fc2ブログ

ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
ベイカー寮221B/Baker House 221B TOP  >  大河ドラマ  >  どうする家康 >  『どうする家康』第3回「三河平定戦」あらすじと感想-2

『どうする家康』第3回「三河平定戦」あらすじと感想-2

第3回後半部分です。

大久保忠世は地図を使い、作戦について説明する。北から水野の領内に深く攻め込み、刈谷城を出て北上した水野軍と石ヶ瀬川辺りで松平軍が戦い、その隙に吉良と松平の軍で刈谷城を攻め落とすやり方だった。同意する者も多く、流石色男殿だわと忠真。忠世は、顔もよいがおつむはもっとよいと自画自賛する。元康と義昭はその案に乗るが、今回もまた敗戦に終わる。

信元はもう一度恋文を送るかと言う。要は元康に、死にたくなきゃこっちに付けと書き送るのである。しかし元康はその文を引き裂き、家臣たちの案を求める。しかも忠世は策が悪いのではなく、ツキがなかったと言い出す始末で、再び自分の策をと立ち上がる。しかし陣中でとんでもないことが起こっていた。侍大将たちが取っ組み合いの喧嘩をしていたのである。
忠次が灰神楽を立て、忠世が殿のお成りであるぞと叫んでやっとその場が鎮まる。

本多元忠(彦右衛門)と平岩親吉(七之助)は、こいつらが今川様の助けは来ない、織田に付くべきである、皆死ぬと言ったと打ち明けるが、一方の忠勝もそのようなことは言っていないものの、今川が来ないこと、織田に付くことには同意だった。一同は謹慎させられるが、数正も次負ければお家は破滅、今川の軍用金も底を突き始めていると言う。しかし元康は駿河の三河衆を見捨てられず、忠次の策を受け入れ、義元と交流があった甲斐の武田信玄を頼ることにする。

直々に会いたいと文を送るものの、信玄は話がしたいのなら三河の主となってからと、元康の無礼さに怒り、内々に会いたいとしたためた元康の文を足で踏みつける。その文はそのまま元康の許に戻って来た。格が違うということかと元康。その時信元が内々で会いたいと、わずかな手勢で岡崎に向かっているのがわかる。信元はサイコロを転がしながら、皆賽の目は運次第と思っているが、俺は違うと言い、出された白湯を外に捨てる。

そして元康に近づき、お前が俺を嫌っているのは知っているが、俺はバカな甥っ子が可愛い、死なせたくねえと元康の肩に手をやって、俺がうまく口を利くから信長に頭を下げるように言う。元康は白湯を飲もうとするが、その手が震えていた。信元はそれを飲むのが斬り込んでくる合図か、俺を殺したければやれ、表で待たせている者が死ぬと言い、ここから先はその者に任せたい、呼び入れて構わぬかなと尋ねる。久松長家が連れて来たその人物は、信元の妹で、今は長家の妻となっている、元康の母の於大だった。

ご立派になられてと、成長した子を見る於大。信元は控えていた忠次と数正を下がらせ、自分と長家も座を外して2人きりにさせる。於大は城は変わっておらぬと口にし、嫁いだ日、小さな元康を抱いた日のことを覚えていると言い、2人は互いに手を取って、元康は母上のことを、心の中で慕っていたと告げる。於大も元康を思わない日はなかった。涙を流す元康だが、於大は元康に今川と手を切るように、今川はもうおしまいだと伝える。

さらにそなたは信長様には勝てないと断言し、信長様は松平と対等に結び、そなたに三河を任せると仰せだとも言う。於大は、自分も元康をそばで支えるつもりだった。しかし今川御一門衆である瀬名と子供たちを駿府に残しているのが気がかりだった。しかし於大はこう言い放つ。
「それが何だと言うのです!つまらぬことです」

元康の父広忠は、織田の人質となった我が子を見捨てていたが、於大は立派な判断であったと言う。
「主君たるもの、家臣と国のためならば、己の妻や子ごとき平気で打ち捨てなされ!」
元康はそれを受け入れられず、出て行けと暴言を吐いてしまう。於大は立ち上がり、出て行こうとしてこうも言う。
「そなたを助けている吉良義昭殿を攻め、所領を切り取られよ。それが信長様への返事になる」

