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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 83その2

『武将ジャパン』大河コラム、第45回後半部分関連記述への疑問点です。

鎌倉殿の13人感想あらすじレビュー第45回「八幡宮の階段」 - BUSHOO!JAPAN
(武将ジャパン)
https://bushoojapan.com/taiga/kamakura13/2022/11/28/172251


1.「私にもう敵はいない。天も味方してくれた。これからは好きなようにやらせてもらう」
「頼朝気取りか? 言っとくが、これから鎌倉はガタガタだ。せいぜい馬から落ちないよう気をつけるんだな」
義時のあまりに異常な言葉に、あの義村ですら怯んでいます。
正面きって反論するというよりも、皮肉げに冷たい笑みを浮かべつつ憎まれ口を言う――こういうやり口って、猫が耳を伏せながらシャーシャー言っているようなもので、ビビっているとかえってわかります。

身近に猫がいないものですから、猫がそういう行動を取るのがビビっているというのが、よくわからないのですが…。それはともかくとして、義村が怯んでいるようにはちょっと見えませんね。いつもの皮肉めいたセリフだなとは思いますが。

2.「公暁がお前を殺そうとしていると知ったら、俺はその場であいつを殺していたよ」
(中略)
半分嘘で、半分真実を語っているとも思えます。
三浦が北条に勝つ手段を考えてきたこの男。義時を殺すことを夢想したことがなかったとは思えません。
しかし、仮に義時を殺したところで、北条には泰時がいれば時房もいて、さらには何と言っても頼朝の妻だった政子もいる。彼ら全員を首尾よく倒すことなど不可能に近い。
そんな危ない賭けをするぐらいなら公暁を始末した方が確実だ。
義時への友情なんて、そんな湿っぽいものではなく。この二人は莫逆の友というより、呉越同舟といったところでしょう。

この義村が襟を直していることで、真意でないということがわかるわけですが、義時を殺すと言うのは北条に戦いを挑むようなものですから、やはり
「俺はその場であいつを殺していたよ」
こっちの方が真意でしょう。それはいいのですが、
「そんな危ない賭けをするぐらいなら公暁を始末した方が確実だ」
と言うよりは、実朝を殺した張本人である彼を殺すことで、北条にどう取り入るかを計算してのものだったのではないでしょうか。この人の行動は、常にどうすれば三浦が生き残るかを前提にしていますから。

あとこの回で、2人が「莫逆の友」であることを描いたシーンはないはずですが。

3.しかもこの会話の最中に、義村も気づいた。
天命に足を掴まれた。目の前にいる男は巨大化している。
かつては自分に策を聞きに来た、すがる犬のような目で助けを求めていたこともある男が、今や、自分を掴んで頭から噛みちぎりそうな何かになってしまった。
これほどの恐怖と屈辱はないでしょう。

義村が恐怖や屈辱をそこまで強く感じているようには見えませんし、仮にそうであったとしても、この人はそれを気取らせないだけのしたたかさを身に着けているはずなのですが。

4.そんな公暁を義村は易々と刺殺しました。
どれほど剣術に長けた悪僧だろうと、油断すればあっけなく討たれるのでしょう。
公暁はあの髑髏を残し、その前で死んでゆきました。

油断するも何も、食事をしているところを背後から襲われたのですから、隙だらけだったわけです。それにしても参篭という禁欲的な行に励んでいたはずの公暁が、肉親を殺め、食事をするという、ある意味欲の赴くままの行為に赴いた挙句、乳母夫から虚をつかれたというのも皮肉なものです。

5.白々しい芝居を続ける三者――彼らは賢く、本音を隠し通す術を身につけています。実朝と公暁にあるまっすぐな美しさはない。

実朝と公暁のまっすぐさがなく、本音を押し殺すだけの術を知っていたからこそ、ここまで生き残って来られたのではないでしょうか。

6.北条泰時が父に話しかけてきます。なんでも人の目があったので話せなかったとか。
「あのとき何故私の腕を掴まれたのですか? 父上は鎌倉殿の死を望んでおられた。全て父上の思い通りになりました。これからは好きに鎌倉を動かせる、父上はそうお思いだ! しかしそうはいきませぬ」
「どういう意味だ?」
「私がそれを止めてみせる! あなたの思い通りにはさせない」
「面白い。受けて立とう」
そう語る義時は、本音では嬉しいのかもしれない。
(中略)
いい加減、義時は天命に翻弄されていることに疲れ果て、誰かに解き放って欲しいのかもしれない。そして泰時ならできると思っているのかもしれない。
こんな悲しい親子愛もそうそうないでしょう。
(中略)
それにしても、泰時の素晴らしさよ。
義時、義村、広元が失った純粋さ、朝時にはない凛々しさ、実朝にはない力強さ。全てがバランスよく溶け合っているようだ。

