなくなれば、あとは凡庸な二代目、くらべるまでもないと言ったこと、さらにこの時、乱世の名将を思わせるなどと口にしたことから、「柿が落ちる」のを待つ茶々はじれったさを感じてもいたようです。そして梵鐘の銘の案を渡され、これは面白いと一計を案じたような顔をします。

「面白い」というと、『ガリレオ』の湯川先生をどうも想像してしまうのですが、それはさておき。つまり茶々は、あの「國家安康 君臣豊楽」案を、戦を起こすためにわざと選んだとも言えそうですし、実際挑発したという説もあるようです。しかしこれで徳川方は、金地院崇伝や林羅山までが呼ばれることになります。

さて前出の「柿が落ちる」、
つまり
「御所柿はひとり熟して落ちにけり 木の下にいて拾う秀頼」
ですが、この「木の下」は秀吉の元々の苗字であった木下、「拾う」は、秀頼の幼名「拾」に引っ掛けているようです。それとは別に、片桐且元の「桐一葉 落ちて天下の 秋を知る」などというのもありますね。

そしてウィリアム・アダムス改め三浦按針。時計のぜんまいを巻く以外に、彼にはもうひとつの役目がありました。それは大砲を手に入れるというもので、あれは恐ろしいと按針は言います。この当時私掠戦ビジネスの時代であり、またリーフデ号そのものにも大砲が搭載されていたことから、その威力の凄まじさをも、身をもって知っていたものと思われます。

尤も家康は抑止力としてこの大砲を使うことを考えていましたが、、大坂の陣ではこの大砲が火を噴き、その後和睦という運びになってしまうわけです。抑止力としての武器と言えば、『麒麟がくる』の火縄銃もそれに該当するかと思われます。

ところで「二人のプリンス」、秀忠と秀頼のことではないかと思われますが、今川宗誾(氏真)と家康の意味に取れなくもありません。

飲み物-パブのアンバーエール2
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[ 2023/11/28 00:30 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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