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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『どうする家康』第38回に関しての武将ジャパンの記事について-2

第38回に関する『武将ジャパン』大河コラムその2です。


文禄・慶長の役は兵站がお粗末すぎて、話にならないほどでした。
しかし本作は、兵法における兵站なんて考えたこともないのでしょう。その道でプロ中のプロである石田三成が「殿下は間違ったことないもん!」って言ってますからね。何を寝言ぬかしてんのか。

まず思うのですが、この回に兵站に関するシーンがどれだけ出て来たでしょうか。忠勝が藤堂高虎の水軍のことに触れ、補給路を断たれるリスクについて話したこと、そして半蔵が朝鮮の地では厳しい戦いを強いられていると伝えた時に、兵糧について出てくる程度です。

別に家康が朝鮮に渡るわけでもなく、その意味で兵站がそこまで描かれなくても特に問題ではないのですが、なぜ「本作は、兵法における兵站なんて考えたこともないのでしょう」となるのでしょうね。

そして三成が
「殿下は間違っていない」
と口にするのと、兵站と何の関係があるのでしょうか。たとえば三成が兵站の重要性を説いたにもかかわらず、秀吉がそれを無視し、殿下には従わざるを得ないと苦々しく口にするとか、そういうシーンでもあればまだわからなくもありません。しかしそういう描写はなかったはずです。

武者さんのこの大河に関する姿勢として、最初から必要がない、主人公に関わりがないなどで描かれていない部分を、殊更に取り上げて、スタッフがそれについて触れようとしない、けしからんと言いたがる傾向があります。描かれていない部分よりも、描かれている部分を観るようにしましょう。

あと武者さん、第37回関連で三成もマザーセナ信者などと書いていましたが、彼は寧ろ太閤殿下絶対と言うべきでしょう。

秀吉の強みは、武功ではなく、インフラ整備等に強い人物を登用したところにあらわれています。
それが文禄・慶長の役のように、あまりにも杜撰で無計画な出兵をしたことが、後世、謎とされるところです。
本作に限っては、謎でもなんでもない。制作陣が「兵站」のことを考慮してないようで、その軽視っぷりは絶望的です。

まず秀吉自身は、信長に仕えていた時から武功を挙げ、さらに山崎の合戦や賤ケ岳の戦いなどでも勝利を収めています。
ただし自身が天下人となって以後は、築城や国内統治に力を入れるようになってはいます。

そして文禄・慶長の役、つまり唐入りですが、このドラマでは武士や民をさらに豊かにするために、国外に戦の場を求めたという設定になっています。秀次から天下一統が先と言われ、北条を滅ぼしてそれを実現しましたが、その後鶴松を失ったことで、その野望が膨らみ、無謀な戦を始めることになりました。
しかしそれがなぜ「制作陣が『兵站』を理解していない」ことになるのでしょうか。上の方でも書いていますが、秀吉が兵站を軽んじるシーンでもあれば話は別です。ただ制作側の意図で敢えて描いていないわけであり、それ即ち制作陣が兵站を軽んじているとはなりません。

いい加減「描かれていないこと」をほじくるのはやめるべきですね。

「マザーセナの教え」にも、それは現れていましたね。
徳川武田間で数年間に渡って続いたとされる「鉄砲の空撃ち=戦をしたフリ」が話にならない。
当時の火薬は、海外から原料を調達せねばならない。空砲で無駄にするだけでとてつもない金がかかります。
それこそ金をドブに捨てているようなものであり、数年間も続けるって冗談にもほどがある。
そんな大事な現実すら、本作の制作陣は無視してしまう。そりゃ兵糧の計算なんてできるわけありませんよね。
『パリピ孔明』のスタッフに兵法を教わったらいいと思いますよ。

まず鉄砲の空撃ちですが、実際の第二次高天神城の戦いは兵糧攻めと言われています。

このドラマでは信長には黙って空撃ち合戦をやっていたわけですが、これが信長の知るところとなり、最終的に瀬名と信康が追い詰められることになります。空鉄砲の撃ち合いが何年続いたかはともかく、実戦で弾を消費するのもかなり費用がかかるのではとも思われます。また兵糧攻めをするにしても補給路を断つため、それなりの費用をかけていたはずで、単に空砲を撃つからコストがかかるとも言えなかったのではないでしょうか。

なのにスタッフが悪いから、こんな話にならないことをする、そしてまたマザーセナの教えがおかしい云々。やはりというか何と言うか、武者さんが、真面目にこの大河に向き合う気など全く窺えません。
そしてまた『パリピ孔明』。結局これが書きたいのでしょうが、大河と関係ない作品を、さも何かのように持ち出すのもやめませんか。

また、排泄物から火薬の原料となる硝酸を作っていたという説もあります。

淀殿や秀吉の衣装は、センスが変わりましたね。
突拍子も無い衣装デザインがどこかで批判されたのか、それとも現場責任者の考え方が変わったのか、徐々に変化していってます。
個性は消えました。でも、はなから、こちらでよかったんですよ。
今後は最後までストック衣装でいいです。もう、ピント外れの個性は発揮しないようお願いします。

地色が地味になった分、いくらか落ち着いた印象は受けます。
ただ秀吉の場合、それまでの天下人への階段を上っていて、単に派手好きだった頃と違い、一種の狡猾さや闇の部分が見え隠れしているようにも見えます。茶々もまた若い側室から大人の女、一種の魔性の女になりつつある印象がありますね。
そしてこれは個性と言うより、それによってその人物の置かれた状況を表してるのではないでしょうか。
あと秀吉や茶々の衣装はストック衣装なのでしょうか。

