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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『どうする家康』第21回「長篠を救え!」あらすじと感想-1

第21回前半部分です。ところで、この回で鳥居強右衛門を演じている岡崎体育さんが、新型コロナ感染だそうです。早く回復しますように。


梅の枝の結び文を見た千代は、築山の瀬名を訪れる。瀬名は自ら茶を点てて千代に勧める。千代は徳川の苦しい状況をお察ししますとまず口にし、岡崎は岡崎で生き残らねばならない、貴女様と信康様を受け入れると申し出る。しかしそんな千代に瀬名は、夫はいるのかと尋ねる。実は千代の夫は戦死し、子供もいなかった。そのため彼女は武田の間者となったのである。

貴女も苦労しますねとすばりと言う瀬名に、忍びの仕事は性に合っていると答える千代。しかしもし戦がなかったら、夫も子もいる違った暮らしをしていたと瀬名は指摘し、またこうも言う。
「貴女から幸せを奪ったのは、本当はどなたなのかしら」
さらに瀬名は続ける。
「私と貴女が手を結べば、何かができるんじないかしら。
徳川のためでも武田のためでもなく、もっと大きなことが」

千代は笑みを洩らし、毒を飲まされるところであったと言う。茶に毒など入っていないと言う瀬名だが、そのきれいな眼に引き込まれて、いらぬことをしゃべってしまう毒だと言う千代。怖いお方だと千代は言い、築山を去る。またおいでくださいませと声を掛けるも、千代は無言で立ち去る。その時亀姫が、表に不審な者が倒れており、飯を下せえと言っていることを知らせる。飯を口に運ぶその男は半裸に毛皮をまとった状態で、亀姫は恐る恐る着物を差し出す。

その前日。対武田最前線の奥三河長篠城は、武田軍に包囲されており、城主奥平信昌は徳川の援軍を待っていた。食料もままならない状態に兵たちに、徳川様が来ると声をかける信昌だが、鳥居強右衛門は懐疑的だった。そして信昌に長篠は見捨てられた、殿は徳川に裏切られたとずばずばと言い、徳川の姫がこんな山の中に輿入れするはずがねえと声を張り上げる。もう武田には戻れん、徳川様を信じるほかないと言う信昌に、呼んでめえりましょうかと提案する強右衛門。

要は岡崎まで走り、援軍を直訴するのである。しかし逃げる気じゃろう、ろくでなしがと散々に言われ、強右衛門はそんなつもりじゃねえわと叫ぶ。その後穴山信君は、1人谷川を潜って抜け出た者がある、徳川に助けを求めに行く者と思われると勝頼に報告する。山県昌景は捕らえますかと尋ねるが、勝頼は様子を見ることにする。強右衛門は川を泳ぎ、岡崎を目指す。この強右衛門のことを知り、岡崎城に家康と家臣たちがやって来る。強右衛門は信昌からの書状を携えていた。

平岩親吉は、長篠を奪われたら奥三河一帯を奪われることを危惧する。するとその時、万千代と名を改めた虎松が口を挟み、武田から寝返った奥平を見捨てたら、徳川の信用は地に落ちると言う。家康は、小姓が口を挟むものではないと注意し、さらに今後の策が練られる。しかし長篠は500人いるかいないかの劣勢状態であり、石川数正は、のこのこ出て行けば三方ヶ原の二の舞になると懸念する。

ここでまた万千代がそれこそ勝頼の真の狙い、長篠は我々を引っ張り出すための餌にござると言い、数正は大きく咳払いをして注意を促す。つまるところ、頼みの綱は信長だった。しかし鳥居元忠は、また水野か佐久間辺りをよこして、あれこれ言い訳するのでなければよいがのうと、当てにしているようでもなかった。そして元忠が心配したように、水野信元と佐久間信盛が翌日岡崎にやって来る。

信元は、上様はまだ天下のことで手一杯とサイコロを投げ、信盛は、上様は徳川様のお力を信じておられるとのみ言い、援軍の可能性は低そうだった。そこで家康は、今すぐ助けに来なければ信長と手を切り、勝頼と組んで信長を攻めると言い出す。家康を窘める信元だが、家康はこの伯父や信盛が使う「上様」という呼称を、将軍でもない信長になぜ使うのか気になっていた。本当にそのようにお伝えしていいのかと信盛は尋ね、家康は半ば自棄気味に、ああようござると答える。

亀姫が巨大な握り飯を作る傍らで、強右衛門は不審人物扱いされていた。その時地響きがし、鳴子が一斉に鳴る。物見にいち早く上がった万千代はこう叫ぶ。
「おい、来たぜ。織田勢が来やがった」
織田軍は一様に天下布武を唱え、その軍勢は街道を埋め尽くした。賭けに勝ちましたなと言う信康に、わしが脅かせばこんなもんじゃと家康。

