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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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福岡城あれこれ その4(筑紫国と福岡藩にかつて存在した烽火台)

少し前に『風花帖』関連で、霧ヶ岳の烽火台に火が放たれた箇所をご紹介しています。この中では、主人公の印南新六がやったことになっていますが、実際は儒学者の上原与市がやったとされています。

ところで福岡城の公式サイトを見ていたら、このような記事がありました。

福岡城内の足跡(表示石)を訪ねて(その3)~烽火番所跡~ | 【公式】福岡城・鴻臚館
(長いので今回も短縮しています)

福岡城の地には元々鴻臚館が存在し、その遺構が出土したこともあって、この2つが二重史跡となっていることは以前に書いています。そして古代に於いても、この地の周辺には烽火台が築かれていました。この記事によれば664年(天智天皇3年)、前年の白村江の戦いで百済を救えなかった大和朝廷は、唐と新羅の連合軍の侵入に備えて、対馬と壱岐、そして筑紫国に防人と烽(とぶひ)を配置しています。

また水城、大野城、基肄(きい)城などが築かれました。当該記事からこの画像をお借りしていますが、これの青丸で囲まれた部分が大野城(上右)、水城(上左)そして基肄城(下)です。また正方形で囲まれた部分が太宰府政庁です。

古代官道推定図

そして2011年、古代山城サミット山鹿・菊池大会のプレイベントで、当時の烽火リレーが再現されて、この3つの地点に加え11か所をつないだのですが、その速度は時速約100キロであったようです。意外と速いのですね。

そして時は移って江戸時代、今回は前出『風花帖』にも登場する烽火台についてです。

文化5(1808)年、長崎でフェートン号事件が起きます。これに関しては以前このブログで
というタイトルで書いています。当時オランダはフランスのナポレオンの支配下にあり、地球上でオランダ国旗があるのは、唯一長崎の出島だけでした。そこに、フランスの敵国であるイギリスのフェートン号が船籍を偽装して入港し、オランダ商館韻を人質に取る事件に発展します。

元々長崎は隔年で、福岡藩と佐賀藩が警護に当たっていたのですが、この時は兵の数が少なくてそれもできず、結局イギリスの要求するままに水や食糧を渡します。尚この当時は生鮮食品の保存ができず、家畜などを生きたまま積み込んでおり、唐人屋敷から豚を連れて来て積んだと言われています。そしてこのフェートン号の艦長はフリートウッド・ペリュー、『ホーンブロワー 海の勇者』にも出て来るエドワード・ペリュー提督の息子でした。

このフェートン号事件の反省から、北部九州の藩に、外国船が侵入した場合の連絡経路として、烽火台が置かれるようになります。翌文化6年の10月には、佐賀藩の朝日山からの烽火が、福岡藩の御笠郡天山、四王寺山、しょうけ越え、龍王岳、六が岳そして石峯山を経由して伝わり、小倉藩の霧ヶ岳にも届いた後、今度は豊前を経由して中津まで届くようになっていました。

これも画像をお借りしています。元々は「福岡城下町・博多・近隣古図(模本)」(九州大学付属図書館所蔵)で、わかりやすくするために丸と矢印が加えられています。

福岡藩と四王寺の烽火台

青の丸が四王寺山、赤の矢印が福岡城から見た四王寺山の烽火台の方向です。この烽火台の見張り番所は、城内の革櫓(かわやぐら)に置かれました。記事にあるように、今でもこの場所には烽火番所跡の表示石が残っています。

尚『風花帖』にあった福岡藩内の烽火台は

御笠郡の天山(てんざん)-福岡県筑紫野市
四王寺(しおうじ)山ー筑紫野市
龍王(りゅうおう)岳-福岡県飯塚市
六が岳(むつがたけ)-福岡県宮若市
石峰(いしみね)山ー北九州市若松区

ですが、こちらではこれにしょうけ越えと言う、粕屋郡須恵町と飯塚市の間にある峠が加わっています。しょうけとはザルとか籠の意味ですが、その昔、神功皇后が生まれたばかりの応神天皇をしょうけに入れ、この峠を通ったという伝説にちなんでいます。

しかしこの烽火台も誤認があったり、あるいは天候の具合に左右されたりということもあり、その7年後には廃止されることになります。


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[ 2023/08/29 01:00 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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