ラグビー関連です。
12月のシーズンインを目指して、リーグワンの各クラブが調整に入っている中で、下部リーグである各地域リーグの順位も決まりつつあります。中でも今シーズンにデビューを果たし、「飛び級」でトップ九州Aリーグに入り、順位決定戦で優勝したルリーロ福岡は注目すべき存在でしょう。元々かつてのトップリーグ、あるいはリーグワンの休部が決まったクラブの選手の受け入れ先という側面も持つ以上、うなずけるものもあります。
そのリーグワンですが、どうもディビジョン(以下D)1のクラブ数が多い割に、D2と3それぞれが少ないという現象が起きています。その意味で、このD2と3を統合するという方法もあるかと思われます。これだとD1が12、D2と3が11ですから、数の上ではほぼ五分となり、カンファレンス分けをせずに総当たりにすると、試合数も多くなるわけです。
無論デメリットもあります。数が多いということは、同じディビジョンの中で、AクラスとBクラスに二分化されやすくなるし、遠征費用がかさむことにもなるでしょう。
それから現状ではD2の試合は中継され、D3はされないわけで、これもいささか不公平ではあります。せめてD3上位の試合とか、ハイライトを流すといった策を取れないものでしょうか。
無論リーグワン側も、改善するべきところは改善を試みているようです。
12月17日開幕のジャパンラグビー リーグワン、今季の大会概要とアーリーエントリーを発表
(JSPORTS公式サイト)
改善された点としては
新型コロナウイルスやインフルエンザ感染、または交通事情による試合中止の場合の勝ち点付与
アーリーエントリー
この2点です。
ウイルス感染に関して言えば、昨シーズンは感染者を出した側は勝ち点ゼロ、対戦チームは勝ち点5となっていましたが、この勝ち点が4に減らされることになっています。実際昨シーズンは新型コロナウイルス感染により、いくつかの試合が中止となって、それによって黒星を重ねたクラブもありました。またエントリー時にコロナ陽性者が出た場合には、陰性の選手を充足して試合を行うなど、試合中止を減らして行く方向のようです。
それからアーリーエントリー、つまり大学生のうち最終学年(学部4年、院2年)で所属クラブが決まっている場合は、所定の手続きを済ませ、一定の条件を満たしたうえで、大学選手権後はそのクラブの試合に出場できることも決まっています。これを3年にまで引き下げるべきかという案も出ているようです。
私としては、大学生までをクラブのアカデミーで育て、必要な時に学校の試合にリリースする方法でいいかと思いますし、その方がクラブ単位のユースや、Bチームも作りやすいかと思うのですが…。若手育成のためであれば、高校生以上であっても学校の枠組みだけでなく、クラブレベルでの育成をもまた検討するべきでしょう。
またD3は今シーズンは5クラブと変則的であるため、3回戦総当たり方式(12試合)となります。このD3は、翌々シーズンにはクラブ数を増やす予定となっています。
それからプロテクト、これは先日も触れた代表選手の試合数の制限ですが、これは選手の出場回数やクラブの事情も関係してくることから、統一ルールは出さない、あくまでもクラブの判断によるものとなりそうです。
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