ワールドカップ関連です。
まずフィジーとジョージアの試合です。
前半立ち上がり、ジョージアはトライを狙うもののフィジーのディフェンスに阻まれます。しかしフィジーの反則で前半4分にペナルティゴール(PG)、これでジョージアが先制。フィジーも14分に、ジョージアの反則でPGを狙うも決まらず。フィジーは相手陣深くまで入りますが、ジョージアがよく守って得点できず、逆にジョージアが2度目のPGを得ます。これで0-6。フィジーは再三ジョージアゴールを脅かすも、ジョージアがよく耐えて得点に結びつけられない状態が続きます。
そして30分、ジョージアはまたもPGのチャンス。0-9。ジョージアがコントロールしている感のあるこの試合、39分にジョージアはトライを決めるもののこれは認められませんでした。スコアは動かないままハーフタイム。後半の1分に、フィジーのラドラドラ選手にイエローカード。フィジーに取って厳しい時間帯が続きます。しかし後半10分、1人少ない状況ながら相手陣深く攻め込みトライで初得点。その後15人に戻ったフィジーは、ジョージアの反則で後半24分にPGを決めて10-9、さらに25分にフィジーのディフェンスにより、ジョージアにペナルティ。
ここでHIA検査(脳震盪や頭部外傷のチェック)のため出ていたジョージアのミカウタゼ選手が戻ります。そして27分、フィジーはジョージアのディフェンスを縫うように走り抜けてトライ。17-9。既に70分台半ば、時間稼ぎをしたいフィジー。しかし後半39分にテュイソバ選手のバンカー判定。ジョージアはPGを返し、さらにトライを狙おうと猛攻を仕掛けます。しかしそれを何とかしのいだフィジーが、2位通過への望みをつなぎました。
恐らく、今大会の名勝負に数えられる試合でしょう。ジョージアは大善戦でしたが、どちらかと言えばフィジーの方が、わずかにモチベ―ションが高かったようにも見えます。しかし後27分の相手を抜き去ってのトライは、如何にもフィジーらしさを感じさせるものでもありました。
そして豪州とポルトガルの試合。
今シーズンあまり振るわないと言われる豪州(ワラビーズ)ですが、3分にドナルドソン選手がPGを決めて先制。しかし果敢に攻め込むポルトガル。そして11分、マイボールスクラムからの展開でポルトガルのトライ。その数分後、トライを挙げたビッテンクール選手が危険なプレイでバンカー判定となります(最終的にイエローカード)。再びPGを狙う豪州ですがこれは外れます。そして18分、相手陣に攻め込んだ豪州がトライ。コンバージョンも決まって10-7とポルトガルをリードします。
さらに豪州は、反則からまたもポルトガル陣に攻め込み、モールを押し込んでポレクキ選手がトライ。さらに25分にもトライで、これで24-7とします。ポルトガルもよく攻めるものの、追加点がなかなか奪えません。36分にトライかと思われたものの認められず。結局前半の残り、スコアは動かずハーフタイム。そして後半、ポルトガルが豪州を攻める中、その豪州のマクライト選手がトライ。コンバージョンは決まらず29-7。しかし点差が広がっています。豪州ゴールの前まで攻め入るポルトガル。その後戻されますが、ポルトガルはなおも積極的に展開します。
その後ポルトガルは2本目のトライを奪うもののこれは認められず。一方豪州は後半に2人の選手がイエローカードで、2人少ない状態となります。何とかトライがほしいポルトガルが2本目をゲットしたのは後半29分、この時豪州は14人でした。そして32分、再び15人に戻った豪州は、33分にコロインベテ選手のトライ。これで34-14。コンバージョンは逸れたものの、豪州が20点のリード。ポルトガルも攻め込む意志を見せるものの、後半40分となり、ボーナスポイントを得た豪州が勝って2位への望みをつなぎました。
タイトルにもあるように、このプールCの順位争いも、ウェールズは確定的ではあるものの、それ以外がまだはっきりしない状態です。豪州はこれで勝ち点を11としますが、フィジーはジョージアに勝って勝ち点を10としています。そしてこの予選リーグの最終戦で、フィジーがポルトガルに勝てば、ボーナスポイントなしでも14となってウェールズと並び、2位が決定するという状況です。尤もプールD以外は、かなり順位争いは熾烈になっているようですが、これは改めて。
ところでコロインベテ選手がトライというのは嬉しいですね。ワイルドナイツ所属で、日本ではおなじみと言っていい選手です。
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