秀吉の唐入りが支離滅裂なのは、史実通りなので仕方ありません。
しかし本作は、それに輪をかけて意味がわかりません。
動機①日本の民のために戦う
→まあ、わからなくもない
動機②朝鮮の民のために戦う
→は? えっ?
動機③明の民のために戦う
→はああああああああ!?
「お前(明)のためにお前を殴る!(=唐入り)」by秀吉

「戦う」ではなくて、「唐を斬り従える」ですね。
秀吉がどこまで知っていたかということになりますが、明と朝鮮の関係もこれには絡んでいそうです。また朝鮮では民心が王から離れていたという説もあります。また対馬領主の宗義智が、朝鮮を服属させるようにとの命を秀吉から受けていたという説もあり、これらのことが入り混じったその結果、このような大義名分を秀吉が唱えたとも取れるでしょう。

秀吉はさほどに狂っている――小うるさいピアノのメロディを背景に、それを表現しているんですかね?
ここまで支離滅裂で頭の中がおかしいと、宇宙から妙な電波でも受信しているんじゃないのか?と思えてきました。
ならばいっそSF時代劇にしたらどうでしょう?

ピアノが小うるさいなら、音を消した方がいいですよ。
そして支離滅裂だ、妙な電波を受信していないか、ならばSF時代劇に…て、その方が支離滅裂に思えるのですけど。

中国では今そのジャンルが隆盛しています。
ただし、SFを描くとなると、逆に時代考証をシッカリしないと、とんでもない世界観になってしまいます。本作のスタッフなら……。
中国の傑作SF『三体』は素晴らしいそうですよ。WOWOWで放送予定のようですね(→link)。

ここは中国ではありません。
日本です。
そして「本作のスタッフ」が作っているのは大河であり、SF時代劇ではありません。勝手に決めつけないこと。

「中国の傑作SF『三体』は素晴らしいそうですよ」
ならば大河でなくそちらの方を観ればいいのではありませんか。

そして所作の汚さとかで

『鎌倉殿の13人』では、義経が政子に膝枕する場面で、何度も指導が入ったそうです。何気ないシーンのようで、かなり大変だったとか。
それに引き換え、今年は指導をしているのでしょうか。
淀殿の膝枕であおぐ場面のぎこちなさときたら、全然リラックスしているように見えないのです。
所作指導は『大奥』にでも取られましたかね。

まず所作指導、花柳寿楽氏が名を連ねていますが、ご存知のようにこの方は日本舞踊家で俳優でもあります。寿楽氏に対して失礼ではないでしょうか。無論他にも、日本舞踊のプロが所作指導を担当しています。
そして茶々(役名は茶々です、淀殿ではありません)が膝枕をするシーン。
「淀殿の膝枕であおぐ場面のぎこちなさときたら、全然リラックスしているように見えないのです」
て何ですか?
「淀殿の膝枕であおがれている秀吉が、全然リラックスしているように見えない」のでしょうか?

しかしあの時の秀吉は、母仲の病状を案じていて、大坂へ一旦戻ると言っていますよね。
そういう時に、果たしてリラックスできるものなのでしょうか。

先日、2025年大河ドラマ『べらぼう』に多くの『大奥』スタッフが参加していると発表され、安堵しました。
同時に、なかなか残酷な宣言にも思えました。
「再来年の大河には、今年の大河スタッフも大勢参加します!」
そんな風に張り切って言われたら、絶望しますもんね。

私はこのスタッフで、大河でも時代劇でもまた観てみたいなと思います。
『大奥』観てないし、来年再来年の大河を1年間観るかどうか、現状ではまだわかりません。
しかし2026年の大河はどうなるのでしょう。幕末かまた戦国か、あるいは南北朝か。

つまり、今年は時代劇制作陣の一軍が『大奥』に投入され、大河では人材が不足しているのでは? なんてことも考えてしまいます。

何だか、随分と武者さんに都合のいい話ですね。そもそも時代劇制作陣というのは何ですか。大河のスタッフは、現代ドラマも担当していますが。

重要場面での説明は駆け足で、気がついたら多くの人が退場している。
ペース配分が無茶苦茶。

「気がついたら多くの人が退場している」
誰と誰ですか?まさか旭と秀長とは言わないでしょうね。既にその予兆はあったのですから。
「ペース配分が無茶苦茶」
どの配分が無茶苦茶なのですか?
何だか、取りあえずこう書いておけば、批判らしく見えるといった印象が半端ないです。

そうかと思ったら、どうでもいい話が引っ張られたりするのが本作の特徴ですが、今回の放送でその最たるシーンとなったのが大政所の場面でしょう。
秀吉の母・大政所と、妻・ねねの会話。
要するにこれは、彼女らの卓越した演技力に頼りたいからなのでしょう。
誰がどう見ても「お上手」としか言いようがないですが、せっかくの演技も陳腐な脚本と演出、BGM、安っぽいセットで、ドラマの完成度としてはどうにもなりません。
つくづく最高の素材を台無しにする作品です。

「つくづく最高の素材を台無しにする作品です」
これも最近やたらに登場しますね。そして
「陳腐な脚本と演出、BGM、安っぽいセット」
何でもいいから叩いておこうと言うことなのでしょうか。何だか投げやりだなと思います。

そして大政所と寧々(ねねではありません)の会話、息子の今後を案じ、自分に責任があると言いつつ死んでいく大政所仲もそうですが、そのことを秀吉に伝えつつ、たかが百姓の小せがれが身の程をわきまえよと、仲の代わりに叱る寧々のシーンも、無謀な唐入りをたくらむ秀吉を描くうえで、かなり意味があるのではないでしょうか。


飲み物-ポーターとクルミ
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[ 2023/10/12 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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