日本時間で29日の早朝に行われた日本-サモア戦は、日本が28-22で勝ちました。ボーナスポイントを取れなかったのが不満と言う声もあるようですが、まず勝ち点4をゲットしたことを喜びたいと思います。そして今後の修正点が、アルゼンチン戦で功を奏しますように。
試合についてはまた別に書く予定です。ところでNHKの録画中継で、超ラグトークに元稀勢の里の二所ノ関親方が出演していましたね。ご本人は、アメフトがお好きなようです。
さてそのラグビー日本代表、2019年大会からジャージーの地模様に吉祥文様をあしらっています。そして今回はフランス開催ということもあり、さらに新たな文様があしらわれています。それは何か、久々にTHE ANSWERから。
「日本人を嫌いになる事は絶対ない」 ラグビー日本代表ユニに隠された開催国への粋な敬意に海外称賛
(THE ANSWER)
実際記事を読まれるとおわかりでしょうが、今回はジャージーの胸の部分に、フランスのシンボルともいえる
「フルール・ド・リス」
を入れているのですね。直訳するとユリの花ですが、実際はアヤメの仲間とされています。このジャージー、今までのジャージーをリサイクルして作ったものですが、このような仕掛けもあったわけです。
フルール・ド・リス(Wikimediaより)
ところでこのワールドカップ、観ているとおわかりでしょうが、週末に試合が集中し、一方で試合のない日もあります。これにはラグビー特有の事情が絡んでいます。
ラグビーはコンタクトの激しいスポーツであり、1週間に2回程度しか試合ができません。そのためまだ決勝トーナメントではないにもかかわらず、試合のない日が存在します。このため15人制ラグビーは、オリンピックの種目に加えられておらず(半月で全日程をこなせないので)、ワールドカップが唯一の世界一を決める大会となっています。
ただし7人制はそれほど激しいスポーツでないこと、試合時間が短いことから、オリンピックの種目に加えられています。
またかつてはワールドカップの期間は一月ないしは一月半ほどでした。それと言うのも、1995年大会までは16チーム参加であり、それだけ日程も短くて済んだのです。しかし1999年大会から20チームとなり、また強豪国以外のチームは過密日程を強いられ、不公平感が強まったことから、次の試合までのインターバルを長めに設定することにしました。このため試合数の割に、日程が長めとなっています。
練習のないオフの日には、選手は観光に出かけたりもしています。これについてはまた機会を改めて書くことにしましょう。
ところで今回代表メンバーに入っている下川甲嗣選手は、高校が修猷館です。修猷館は元々福岡藩の藩校ですが、福岡や北部九州自体、ラグビーマッドと言えるところがあります。ラグビーマッドの定義は人それぞれかと思いますが、他のプロスポーツに交じってラグビーが当たり前に存在し、子供たちのラグビークラブが多いのが1つの目安となるでしょうか。これは関西も同じでしょう。
ちなみに日本の今回のキャンプ地で、2試合を行ったトゥールーズも、フランスの中のラグビーマッド地域と言えそうです。NZ、南アそしてウェールズなどは国レベルでラグビーマッドと言えるかも知れません。フィジーやサモア、トンガなどアイランダーズと呼ばれる南太平洋の国々もラグビーマッドと言えそうです。国レベルでの場合は、ラグビーが国技であることが多いです。
ちなみに代表キャプテンの姫野選手、ラグビーを国技にしたいと語っていましたね。
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