まず南アとルーマニアからです。
この試合、ルーマニアはスクラムの強さを指摘されてはいましたが、どうも南アに押され気味になる局面が目立ちました。一方で南アのディフェンスに穴を開けることができず、言っては何ですが、これでは勝つ、あるいは善戦することも難しくはあったかと思います。寧ろ南アの方は、次々に相手インゴールに飛び込んで本領発揮といったところでした。
それとルーマニアを見ていて思ったのですが、トライを取りに行くのがゲームプランではあったのでしょう。しかしせっかくペナルティゴール(PG)を狙えるチャンスがあったのに、狙わなかったのは何とももったいなかったような気がします。3点でも6点でも入れておけば、焼石に水であったとしても、その後の得失点差にも影響する可能性は、なきにしもあらずなのですが…。それとちょっとサポートが遅いような印象がありました。
さて南アは、最終的に途中出場のファフ・デクラーク選手のゴールキックもあり、76-0という圧勝で勝利をものにしました。あと、ルーマニア代表の家族の方がアップになっていましたが、かなり有名な選手だったようです。
それと選手紹介ですが、好きな食べ物まで登場しており、ヴェルブリッツに在籍経験があるウィリー・ルルー選手の好きな食べ物は「焼肉とみたらし団子」と紹介されていましたね。
そしてウェールズとポルトガル。
ポルトガルは先制するかと思いきやPGが外れ、その後ウェールズがトライとコンバージョンで7点とします。ポルトガルも攻撃を仕掛け、ウェールズのウィリアムス選手にイエローカード。1人多いポルトガルは相手ゴール前で得点を狙うもうまく行かず、結局前半ポルトガルは1PGを返したのみ。そして終盤にウェールズが2本目のトライ。コンバージョンも決まってハーフタイム。
後半、ポルトガルはペナルティのチャンスを得るもPGは外れます。そしてウェールズは後半15分に3トライ目。コンバージョンも決まって点差を広げます。その後ポルトガルは相手陣でパスをつなぐもチャンスにならず、後半21分、ペナルティキックからのマイボールラインアウトから押し込んで、これで1トライ。但しコンバージョンは外れました。
しかしその後いい形は作るものの、ウェールズのゴールを割ることはなく、しかも後半36分に、ビンセント・ピント選手が危険なプレイでバンカー判定となり退場(その後2試合出場停止)。ウェールズの方は終盤、相手陣深く攻め込んでのスクラムから4トライ目、これでボーナスポイントをつけての勝利。ポルトガルは1敗です。
ちなみにポルトガルのHC、パトリス・ラジスケ氏は元フランス代表ウィングで、バイヨンヌ・エクスプレスの異名を取る俊足の選手でした。それとJSPORTSの中継の最後の方で、解説の栗原氏がポルトガルを「ワールドカップ初出場とは思えない」と言っておられたようですが、2007年大会以来2度目の登場です。
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