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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『どうする家康』第12回「氏真」あらすじと感想-2

第12回後半部分です。


氏真の前に父義元が現れ、眠れぬかと声を掛ける。さらに義元は、元康は幼い頃から人質としてつらい暮らしを強いられて、人の顔色を窺う癖がしみついており、そなたの機嫌を取ることがここで平穏に生きて行くすべ、決してへつらっていたのではないと氏真を諭す。そして氏真の方に手をやり、これからもあれを大事にすることじゃと義元。

その後桶狭間の戦いで、留守居役であることに不満を洩らす氏真に、ともにここを離れるわけには行かぬと言う義元。しかし氏真は自分が軍勢を率いるべき、元康は大高城兵糧入れの大役を任されているのに、自分は元康よりも信用できないのかと父に食い下がる氏真に、義元は答える。
「そなたに、将としての才はない」

その氏真は今や懸川城で物見の役をも務め、敵が来るぞと兵たちに伝えて、率先して出て行く存在となっていた。一方武田の方は首実検をしており、穴山信君は冬から春、そして夏が来ているのに、家康は未だ氏真に手を焼いていることを嘆き、昌景は氏真が戦場で自ら槍を振るっていること、その気迫に徳川勢が押されていることを話す。信君は意外そうだが、信玄は言う。
「追い詰められてようやく目覚めるということもあろう、やっと兵を鼓舞できるようになったか」

しかし信君は、家康が氏真を討ち損ねて、北条に逃げられるのを懸念していた。そこで信玄は、遠江の守りの薄い部分を突くように命じる。大久保忠世によれば、武田軍が信濃と遠江の国境に陣を張り、今にも攻め込まんとしているらしい。取り決めに反した行為だが、早く氏真の首を取るように脅していると榊原康政は言う。忠世は自分も懸川攻めに加わろうとするが、家康は、そなたはそなたの役割を務めるように命じる。

忠世は信玄が攻め込むのを危惧していたが、家康はこう言い放つ。
「関わりない!これはわしと氏真の戦じゃ。信玄なぞ関わりないわ!」
元忠と親吉もそれに同意し、忠世を邪魔者呼ばわりするが、一人忠勝は忠世に理解を示した。

徳川勢はなおも今川の防御に手こずっていた。しかし忠勝は、盾の後ろの氏真をめざとく見つけ、矢を射ようとする相手に槍を投げつける。これにより氏真は右肩を負傷するが、その翌日総がかりで打って出ると決めており、糸には女たちを連れて抜け穴から脱出し、北条に身を寄せるように、そして氏真は立派に戦って討ち死にしたと伝えるように言う。

糸はもう十分でございますと言いかけて、氏真の肩に手をやろうとするが、氏真は早う出よと言うのみだった。一方家康は満天の星空を仰いでいたが、そこへ康政が来て城に抜け穴があり、女たちが抜け出して来ていたこと、中には氏真の妻女らしき人物もいたと知らせる。そして氏真は歌をしたためていた。
「なかなかに 世をも人をも恨むまじ 時に合わぬを身の咎にして」

そこへ元忠と親吉がやって来る。さらに具足を身に着けた家康も姿を見せ、槍を持った氏真は家康にも槍を渡す。助太刀しようとする元忠と親吉を制し、家康は石突で氏真のみぞおちの辺りを突く。自刃しようとする氏真を家康は止め、なぜじゃと問う氏真にこう言う。
「死んでほしくないからじゃ。
今も…兄と思っておるからじゃあ!」

しかし氏真はその言葉を素直に受け止めず、皆わしの才は蹴鞠だけじゃと皆言っていた、父上もわしを認めなかったと言い、再度太刀を手に自刃しようとするが、そこへ糸が現れる。義元は糸には心の内を話しており、
「己を鍛え上げることを惜しまぬ者は、いずれ必ず天賦の才のある者をしのぐ」
と語っていた。そして才を秘めた家康と手を取り合い、今川をますます栄えさせる姿が目に浮かぶようだとも話していた。