義時が散々汚い仕事をしたからこそ、泰時は執権(得宗)としての名声をほしいままにできたとも言えるでしょう。それとこの泰時は、実朝を殺された怒りを父にぶつけているように見え、何だか腹芸ができない人物だなとも思ってしまうわけで、それを純粋さと呼ぶのはちょっと違うかと思います。また
「朝時にはない凛々しさ」
とありますが、この人も承久の乱ではかなりの功績をあげているのですが。
あと
「義時は天命に翻弄されていることに疲れ果て、誰かに解き放って欲しいのかもしれない」
とありますが、彼のやるべきことはこの後も続きます。

7.議題は次の鎌倉殿をどうすべきか?
親王以外の者をつけるのは、実朝の意思に背くと反対する泰時。
死んだ者に従ってどうするのかとそっけない義時。
これもおかしい。当時は怨霊を重視しておりまして、頼朝は、義経はじめ殺めた人の怨霊対策をしていました。しかし義時は全く気にしていない。

「死んだ者に従ってどうするのか」
ですが、正しくは
「死んだ者に気を遣ってどうする」
ですね。そしてこのセリフは、頼仁親王の下向こそ実朝への何よりの供養と主張する、泰時と時房を牽制したと取るべきでしょう。

8.そこで義時は、康信と時房と泰時の意見に添いながらも、向こうから親王の鎌倉行きを断るようにすべく、さらに悪どいことを言い出しました。
後鳥羽院をせっつき、一日も早く親王を送るように促す――。
広元も賛同です。

波風を極力立たせずに断るのであれば、寧ろこのやり方の方が効果的でしょう。相手は鎌倉になどやれぬと思っているわけですから、それを逆手に取って、こっちの要求を飲ませるという方法ですね。で案の定、広元だけはその真意を理解しているようです。この後の義時の、泰時に対しての
「のう、太郎」
このセリフ、息子に対し、暗黙のうちに政とは何であるのかと教えているようにも見えます。

7.「この母に任せておきなさい」
夫である阿野全成の言い残した言葉をすっかり忘れ、野心に暴走しようとしています。

実衣の思惑はともかく、「野心に暴走する」とはあまき聞かないのですが。「野心の赴くままに行動する」くらいでいいのでは。

8.淡々と語る義時に対し、勝手にしろと突き放す政子。
しかし義時は追及の手を緩めません。鎌倉の闇を断ち切るためにあなたは何をしてきたか! そう答えを迫ります。
「頼朝様から学んだのは私だけではない。我らは一心同体。これまでも、そしてこの先も」
もはや闇そのものの顔で語る義時。
確かに頼朝の死後、義時が伊豆に帰ろうとするところを引き留めたのは政子です。
これも中世らしいといえばそうかもしれません。夫に先立たれた女性が引っ込むことが許されない。そんな重荷があります。

逆に政子が勝手にやりなさいと言うシーン、こちらの方がやや疑問にも思えます。彼女が普通の御家人の妻であれば、それもまたありでしょう。しかしここでは義時が言うように、2人は一心同体となって鎌倉を引っ張って行く必要があるし、頼朝の御台所であった彼女は、その責務を無視できなかったはずなのですが(中世だから女性全般がそうか否かは別です)。逆に義時の方に理があるかと思えます。

9.義時が運慶に、自分に似せた仏像を彫るよう依頼しています。
これは権力者のやり口そのものですね。
武則天が龍門石窟に自分に似せた盧舎那仏を彫らせたとか。

武者さん、この間まで政子を武則天になぞらえていたのですが、義時がこのような行動に出たため、義時に変更したのですね。しかし義時の場合、運慶から今まで散々自分の顔つきについて言われていたことと、関係しているのではないでしょうか。運慶もつまらん顔だなどいと言っていますし。

10.天命に選ばれた男は、ついに己を模した神の像まで作らせることにしました。
新しい神には宿命がある。
それは古い神を倒すこと。神の敵となる――それがこの北条義時に課せられた使命です。

「古い神を倒すこと」の古い神とは朝廷のことなのでしょうが、それもどうかと思います。武者さん、前から朝廷を倒すと言った表現をしていますが、承久の乱で朝廷軍は敗退したものの、それで朝廷が倒れたわけではないでしょう。

なお今回はもう1度このコラム関連で投稿したいと思います。


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[ 2022/12/02 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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