fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  その他 >  『三銃士』アトスとグリモーの酒宴

『三銃士』アトスとグリモーの酒宴

気温が下がって来ていますね。体調にお気をつけください。

実は『葵 徳川三代』の関ケ原について書こうかと思ったのですが、前回の『どうする家康』での、岐阜城攻め後の福島正則の飲みっぷりを見て、『三銃士』でワインを樽から直に飲む箇所を思い出したため、今回はそれについてです。とは言え実はその本が今手元になく、フリーで読めるサイトからのものです(江口清訳)。

「けがをしているのか?」と、彼(注・ダルタニャン)はたずねた。「おれがかい? いや、どこもしておらん。ただ、ひどく酔っぱらっている。それだけさ。これだけ精だして酔っぱらったやつはおるまいな。おい、亭主、よかったぞ! おれだけで、百五十本は飲んだにちがいない」「ああ、情けない!」と亭主は叫んだ。「これでご家来がその半分も飲んでいたら、いよいよ身代限りだ」「グリモーは、たしなみのいい従僕だ。あいつは主人と同じものには、けっして手をつけん。樽《たる》からじかに飲んでいた。おや、あいつ、栓《せん》をしめ忘れたらしいぞ。聞こえるだろう? 酒が流れだしている」 ダルタニャンは、声をあげて笑った。

要は、王妃の首飾りを取り戻しにイングランドに向かう途中、三銃士+ダルタニャンの4人が、喧嘩を売られたとか負傷したとかで1人また1人と落伍して行き、最後にダルタニャンと残ったアトスも、居酒屋で撃ち合いになり、最終的にダルタニャンと従卒のプランシェだけが、取り戻しに向かうわけです。

で、2人が無事に役目を果たした後、仲間たちに会いに行くことになります。しかしこの中でも一番真面目そうで、しかも威厳を感じさせるアトスが撃ち合いのあった宿屋の酒倉に立てこもり、しかも従卒のグリモーを武装させて連れて来いと言い出します。そして連れてきたら連れて来たで2人とも酒倉に立てこもってしまい、上記の引用部分のような展開になってしまうわけで、アトスの意外な一面を感じさせるものです。そしてここでグリモーが、樽から直接ワインを飲んでいるという描写があるのですが、小さいサイズの樽なのか、大きなサイズの樽に直に口をつけて飲んでいるのかは不明です。

しかも食料は差し入れさせるわ、酒蔵に主人や従業員が入ろうとしたらピストルをぶっ放すと言われるわで、酒倉には食料があるのに取りに行けず、商売上がったりとなっていたわけです。そして最終的にダルタニャンまで、このアトスとグリモー主従の「酒宴」に加わることになり、今度はアトスは、今度は自分の妻だった女性について冷静に語り始めるわけで、一体どうやって気持ちを切り替えているのか不思議なものです。

これに関して、結構彼らのやっていることが「クズ」だと書かれたnote記事があって、確かにうなずけるものがありました。恐らくこの当時、彼らはおおっぴらに飲みもするし、愛人にしてくれている貴婦人から小遣いを貰って、賭け事に使うということもあったでしょうから、今の基準からは外れるものの、そう珍しくはなかったのかもしれません。
(日本でも戦国時代などはそうでしょうし)

ただ真面目人間風のアトスをここでキャラ変させてしまう辺り、これは作者(デュマ・ペール)の意図的なものでもあったのでしょうか。

飲み物-ワインと樽2
スポンサーサイト



[ 2023/11/13 05:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud