第17週第5話(第81回)です。
ボルトの試作が続く。しかし50本目の試作でも満足できる仕上がりではなく、結城は温度調整を細かくしようと言うが、そこに小森が現れ、時間を変えてみたらどやと言い出す。電気炉に入れておく時間を長くしろと言うのである。小森のアドバイスを受けて、5分のところを6分半にしてみる舞と結城と尾藤。
工場を閉める長井の送別会が、うめづで内々で開かれる。ボルトの圧造はうまく行き、あとは笠巻に引き続きやって貰うことになるが、圧造が温間やったら、転造も温めながら加工することになると笠巻は言い、そのため、1個ずつ加工できる丸ダイスを使おうと考える。IWAKURAには平ダイスしかないが、笠巻は何か当てがあるようだった。
ここで曽根が口を開き、長井の社長としての努力をねぎらう。長井も別れの挨拶をし、明日から普通の女の子に戻りますと言って、女の子ちゃうねん、若い子分かれへんやろと突っ込まれる。ほどなくして小森もIWAKURAに戻ってくるが、小森には1つ条件があった。航空機部品の試作をさせてくれ、先代の夢を俺も一緒にかなえたいと言うのである。
舞も異存はなかった。そして今度は、笠巻の師匠に当たる瀬川の工場へ赴く。長い間使っていない機械だったが、手入れがされていて使えそうだった。笠巻の手つきを見ながら瀬川は変わってへんなあ、若い頃から手際ようて腕前ピカイチやったと言う。IWAKURAの大黒柱だと舞。
最初の試作品はうまく行かず、温度を上げることにする。完成までの最終段階に入っており、何本も失敗した挙句、何とか納得が行くものが出来上がる。めぐみも、他の社員たちも完成を喜んでいた。社長、大きい一歩ですねとめぐみに話しかける舞。
舞は帰りにデラシネに寄り、ボルトの完成を貴司に報告する。チーム東大阪で頑張ったと喜ぶ舞だが、その時電話が鳴る。長山出版の北條という人物からで、先日の応募作品50首は梅津さんのオリジナルで間違いないかと尋ねる。しばらく経って貴司は、ありがとうございますと電話を切った。
作品が長山短歌賞を受賞したと貴司は舞に言う。受賞を喜ぶ舞に、舞ちゃんのおかげやでと貴司。そして久留美にも連絡をするが、久留美は電話に出なかった。彼女はその頃ノーサイドで八神と会っており、指輪を贈られていたのである。つまりプロポーズだった。その夜舞は夕食を摂りながら、めぐみに貴司のことを話す。
才能が花開いたんやなと言うめぐみに、努力も実を結んだと言う舞。舞とおんなじやな、努力が実って航空機部品できたとめぐみは言うが、次の週の品質検査が控えていた。お父ちゃんはえらい大変な夢を持ってしまったとめぐみ。その頃岩倉家の前には悠人がいたが、家にも入らず、うめづにも寄らず立ち去って行った。
試作が続いていたボルトですが、瀬川さんの工場の機械を使わせて貰って、やっと完成品ができます。しかしその後の品質検査をクリアしなければならず、まだまだ難関が待ち構えています。一方で貴司は長山出版の北條という人物から、短歌賞受賞の知らせを受けます。
舞のおかげだと言う貴司。舞自身は何もしていないと言いますが、作品を選ぶ手伝いをしたわけだから、少しは関わってはいるでしょう。しかし北條とは執権殿のような苗字ですね。あと長井社長の「普通の女の子」は、70年代のキャンディーズ(伊藤蘭さんがいたグループ)の解散宣言でボケてみたようです。
一方で、久留美は八神先生からプロポーズされます。このシーンを見て気づいたのですが、2013年ということもあって、舞は既にスマホを持ち歩いていますが、久留美はまだガラケーのようです。しかしノーサイドでプロポーズですか…いやそれはこのドラマらしくていいのですが、八神先生ならレストランで告白かと思ったので。
あとボルト完成までの日程、何やら航空学校の訓練日程表を思わせます。そして岩倉家の前で迷っているような悠人。仕事で問題を抱えているのでしょうか。まあここまでおめでた続きだと、次は何か波乱含みの展開になるのでしょうね。この悠人の行動が、それを物語っているようです。
予告を見ると、八神先生のお母さんらしき人物が登場します。同時に久々に「ドーベルマン望月」こと佳晴も登場で、久留美の結婚に黄信号が灯りそうな予感がします。あと舞が水島と思しき人物、そして一太とも会っているようですが、肝心のボルトはさてどうなるのでしょう。
スポンサーサイト