では今回もtaketak39460607さんのnote記事のご紹介です。それからすみません、『どうする家康』第37回のあらすじと感想はこの次になります。そして『武将ジャパン』関連コラムからの引用部分は、一部文字色をダークブルーにしています。
大河コラムについて思ふ事~『どうする家康』第36回~
https://note.com/taketak39460607/n/nc929cff716b5
『麒麟がくる』であれば、閨怨(けいえん・寝室で夫の不在を嘆く妻という意味・出征兵士の妻が嘆くテーマは定番)の漢詩でも引いてきたでしょう。
このドラマにそんなことを期待する方が悪いんですかね。
これに対してtaketak39460607さんは、
「2人の子供を育てるのに『独り寝の寂しさを怨む』ような状況になるでしょうか?」と疑問を呈し、「シチュエーションや背景が違うところに漢籍知識を引用しても人物の気持ちに沿わないと思いますが」と反論しています。
そもそも武者さん、ここでも『麒麟がくる』を叩き棒にしたくて、無理やりこういう漢籍を引っ張り出して来ている印象がありますね。
そして私もこれについては関連投稿に、このtaketak39460607さんの記事を引用して書いていますが、筆の持ち方についてです。
衣装のセンスもしょーもないし、筆の持ち方もおかしいし、1ミリたりとも見応えナシ。
これに対しては
「何度か同じことを書いていますが(数えたところ4度目ですね。またですか?)、筆の持ち方には『人差し指と中指を筆にかける双鉤法』と『人差し指を筆にかける単鉤法』があります。於愛さんの日記を書く手元を見る限り、人差し指を筆にかける『単鉤法』ですね。かな文字や細かい字を書くのに適しているそうです」
「基本的な筆の持ち方が2種類ある事は調べれば出てくるのですが」
実際「筆の持ち方がおかしくない」にもかかわらず、おかしいおかしいと叩きまくるから反論されてしまうのですけどね。しかも、自分が好きな朝ドラでも、似たような持ち方をしていると言うのに。
北条氏直には娘が嫁いでいるとか、真田に納得させるとか、脚本家が勉強して辻褄合わせをしている感が漂っています。
そしてそこへ氏政が歩いてやってきて、今度は北条の立場を説明セリフで語る。
とにかくもう、立ったまま説明セリフの繰り返しでシンドい!
こちらに対しても
「天正壬午の乱後の北条家との和睦の証として上野・沼田の安堵を打診され、お葉さんの娘・督姫が北条氏直公に嫁ぎました。(これは『どうする家康』30話で描かれています)」とあり、さらに第35話で、真田昌幸が沼田を渡すことを拒否し、さらに徳川の真田への信用の証として、家康の娘または養女を輿入れさせることを検討したことにも触れられています。
しかし北条は上洛しない、おふうが徳川を信じてくれと夫氏直を説得するも、氏直の父氏政が、沼田問題を持ち出して徳川を約束を果たしていないと言う。こういった点がすべてこのnoteで指摘されています。
さらにそのうえで
「『説明セリフの繰り返しでシンドい』と言いますが数話にわたって徳川・北条・真田の沼田問題をめぐる動きを描いているのに貴方が聞いていないから辻褄合わせに見えるのでは?」
とありますが、同感です。
特にこういう部分、武者さんがちゃんとドラマを観ていないと思われる所以でもあります。そして何かと言えば
説明セリフ
辻褄合わせ
しかも妙だなと思うのが、武者さんは好きな大河(麒麟がくる、鎌倉殿の13人)でも、ちゃんと観ていないのではないかと思われる記述があるのですが、それに対しては説明セリフとも辻褄合わせとも言わないのですね。
そして例の「ビッグモーター」の件。
そのわけのわからない部屋で、寧々は不倫をテーマにしたWeb漫画広告セリフみたいなことを言う。
ビッグモーター秀長がフォローしても、嘘臭いとしか思えない。
これも当然ながら
「ビッグモーター事件は佐藤さんの所属事務所によると7月21日付でビックモーターとの契約は解除されてCMを降板しています」と指摘されており、
「『タレント本人に罪は無いとか、いやいや事務所を通していたら同じだとか、賛否両論は色々と聞かれますが、とにかく不祥事のイメージがこびりついているのだけは間違いありません。』と貴方は前回言っていましたが、タレント側に非がない企業側の不祥事にいつまでも粘着し無関係になったタレントを理不尽に中傷し続けるのは名誉棄損になると思います」
と反論されています。
それからこれは、武者さんにこのような文章を書かせている武将ジャパンに対してですが、
「そして武将ジャパンは執拗に無関係・無実のタレントを中傷し続ける所属ライターを商用ブログで言いたい放題で野放しにするのですか?」
ともありますね。
あと
「屋根が全くない、木造の廊下」が日本の天候を踏まえていないという点も、
「日本家屋には『広縁』と『濡れ縁』があります」
とちゃんと書かれています。
(ちなみに私はくれ縁と濡れ縁と書いていますが、奥行きが幅広いくれ縁のことを広縁と呼びます)
それから
千代がまた出てきた!
