ワールドカップ情報です。
まずフランスとナミビアから。
先制したのはフランスでした。前半5分に、味方のキックを拾ったプノー選手が飛び込みます。コンバージョンは入らなかったものの、その後はフランスが勢いに乗って攻め、ナミビアは相手陣に入っても戻されてしまいます。前半17分、フランスは3本目のトライ。チャンスを作りたいナミビアですが、反則で自陣に下げられてしまい、またもフランスのチャンスでこれで4トライ目。フランスの速いパス回しに翻弄されるナミビア。防戦一方となるも隙を突かれて得点されてしまいます。
何とか得点したいナミビアですが、フランスは絶えずナミビアゴールをおびやかし続け、ナミビアは攻め込もうとするもいつの間にかフランスボール。前半終了時点で54-0。ハーフタイムのスタッツでは、ナミビアのタックルミスがフランスの3倍で、マイボールラインアウトもあまり取れていません。この点差はこういうところにも原因ありでしょう。そして後半。5分にナミビアのデイセル選手が、フランスのデュポン選手への危険なプレイでバンカー判定。そしてフランスの勢いは衰えず、6分にまたもトライ。
その直後、デイセル選手にレッドカード。1人少ないナミビア相手をフランスは尚も攻め、ナミビアも反撃を試みるも、ディフェンスが組織立っておらずうまく行きません。しかも反則が多いナミビア。後半23分、やっとナミビアがフランスの隙を突いてボールを取るも相手に追いつかれ、逆にフランスにボールが渡ってトライされてしまいます。後半23分で73ー0。そしてその6分後にはフランスは82点。終盤間際になってもフランスは手を緩めず、しかも終了間際には認定トライを得てこれで96ー0。今大会の最多得点更新となりました。
しかしナミビアも、90年代ごろはもう少し失点が少なく、しかも得点できていたチームでした。強化体制のせいなのか、他にも要因があるのか、ナミビアに取っては何とも苦い敗北でした。ところでこの試合、ケガで大会を棒に振ったフランスのヌタマック選手が来ていたようです。
一方ジョージアとポルトガル。実はこの両チームは過去何度も対戦していて、勝ち星ではジョージアが上回っています。
今回も、トライでジョージアが先制。また15分にジョージアはペナルティゴール(PG)を決め、これで10点リード。ジョージアは18分にもトライするものの、これは反則で認められません。攻め込まれるポルトガル、尚も攻め込もうとするジョージア。そして31分、ポルトガルに反則でPG。これを決めて13-0とポルトガルを突き放しにかかります。しかしその直後の34分、自陣からボールを回して攻めたポルトガルのストルティ選手がトライ。この試合初めての得点。ただしコンバージョンは決まらず。
そして36分、ポルトガルのフェルナンデス選手にバンカー判定。1人少ないポルトガルにジョージアがアタック、しかしトライはならず。スコアはそのままでハーフタイムです。さて後半6分。バンカー判定→イエローカードからフェルナンデス選手が復帰。そしてジョージアのペナルティでポルトガルのPG。これは決まって13-8。ジョージアはその後もポルトガル陣に攻め入ろうとするのですが、ポルトガルはボールを回しつつ相手陣に入り込み、インゴール近くへ。ジョージアがしのぐものの、ポルトガルは再び攻勢。その後ジョージアゴール前でPG、これで13-11と点差を詰めて行きます。
後半15分、ジョージアのダイレクトタッチからポルトガルのラインアウト、そしてまたもストルティ選手がトライ。コンバージョンが決まって、これでポルトガルが5点リードします。ジョージアは、攻勢となるポルトガルを何とか止め、相手陣に入るものの決め手を欠く展開です。そのジョージアにチャンスが訪れたのは後半38分、相手ゴール前のマイボールラインアウトからモールで押し込み、最終的にザムタラゼ選手のトライ。しかしその後のコンバージョン、そしてポルトガルが終盤に得たPGはいずれも決まらずに、18ー18の引き分けとなりました。
何が何でも1勝をと意気込んでいたであろうポルトガル。残念ながら引き分けでしたが、勝ち星で上回る相手との引き分けは自信となったでしょう。尚引き分けの場合、勝ち点は2点ずつです。それと自陣からボールを回すのは、元フランス代表のラジスケHCの影響があるのでしょう。
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