握り飯を食べていた強右衛門は、このことを亀姫から聞いてむせかえる。やはり徳川様と織田様の結びつきは強いんでごぜ~ますなと、強右衛門は心底安心した様子だった。そして亀姫に、亀姫様でごぜ~ましょうと尋ね、自分はろくでなしと呼ばれているが、わが殿はわしを信じて見送ってくださった、優しい殿だ。どうかうちの殿を末永くよろしくお願い申し上げますと言うものの、亀姫には何のことやらわからなかった。

そこへ瀬名が来て、信長を迎える支度をするようにと亀姫を連れて行く。そして岡崎城に入った信長は、月代を剃り、南蛮風の衣装に陣羽織を羽織っていた。家康は気圧されながらも、御礼申し上げると言いかけるが、意外にも信長は家康の前に家臣共々跪き、援軍が遅れたことを詫びる。これには家康も恐縮する。さらに信長は娘婿の信康に声を掛け、今さらながらの対面、許されよと両肩に手をやる。

信長は瀬名、そして信康の妻で自分の娘の五徳にも声を掛け、五徳が我儘を申すようなことがあれば、遠慮なく折檻いただきたいとまで言う。さらに亀姫にも声を掛け、長篠が持ちこたえているのは姫のおかげと言い。家康や家臣たちはこれを聞いて多少うろたえる。信長は、戦が終われば一日も早く奥平殿の許へとまで言ったため、徳川家の人々は流石に動揺の色を隠せなかった。そして戦評定が始まり、酒井忠次は上座を信長に勧めるが、そこは城主の座であると信長は遠慮する。

総大将が座るようにと家康も言うが、羽柴秀吉が、総大将は徳川様でごぜ~ましょと家康を座らせてこう言う。
「気ぃ付けや~せ。お怒りでごぜ~ますぞ」
同じ頃厨房では亀姫が瀬名に、奥平殿の許へ行くとはどういうことかと尋ねており、瀬名も返事に困っていた。亀姫は、強右衛門が、うちの殿をよろしくと言ったのも気になっていた。そこへ五徳がやって来て、亀姫が奥平に輿入れするということだと打ち明ける。

戦評定では信長は殆ど喋らず、本多忠勝が意見を述べた際も、秀吉だけが大げさに褒めまくっていた。一区切りついて、家康が膳の用意をさせると告げる。兵糧は用意していると秀吉は言うが、女どもの顔を立ててやってくれと家康。しかしあまりにも言葉を発しない信長に、家康の家臣たちは訝しげだった。その時瀬名が亀姫のことで家康を呼び出す。


千代が瀬名の許を訪れます。この千代は夫を戦で失い、その後武田の間者として仕事をするようになっていました。その千代は、徳川に何かあっても、瀬名と信康は武田がお守りすると、武田に寝返れと言わんばかりのことを言います。しかし瀬名は、もし戦がなければ貴女の生活も変わっていたはず、貴女からそれを取り上げたのは誰かと、あたかも鎌をかけるような口調になります。千代はこの瀬名が安易に自分の誘いに乗らない、油断のならない人物であると察します。

正にこれは瀬名の「女子の政」と言っていいでしょう。その一方で、この回は亀姫を巡っても動きがありました。こちらは奥平に輿入れする予定だったにもかかわらず、亀姫自身には何も知らされておらず、ひょんなことから彼女はそれを知ることになります。それをまず知らせたのは、築山に倒れていた奇妙な男、鳥居強右衛門でした。

亀姫はこの男から殿をよろしくと言われ、さらに信長からは、長篠が持っているのは姫のおかげじゃ、戦が終わったら輿入れをと言われます。そしてその信長の娘五徳から、輿入れということだと教えられますが、つまり亀姫は自分の親兄弟からは、何も知らされておらず、他人や兄嫁からこの人生の重大事を知らされたことになります。

さてその強右衛門ですが、奥平の家臣の中でも本音で物を言う人物で、城主信昌はあるいはそこを買ったのか、この男に書状を持たせて送り出します。もちろん川に潜ってから岡崎を目指すわけで、油紙にでも包んでいたのでしょうか。無論これが武田方に知られないはずはありませんが、勝頼は文字通りこの男を「泳がせた」わけです。

やがて織田の援軍がやって来ます。ここで真っ先に物見に駆け上がり、「来たぜ、織田軍が来やがった」と家康や家臣たちに言う万千代は、やはり只者ではなさそうです。重臣たちの会議にも口を挟んで、家康や数正から叱られますが、なかなか当を得た意見ではあります。それと久々水野の伯父上と佐久間信盛、援軍引き延ばし、あるいは徳川に丸投げとも取れる姿勢に、家康も手を切ると言い出し、ちょっとした賭けに出ます。

それから先日の長篠の戦い関連で、奥平貞昌と書いていますが、ドラマでは信昌となっているので書き方を修正しています。

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[ 2023/06/05 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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