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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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花燃ゆ番外編45-なぜ『八重の桜』の面白さがないのか

花燃ゆ-34 続き 描かれない細かな部分』で、『八重の桜』を引き合いに出していますが、やはり『花燃ゆ』の場合、家族との関係や松陰の門下生との交流など、もっときちんと設定されるべきだったでしょう。それがないから美和(文)の居場所もなくなり、お握りを作る、夫のいる所まで押し掛けて行く、あるいは楫取(伊之助)と会っているといったシーンを入れないと、主人公の存在意義がなくなるわけです。しかし、なぜこれを松陰と高杉の物語にしなかったのかなと思います。いくら女性主人公の年だからと言って、史料がごくわずかな人を持って来るより、例外的であっても男性の主人公にした方が反響があったでしょう。なぜ杉文、後の楫取美和子にこだわったのかが不思議です。

最近の大河は、第1回で主人公の幼少期を描き、第2回から本来の主役の俳優さんを出すようにしています。『平清盛』はわかりませんが、『龍馬伝』、『八重の桜』、『軍師官兵衛』、そして『花燃ゆ』すべてそうです-確か『江』は、子役なしで主演の上野樹里さんが幼少期の江を演じて、それが問題視されたと言われています。第1回は主に、兄弟姉妹や友達と遊びまわる、あるいは本を隠れて読むなどといったシーンが多く盛り込まれていて、その後の主人公の人生をそれとなく窺わせるようになっています。この点では、どの大河もさほど違いがないわけですが、いってみればこの第1回は紹介のようなものですから、第2回以降をどう描くかが大事になって来ます。

『八重の桜』の場合、主人公は如何にも男勝りのやんちゃな女の子で、しかも鉄砲撃ちの真似事をしていて、手習いの教室でもお手本通りに書かず、鉄砲の絵だの、「引金」だの書いていて先生を呆れさせます。果ては藩総出での軍事教練の際に、登っていた木から草履を落としてしまい、それが元で家老の西郷頼母から兄共々叱責され、藩主松平容保のとりなしでどうにか納まり、その後の伏線となって行きます。美和の場合も当初は論語好き、本好き少女のイメージがあったのですが、なぜかその路線が継承されず、しかも松陰の妹というより、松下村塾の女理事長的な位置づけになってしまいます。八重が山本家の娘、覚馬の妹という位置づけがあるのに比べると、美和は家族の中での立ち位置がどこか曖昧に感じられます。

また八重の場合は、どうしても鉄砲をやりたいと江戸から戻ってきた覚馬に頼み、兄にしごかれつつ鉄砲術を極め、夫となる川崎尚之助の鉄砲の開発を手助けするという点で、一本筋が通っているのですが、美和の場合それがありません。彼女の場合は松下村塾がなくなったことで、自分の立ち位置がなくなってしまったともいえますが、それでも久坂玄瑞の妻であり、かつては本大好き少女だったという設定を維持して行けば、あまりぶれることなしに持って行けたはずですし、奥に入るのを前倒しにする必要もなかったでしょう。奥女中編ではキャリアウーマン云々という触れ込みがありましたが、これなら、兄に叱られながらも自らの目標を極める八重の方が、よほど「キャリアウーマン」に見えてしまいます。

ところで『八重の桜』の第2回、佐久間象山の塾で飼っていた豚が逃げ出して、塾生たちが捕まえるのに右往左往するところがあります。そこへマント?を着た男が登場して、一気に豚たちを捕まえてしまうのですが、それが何と西郷吉之助であるわけです。そもそもの原因は、豚をスケッチしていた上州安中藩士の子、新島七五三太(しめた、後の新島襄)にあったのですが、このシーンはいくらなんでも創作でしょう。でもこういう創作なら、たまにあってもいいかと思います。しかし西郷どんが、この時代に豚を見てうまそうだなどと言う辺りは、流石に薩摩の人です。その後象山が下田踏海の連座で松代に蟄居させられ、塾生たちが去って行って、覚馬と尚之助、そして勝麟太郎が、俺たちこれからどうする?と話し込み、最終的に覚馬と尚之助は勝の塾に入ることになるのですが、こういう男だけがしみじみ語るシーンは、『花燃ゆ』にはあまり登場しません。こういうのも大河らしくていいものなのですが。

余談ながら七五三太君、絵はうまいです。いきなりパペットホームズに飛びますが、「赤毛クラブの冒険」中の、ダンカン・ロスの動物スケッチを彷彿させます。

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[ 2015/10/01 01:30 ] 大河ドラマ 花燃ゆ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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