こんなカルト臭い女を出さないで欲しい。
穴山梅雪と一緒に討たれた設定で良かったでしょうに、一体どんな需要でしょうか。
とありますが、これに対しても、
「武田滅亡後、実家馬場家の領内である教来石に潜伏し、その後彦さんに匿われているのですが、どうやって堂々と伊賀越えの際穴雪さんに同行できるでしょうか?」
と反論されています。
尚この千代が馬場信春の娘とされている件に関しても記述がありますが、長めなのでここでは割愛させていただきます。興味をお持ちの方は上記リンクからアクセスして読まれるといいでしょう。なかなか興味深いです。
しかし千代がカルト臭いだの、穴山梅雪と一緒に討たれたらよかっただの、本当に主観丸出しだなと思います。
他にも於愛の胸の押さえ方、息遣いの粗さがわざとらしいと書かれている点にも、
「胸部には、肺、心臓、食道などが存在し、特に肺や心臓の疾患は胸痛を伴うことが多いそうです。
於愛さんはときどき胸の痛みが現れ、動悸息切れなどもあったようですが。
貴方は人が急な病気で苦しんでいる時に『こんなわざとらしい「ハァハァ」はホラーギャグ漫画』『わざとらしい胸の押さえ方も酷かった』と嗤っていられるような心無い人ですか?」
とありますね。
また胸痛には、自律神経失調が原因というのもあるようです。この場合も息遣いが荒くなるようで、つまるところ内臓疾患などでなくても、多くの疾病に見られる症状と言えそうです。
それと「真田の忍」の件、そんなに忍とわかる誰かがうろうろしているのかという記述に対しては、それは千代のことであると書かれています。実際こういうのは、ドラマをちゃんと観ていればわかることですけどね。
また秀長が兄秀吉のことを家康に喋る件、悪い兄とわかっていていろいろ勧めているのか、ビッグモーターの社員が街路樹に除草剤を撒いていたような気分なんですかねと書いていることには
「ビッグモーターネタ、貴方それウケていると思ってやってるんですか?
いつまでもドヤ顔で中傷、ものすごく痛々しいです」
とtaketak39460607さんからきっぱり言われています。
武者さん自身は気が利いた表現だと思っているのかも知れませんね。あくまでも、武者さん自身がそう思っているだけなのでしょうが。
その他にも、この大河をゴシップや芸能ニュースを楽しむ気持ちで鑑賞すればいいという記述には、
「歴史系レビューのはずが全く歴史自称に触れず、歴史改変してそれを広めたりし、ゴシップ記事をアップし侮辱しているようですがブーメランですか?」
とあり、
「マザーセナ信仰、バカな女をおちょくる、ババアはちゃんとコケにしてくる」
といった表現も、バカにしていると指摘されています。
他にもかなり色々と指摘または反論されていますが、かなり長くなってしまうので、今回はこのくらいにしておきます。
しかしこのコラム、はっきり言って5ページも必要かと思いますね。『いだてん』までは2ページでしたが、それでいいのではないでしょうか。
何よりも、その5ページで大河に何が描かれており、どのような史料を基にしているかをわかりやすく書いてくれるのなら、それもありかと思いますが、あらすじすらちゃんと書かれておらず、コラムの後半部分はゴシップネタを基にしたドラマ叩き(出演者やスタッフ叩きを含む)と持説展開では、「歴史系ライター」の仕事とはとても言えないでしょう。
スポンサーサイト