義元は氏真が密かに努力しているのを見ており、よい将になるであろうということ、そして次郎三郎(元康)は大きく化けると見ていることを糸には話し、2人が手を取り合う将来が楽しみであると口にしていた。糸はそれを直に氏真に伝えるように頼む。それを言われたから努力を怠るような人物でないのは、糸も承知していた。義元は戦から戻ったらと約束する。

義父上はあなたをずっと見ていた、そして認めていたと言う糸。氏真は涙を流す。そして家康も、氏真に弓引くことになったのを詫びる。糸はもう十分でございます、そこから降りましょうと、今度は夫の肩に手をやる。さらに糸はこう口にする。
「糸は、蹴鞠をするあなた様が好きでございます。
勇ましく戦うあなた様より…ずっとずっと好きでございます」

氏真は北条に身を寄せる覚悟を決め、家康に力添えを頼む。何ひとつ事を成せなかったが、妻一人を幸せにしてやることならできるやも知れぬ、笑わば笑えと言う氏真に、笑うことなどありましょうやと答える家康。そして氏真様が羨ましい、いつかあなた様のように生きたいと言う家康に、そなたはまだ降りるな、そこでまだまだ苦しめと氏真。

子供時代。後の氏真である龍王丸に、竹千代はたどたどしく自己紹介をする。尾張ではよほどつらい目に遭っていたと見える、今日からはそなたの兄と思うのじゃと義元は言い、2人は蹴鞠に興じる。2人が成人してからも蹴鞠は続いた。あの時楽し気に笑っていた氏真は、今は妻を連れて相模へ落ちる身となっていた。

一方で、このことを聞いた信玄は、自分が大いに怒っていることを「岡崎のわっぱ」に伝えてやれと言う。信玄が攻めて来るかも知れぬと案じる数正。自分が詫びの使者に立つと言う忠次に、家康は一言要らんと言い、忠勝は北条と手を組めば武田を挟み撃ちできると言い出す。にわかに色めき立つ家臣たちだが、家康は一人何かを考えていた。


何やら闇落ちした感のある氏真相手に、徳川勢は苦戦します。しかし忠勝の槍により氏真は負傷、そして糸には北条へ落ち延びるように言います。氏真自身は最早戦死を覚悟していましたが、そこへ家康がやって来ます。槍試合をしようと言う氏真ですが、家康は穂先とは逆の石突で相手を突き、自刃しようと言う氏真を思いとどまらせます。

家康は今も兄と思っていると言い、太守様である義元の思いに背き、弓引いたことを詫びます。その義元は、実は氏真に望みを抱いていたことを、妻の糸には知らせていました。本来は氏真と次郎三郎、つまり家康が手を取り合って駿府を栄えさせることになっていたのですが、その義元の死により、思わぬ番狂わせが起こってしまったわけです。

無論家康としては、まだ駿府へ戻ろうとはしていましたが、あの時信長が来てしまったことが、その後に大きく影響しました。そして子供時代、尾張ではつらい目に遭っていたと見えると、義元が当時の龍王丸に竹千代を紹介するのですが、その「つらい目」に遭わせたのも信長でした。そしてその信長は、今川に取って代わる存在になろうとしていました。

夫氏真からは、どちらかと言えば冷遇されていた感がある糸ですが、ここに来てきちんと氏真をフォローできたようです。そして蹴鞠。どうもこれは『鎌倉殿の13人』を思い出してしまいますが、その後も無論蹴鞠は行われていました。『おんな城主 直虎』では、この龍王丸とおとわの蹴鞠合戦が披露されています。

それにしても家康が見ていた星空、何だかプラネタリウムのようですね。あと武田の首実検がなかなかリアルで、妙に血生臭い雰囲気があります。そして氏真を逃がしたことにより、その武田を怒らせてしまう家康ですが、次回は、上洛がメインのようです。


飲み物-琥珀のエール
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[ 2023/03/28 01:15 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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