わしは今川の家臣じゃとの元康の言葉にも、於大は少しも動じた様子はなかった。そして瀬名は元康への文に、お富たち三河衆の妻と縫物をしたことを綴り、帰る日を楽しみにしているとナデシコの押し花を送って来ていた。手紙には亀姫の手形もあった。それを読む元康に申し上げたいことがあると、忠次と数正が現れる。しかし耳を貸そうとしない元康を見て、忠次は城下の散歩に誘う。城の外には田畑が広がり、忠吉も百姓たちを手伝おうとして止められていた。

戦に駆り出されても親兄弟を失っても、実りの時を迎えれば大はしゃぎの百姓は逞しいと忠次。特に今年は張り切っていると言う。それは元康が岡崎に帰って来て、今川から搾取されずに済むからなのだが、元康自身は今川から独り立ちしたなど言ってはいなかった。実はそれを彼らに話したのは、忠次自身だったのである。今川のための兵が集まらないほど、三河の者たちは飢えに苦しんでいた。彼らが戦に出るのは、殿が三河一国をお切り取り下さると信じているからだと忠次。

そしてひざまずき、三河の者はとうに今川を見捨てていることを明らかにする。松平のため、岡崎のためにと言っても聞かない元康に、ならば自分を手討ちにしてくれと太刀を渡す忠次。すると数正も手討ちを申し出る。三河のためにご決心をと土下座する彼らに、駿府に帰りたい、でも帰れない元康は泣きわめく。それを見た忠世も、元康に対して土下座をしていた。結局元康は吉良を攻める。突然の裏切りに戸惑う義昭。ようやく正しい方に張ったなと信元。

一方で、元康の離反が駿府の氏真に知らされ、三河衆の妻たちが連れて行かれる。彼女たちはことごとく斬られ、瀬名の部屋にも容赦なく今川の兵たちが入り込んで来た。それをまだ知らない元康は、信元から尾張清須へ、俺たちの殿様に会いに行こうと誘われる。お前がくるのを首を長~くしてお待ちだと言う信元だが、元康は複雑な気持ちだった。


元康は家臣たちからも、信元からも今川を捨てるように言われる一方で、瀬名が送ってくれた文と押し花を見て、その気になれず苦しみます。そのうえ久々に会い、共に涙を流したはずの於大も、主君たるもの家臣と国のためならば、己の妻子如き打ち捨てよと言い、思わず乱暴な言葉を投げつける元康ですが、於大はそれに動じたようでもありませんでした。

しかしこの言葉、戦国だからとも言えますが、清濁併せ呑む尼将軍として、昨年の北条政子にもこれくらい言ってほしかったような気もします。それはともかく、尚も駿府に未練がある元康に、忠次と数正は自分たちを手討ちになされよと申し出ます。家臣が主君を諫めるひとつの方法であり、元康は斬るに斬れず、妻子を捨てざるを得なくなります。

その妻子、瀬名と竹千代と亀姫のいる屋敷に、今川の兵が踏み込みます。既に三河衆の妻であるお富やおふみは処刑されていました。そして於大の言葉通り、吉良を攻めた元康は、尾張に向かうことになります。しかし水野信元、やはりというかなかなか老獪で強かな人物であり、元康の考えを一から十まで見抜いているかのようです。こういう人物、あるいは古参の家臣たちが出て来ると締まった雰囲気になりますね。

あと忠世が説明に使った地図ですが、あれは後ろで紐か何かを引っ張って動く仕掛けになっているのでしょうか。しかし忠世も策は悪くない、ツキがなかったなどと言う辺り、まだまだと言った感じもします。そして次回は北川景子さんのお市が登場するようです。『武将ジャパン』コラムでこの大河の乗馬があれこれ言われていましたが、今度は本物の乗馬が出て来ます。

余談ながらその『武将ジャパン』コラムで、北海道と沖縄の大河がないと書かれていましたが、沖縄は1992年の『琉球の風』が2クールですが放送されているし、北海道ではないが、蝦夷(えみし)と呼ばれた人々を描いた作品なら、その次の『炎立つ』があります。どちらもDVDが出ています。

そしてこのブログですが、今回が5000投稿目となります。正直、ここまで続くとは思っていませんでした。まあ映像作品やスポーツに絡めて個人的な希望や願望、あるいは不満などをあれこれ書き連ねているだけではありますが。


飲み物-トディ
スポンサーサイト



[ 2023/01/24 01:45 ] 大河ドラマ どうする家康 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

aK

Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

TopNTagCloud