ワールドカップ関連です。今回はまずスコットランドとトンガの試合(第3節)です。
先制はスコットランドでした。しかし前半1分のトライはノックオンと判定され、4分にモールから押し込んで今度は本物のトライ。しかしトンガも相手ペナルティにより、9分にPGで3点を加えます。その後しばらくはそれぞれの攻防が続くものの、後半19分にトンガのソロモネ・カタ選手のトライ。コンバージョンも決まってスコットランドをリード。しかし24分に危険なプレイ(カードはなし)でトンガに反則となります。マイボールとなったスコットランドは大きく左に振って、ファンデルメルバ選手のトライ。これでスコットランドは12点。
前半30分近く、またもトンガ陣深く攻め込んだスコットランドは、ワールドカップ初出場のステイン選手がトライです。しかしコンバージョンは決まらず17点のまま。展開しようとするスコットランドはトンガに阻まれるも、ここでトンガのタウモエペアウ選手がバンカー判定(最終的にイエローカード)で、トンガは1人少ない状態です。さらに38分、トンガ陣でスコットランドが展開し、最終的にロリー・ダージ選手が飛び込んでトライ。22-10となって前半終了となります。後半、スコットランドに反則でトンガは相手陣に攻め込み、タメイフナ選手のトライ。これで24-15。
トンガはなおもトライを狙うもののスコットランドもよく守ります。そしてスコットランドに5本目のトライ。トンガもトライを狙うもののどこか決め手を欠きます。そして後半26分、トンガに反則でトライを取りにくるスコットランド。トンガゴール前の攻防でトンガにオフサイドがあり、スコットランドは6トライ目、38-17。防ぐトンガと攻めるスコットランドですが、36分、トンガのフィフィタ選手にバンカー判定。そしてスコットランドは41分にダーシー・グラハム選手がトライで、最終スコアは43-17となりました。
トンガはフィジカル面では流石と思わされるものの、ディフェンスにはやや難があるようです。一方スコットランドは、大型ウィングのファンデルメルバ選手をはじめ、ステップに定評のあるグラハム選手、スタンドオフでパスとスキルの精度が高いフィン・ラッセル選手などを揃えたのも、プレイのレベルを上げたと言えるでしょう。
そしてこの試合から第4節となります。ナミビアと、今回もセカンドジャージーのウルグアイ。
前回フランスに完封負けした悔しさを、晴らすかのような独走トライで先制のナミビア。さらに相手陣からの展開で2トライ目。これで14-0と好調な出だしです。ウルグアイもトライを狙うもの、相手ゴール前で苦戦が続き、19分に初トライです。しかしナミビアは24分、今度はPGで3点を加えて点差を広げます。負けじとウルグアイも、ナミビアのペナルティにより2トライ目、これで12-17。34分。今度は相手陣に入ったナミビアがペナルティを得てPG。前半はかなり互角と言える戦いの中、12-20でハーフタイムです。
後半2分、ナミビアのPGで12-23。しかし後半7分、ナミビアのクッツェー選手にイエローカード。その直後にウルグアイが右隅にトライで、コンバージョンも決まって、これで23-19と点差を縮めます。さらにウルグアイは、自陣にナミビアが攻め込むもパスを回して再びトライ。これで26点となり、ナミビアをリードします。ナミビアは、キャプテンのウアニヴィ選手がバンカー判定。クッツェー選手が戻ってくるも、1人少ないナミビアは、そのすぐ後にフロンローのセティ選手までバンカー判定となり、人数的に苦しくなります。
後半25分、ウルグアイの攻撃を防ぐナミビアですが、インゴールに飛び込まれてまたも失点してしまいます。しかもセティ選手はレッドカード。逆風の中、ナミビアも何とかPGで3点を返し、これで7点差となりますが、ウルグアイも後半32分にPGを決めて10点差。そのウルグアイも終盤に入って、ドサントス選手がバンカーシステムで結局イエローカード。ナミビアは終盤にも何とか相手陣に攻め込むも、結局勝利はならずでした。一方ウルグアイはこれが今大会初勝利です。
ナミビアは途中までウルグアイといい勝負だと思ったのですが…カードを連続して出されたのも響きましたね。一方ウルグアイ、これまでの善戦がやっと勝利に結びついた感はあります。ただしウルグアイは、この後オールブラックスとの試合が控えています。
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