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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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小説の中のクリスマス

クリスマスについては今までも何度か書いていますが、今回は今までご紹介した北米の小説の中で、クリスマス関係の記述についてです。まず『赤毛のアン』ですが、カルヴィニズムの一派である長老派のためか、あまり大々的にクリスマスを祝う場面は、私の知る限り登場しません。また『少女レベッカ』も、クリスマスを華やかに祝う場面は、私が読んだ分では出て来ません。無論少年少女向けということで、いくらかアレンジされているかとは思います。

一方で『若草物語』ではクリスマスのご馳走と思しきものは出て来ますが、母の意向で、それを貧しい人たちに上げてしまいます。さらに『あしながおじさん』では、1年生の時は寮に残り、2年生でサリーの家に招かれて、家族の人たちと本格的なクリスマスを過ごす描写が出て来ますが、この時あしながおじさんからのお金で、新しいドレスを買っています。尚3年生で訪れたジュリアの家は、お金持ちではありますが、主人公のジュディは精神的にはあまり満たされなかったようです。

ただプレゼントを貰う、あるいは交換するという記述は多く出て来ます。アンはマシュウから茶色のパフスリーブのドレスを貰っており、ダイアナの大おばのジョセフィンからは靴を貰っています。この大おばさんとの出会いは、この人が寝ているとも知らず、ダイアナと2人でベッドに飛び乗ったのが発端でした。後でこの人の家というか邸宅に2人は招待されますが、アンは自分が夢に描いていた家そのままで、嬉しいというより気おくれしてしまいます。

また『若草物語』では聖書を皆貰っています。19世紀半ばのプロテスタント諸派、特にピューリタニズム的な価値観が窺えます。レベッカは以前あらすじをご紹介した時書きましたが、ミランダ伯母さんから毛皮の防寒具を、ジェーン伯母さんからは緑のドレスを貰い、また伯母さんたちにもプレゼントを上げていますし、アラジンと呼ぶアダム・ラッドからはネックレスを貰っています。

あと『やかまし村』シリーズについても以前ご紹介していますが、このシリーズの舞台であるスウェーデンのある村のクリスマスは、まず小鳥たちのえさを準備し、子供たちがショウガ入りのクッキーを焼くところから始まります。そしてクリスマスにはご馳走がテーブルに並びますが、かつて祖霊を迎えるために用意されたユール・ボードを思わせます。メインは北欧のクリスマスには欠かせないハムですが、それ以外にも色々な料理が並ぶようです。肉団子(イケアのミートボールを連想させます)もあるし、あとお米のプディングを食べる時は詩を作る習慣もあるようです。


飲み物-冬のシードル
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[ 2022/12/25 01:45 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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