ワールドカップ関連です。
まず日本とサモアの試合から。
サモアがPGを得たもののこれが決まらず。その間日本はサモア陣に攻め込んでいい動きも見せ、そして日本ボールのスクラムから展開、最後はラブスカフニ(ラピース)選手のトライで日本が先制します。サモアも日本陣深く入り、チャンスを得そうになるものの、反則もあってなかなか得点できません。その後サモアは前半24分にPGで3点を返しますが、27分に日本もPGで3点を追加。さらに31分、レメキ選手の前進から一気に相手ゴール前に出て、これがリーチ選手のトライにつながります。
サモアはスクラムハーフのタウマテイネ選手がイエローカード。サモアは1人少ない状態ながら、日本ゴールを目指そうとするものの、堀江選手がサモアの選手に顔をぶつけたということでバンカー判定。互いに14人で戦う中、サモアはモールを押し込んでセイララ・ラム選手のトライです。スコアは17-8でハーフタイム。そして後半、タウテマイネ選手が戻ります。しかし後半6分、ベン・ラム選手がバンカーシステムのため退場。日本の堀江選手が戻って15対14。
後半8分。日本がモールでトライ。これで日本は22点、そしてサモアのラム選手は結局レッドカード。日本はその後PGでさらに25点とします。そして後半22分、松島選手のトライは認められず。さらに後半24分、サモアは反撃に出ます。パイアアウア選手のトライ。日本も後半34分にPGを決めるものの、さらなるトライがほしいサモアは37分にリアリファーノ選手がトライ、そして自らコンバージョンを決めて28-22とします。多少危なくなりかけるも、後半40分に日本がタッチの外に蹴り出して終了。
何だか、2019年のスコットランド戦を彷彿させる試合でした。先に日本が大量得点し、後で相手に追いつかれそうになるパターンですね。やはり元NZや豪州代表が入ったサモアは、なかなか手ごわい相手ですが、ボーナスポイントを取れなかったものの、きっちりと勝ったのは評価するべきでしょう。
追記 日本は流選手の欠場が響いたところもありますね。やはりベテランですし、姫野キャプテンのツイッター(X)投稿に「なぎ(流選手のニックネーム)次はユニフォームで」とありましたし。 ( https://twitter.com/teikyo_8/status/1707549687400599945 姫野選手投稿)
それからトライを取りたかったレメキ選手、自ら得点することはできなくても、随所で彼のプレイは光っていました。次節は日本は2位を賭けてアルゼンチン、そしてサモアはイングランドとの試合に臨むことになります。
そしてチリとアルゼンチンの南米対決です。
チリがPGを狙うもこれははずれ。チリのゴールを狙うアルゼンチン(ロス・プーマス)は、この試合100キャップ目のニコラス・サンチェス選手が先制トライ。アルゼンチンはその後もPG、トライを決め、前半23分で24-0とします。しかしその後イスグロ選手がバンカーシステムの判定で、この辺りからチリのディフェンスがよくなります。結局イスグロ選手はイエローカード。そしてアルゼンチンは34分、トライかと思われたもののこれは認められません。
24-0のままハーフタイム、そして後半。5分にアルゼンチンが4つ目のトライでボーナスポイント獲得。チリはなかなか得点することができないものの、相手にプレッシャーをかけようとします。その後11分、チリに待望の初トライ。決めたのはボフメ選手。しかしこれは無効となります。しばらく双方無得点の状態が続きますが、23分にアルゼンチンのトライ。アルゼンチンは27分にもトライで、これでスコアは45-0。
しかしこのままでは終われないチリ。アルゼンチンゴール前のマイボールラインアウトから押し込んでのトライ。しかしその後もアルゼンチンはトライを狙い続け、後半37分、そして79分にトライを追加してこれで59-5。最終的にアルゼンチンの圧勝で、チリは1トライのみを返したのみで、ワールドカップを去ることになりました。アルゼンチンは8日に、日本と対戦することになります。
しかしチリ、もう少し精度を上げてくるのかなと思ったのですが…やはり初出場だとこのようなものでしょうか。尤もチームによりけりで、サモアは初出場(当時は西サモア)で、不調だったとは言えウェールズに勝ったりもしていますが。それとアルゼンチンも南米同士ということで、かなり勢いづいたところはありそうです。お客さんのサッカー風のノリもそれを後押ししていたようですし。
日本が決勝トーナメントに行くには、このアルゼンチンにまず勝つ、できればボーナスポイントを取って勝つことになるでしょう。でないと「ジャパンが歴史を変える」のは難しくなります。 決勝トーナメントでウェールズを倒すくらいは念頭に置いてほしいです。サモアとイングランドはイングランド優勢ですが、サモアが大物食いをする可能性もないとは限りません。ただその場合でもイングランドの1位は変わりませんが。
追記2 日本またはアルゼンチンが4トライ以上で勝って、得失点差がイングランドを上回った場合を除きます。何はともあれ、まず勝とう!!日本。
(2023年10月1日加筆修正)
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