先日の記事でも少し触れていた「誤審」ですが、日本のメディアでも一部紹介されているようです。これに関して、何度か紹介させていただいている、ラグビージャーナリストの村上晃一氏のブログ記事をご紹介しておきます。
誤審の発表に思うこと (ラグビー愛好日記)
この中でも触れられていますが、ラグビーは昔はレフェリー的存在はありませんでした。しかしそれでは困ることもあるため、信頼のおける判定者を置いたのが始まりです。また線審(タッチジャッジ、現在ではアシスタントレフェリー)も、各チームから1人ずつ出すのが基本でした。無論ワールドカップのレフェリーは組織委員会が決めますから、必ずしも自分たちの信頼できる人とは限らないかもしれませんが、やはり本来のあり方を失ってほしくないなとは思います。
またラグビーのルールがあいまいというのもまた事実で、勝ち負けも大事だけど、でもゲームの中身をも尊重する 習慣が生まれたともいえます。ラグビー好きがラグビー談議をしたがるのは、それぞれの試合で双方がどのようなプレイをしたかに重点をおくためです。そして、敗者もそれ相応の評価を受けるスポーツでもあります。
ラグビー観戦を始める時は、習うより慣れろで、2シーズンほど観ていると大体わかりようになります。無論試合をすべて観る必要はありません。もちろん可能であれば、すべて観るに越したことはありませんが、自分の好きなチームを決めて、そのチームを中心に観る。後はトップリーグの準決勝と決勝、日本選手権、そして来年からはスーパーラグビーでの日本戦を中心に観ると、大体のことはわかるようになります。生観戦するのであれば詳しい人と一緒に行くか、スタンドで詳しそうな人に訊くと大体教えてもらえます。中年以上の男性で、ラガーシャツやチームのレプリカを着ていて、ビールを飲んでいるような人だと大抵の知識がありますが、中にはマニアックな人もいて、好きなチームや過去の試合について延々と聞かされることもあります。
スーパーラグビーの日本が入っているカンファレンスは、ホームゲームは日本とシンガポールで行われます。シンガポールでも行われるのは、アジアにラグビーを広めるのが狙いです。日本では秩父宮ラグビー場がホームになります。
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