第21回『長篠を救え!』で、亀姫が鳥居強右衛門に投げつけようとした丸い石が、第7回「わしの家」で、鳥居元忠が持っていた石そっくりだと、ツイッターで言われているのを目にしました。それのみならず、この第7回では酒井忠次が、岡崎に来たばかりの瀬名にナスを持ってくるシーンがあります。
ナスと言えば、第21回で食事を出された強右衛門が食べていたのは、ぱっと見ナスの煮つけのように見えます。三河ナスと呼ばれるくらいですから、岡崎城でも多量に消費していたでしょう。そしてこの回でも家康は、信長と同盟関係でありながら、その信長が三河を自国領のように見るのが不満そうです。またこの回は、三河一向一揆へとつながる回でもあります。
そしてこの強右衛門は、はるばる長篠から岡崎まで来ています。これは第14回でお市の侍女の阿月が、金ケ崎の家康の陣まで、浅井長政の裏切りを知らせに行くのと似ています。そしてこの回でも家康は、信長に阿月がいまわの際に言い残したように、退却するようにと促し、それがもとで信長と対立して、あほたわけと2度も叫んでしまいます。
結局信長は退却するわけですが、この回は姉川の戦いへとつながって行きます。そして家康もまた、この時信長を裏切るかどうかで迷うことになります。そして今回、家康は信長から清須同盟を破棄し、自分の臣下となるように言われます。しかし家臣の手前、その場で従うなどとはとても言えず、そもそも信長がどれほど自分を助けてくれたのか、そのことでもすんなりと受け入れがたいものがありました。
すると瀬名がその場を取り仕切ってくれます。これでまずは長篠を助けようとなるわけですが、この3つの回には他にもつながりがあるのにお気づきでしょうか。
第7回
第14回
第21回
つまり、すべて7の倍数となっています。
これから考えると、この第21回で起こったことが、第28回でも起こりうるのではないか、そのようにも取れてしまいます。また倍数ではありませんが、三方ヶ原の戦いへと突入して行くのは第17回でした。
古沢氏の考えなのか、あるい制作統括がこういうアドバイスを出したのか、よくわかりません。偶然こうなったとも考えられますが、今後7という数字に注目して観て行くのもまた一興かと思われます。ところで強右衛門が口ずさんでいた歌、BGMにも使われていましたが、これは岡崎体育さんのオリジナルだそうです。
さて奥平信昌を演じている白洲迅さん、7日からは『刑事7人』にも登場です。専従班の野々村君との再会です。そして穴山信君を演じている田辺誠一さんですが、こちらも『刑事7人』では専従班の海老沢さんですね。というわけで締めも「7」と、今回はちょっと遊んでみました。
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