まず前回のあらすじと感想で、信康を元康としていたので訂正しています。
そしてもう一度武者さんの大河コラム絡みと言うか、taketak39460607さんのツイートの、スクショにある記述絡みで書いておきます。というか本当に何も分かってなさそうですし、仮にわざと書いているとしたら、ひねりがなさすぎです。ではまずこれから。
本作は病気の設定もおかしい。
あまりな雑展開に『えっ?』と感じた方も少なくないでしょう。
一応、自ら書状を記しているときに額の汗を拭うシーンはありましたが、ぶっ倒れるほどの疲労を表現できていたのでしょうか。
(中略)
しかもあんな分厚い手袋をつけた鳥居元忠が、少し家康に触れただけで「すごい熱だ!」ってなんなんでしょう。
カメラマンあるいは他の現場スタッフも手袋を外すことに気づかなかったのでしょうか。
で、こちらに関するツイートでは、「しかもあんな分厚い手袋」以下が引用されており、弓掛(ゆがけ、手袋状のもので元々は弓を弾く時に着用)の上に籠手を着けて紐で縛っているのに、その状態でどうやって弓掛をはずせと言うのかと、真っ当な反論がなされています。
見方を変えれば、弓掛をつけていてもわかるほどの高熱だったのでしょう。寝込んでしまうのも無理からぬ話です。しかし武者さんここでも弓掛を「手袋」、昨年の直垂や袿は「服」、もう少し服飾用語を覚えては如何でしょう。
そしてその前の部分ですが、家康が立ち上がって、そのままふらついて倒れ込んだのではありません。 その前に忠世と元忠が入って来て、忠世が武田勝頼の軍が足助城に向かっていると伝え、元忠は狙いが岡崎だと言ったため、家康が自分が岡崎に行くと、あまり気分がよさそうでもないのに、立ち上がって歩き出したわけです。当然忠世と元忠は、浜松にいるべきと止めるわけですが、家康はそれでも押し切ろうとして倒れ込んでしまうのですね。
そもそも声に力がなくてかすれているとか、顔のほてり具合などだけでも、この家康は病気なのだなと察しがつきますし、その状態で立って歩いたり、岡崎へ行くと声を張り上げたりして、体力ももう限界だったのでしょう。こういうところを、ちゃんと観ていないように思えます。 あと額の汗を拭うと言うより頭重感がある、あるいは熱っぽいとかそういう理由で、額を手で押さえているようにも見えますね。
そしてカメラマンやスタッフにもあれやこれや。いやスタッフは、それで正しいから何も言わなかっただけで、これは武者さんがおかしいでしょう。しかし自分が気に入らないと役者さんだけでなく、スタッフにもあれこれ言いたがりますね。あまり確たる証拠もなしにあれこれ言っていたら、違法行為になる可能性もありますよ。
それから千代。
千代が出てくるだけで嫌になる。
ヘアメイクはわざとかと思うほど酷い。隠密のくせに、いつでも見れば一発でわかる姿をしているのはどういう狙いでしょうか。
こんなわけのわからん巫女が、武田家臣団の代表でよいのか。
ツイートでは最終行のみが引用されていますが、ちゃんと信濃巫と望月千代女のことが書かれています。彼女たちは全国を歩き、巫女としての務めも果たし、またある時には春をひさぐようなこともして、諜報員としての役目を果たしていました。このくらい調べてほしいものです。とても「歴史系ライター」とは思えません。
そして
「隠密のくせに、いつでも見れば一発でわかる姿をしているのはどういう狙いでしょうか」
一応彼女は巫女なのですが、あの格好をしていて何が悪いのでしょうか。どうも服部党の女大鼠とごっちゃにしているように思えます。
それから瀬名に関して。
瀬名にしても、なぜ千代の正体をわかったうえで出迎えますかね。
捕まえてとっとと切り捨ててください。
「お友達になりましょう」だのなんだの、あまりにバカバカしい。
もう一度言います。本気で殺しあう、そんな歴史劇を作る気概はありますか?
これもツイートでは、『岡崎東泉記』の、歩き巫女が築山殿(瀬名)に繋がっていたとされる、武田内通説を採用したと説明されています。
それに対して、この武者さんの
「捕まえてとっとと切り捨ててください」だの、
「本気で殺しあう、そんな歴史劇を作る気概はありますか?」だの、
史料無視で、「私が観たい大河を作れ」と言わんばかりの書き方は何なのでしょうか。 貴方の役目は自分が観たい大河、自分が好きな大河を、このコラムでアピールすることなのですか? それに「本気で殺しあう」云々ですが、三方ヶ原の回を観ていないのでしょうか。
それにこのシーンにしても
「この私を取り込むことができるとお思いか」と千代が尋ねており、「家臣に手出しされるくらいなら、私がお相手をしようと思って」と瀬名が答えている以上、何か裏があると思われるわけですし。
しかもこの後の方で
「瀬名はおじさんの脳内に生息する、昭和平成のギャルみたいな人物像」
気に入らないと必ず登場する「おじさんが好きな」「昭和平成のギャル」、わかりやすいと言えばわかりやすいです。自分が嫌いな朝ドラのヒロインを叩く時もこういう表現ですね。
さらにそのまた後では、
「公共放送の製作費を使って、自らの萌えを発散する二次創作をされているようで、どうにも頭が痛くなります」
また「頭が痛くなる」(苦笑)。だったら、もうこの大河観るの止めた方がよくないですか。そして、ちゃんと心療内科に行って薬を処方して貰ってください。
そしてここでまたスタッフへのクレーム。逆に好きな大河のスタッフにクレームをつけられたら、武者さんは「高度な演出がわかっていない」と反発しそうな気がします。
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