先日あまり書いていなかった第25回関連です。まず「すごいネーミングセンスだ」とあり、何がすごいのかと思ったら
なにわバードマン:センスがないのはいうまでもないが、「マン」と女の存在を無視しているあたりが実にらしい。
スワン号:湖にあるボートの名前かよ。もっと厨二センス発揮すれば?
IWAKURA:全部大文字固有名詞。くだらなさの極み。
バードマンとは鳥人とか飛行家の意味だからこうなりますね。
そしてスワン号というのは、空さんのセリフにも出て来ますが、ここの歴代の飛行機は鳥の名前をつけているようです。
またIWAKURAは岩倉螺子製作所の新しい社名で、恐らく今後の海外への進出を目指して、このようにしているのではないでしょうか。小檜山氏は以前も、映画のタイトルに英語名が入ることを批判したツイートをしていたと思いますが、それも国際映画祭などに出品することを考えてのことかと思います。
そして舞のロードバイクでのトレーニングに関して
推察ではあるのですが、役者さんがあんまりロードの鍛錬をしていないのでしょう。体幹もブレているし、ビンディングをこなす余裕がなかったと。(中略)労力が違うといえばそうだけど、『ちむどんどん』料理人役のみなさんはちゃんとした動きでしたが。
ビンディングとは専用シューズの裏の金具を、ビンディングペダルの装着部分に噛み合わせて力の伝達をよくし、自転車を効率よく走らせるものですが、そこそこお金もかかるし、このビンディングペダル用のシューズは地面を歩くには不向きのようです。
そして
「労力が違うといえばそうだけど、『ちむどんどん』料理人役のみなさんはちゃんとした動きでしたが。」
とありますが、ちゃんとした動きとは具体的にどのような動きでしょうか。それは舞がロードバイクに乗っているのと同じような条件下での動きなのでしょうか。そしてちゃんとした動きなら、なぜトマトソースをぶちまけたりしたのでしょうか。
あと「料理人役のみなさん」の、それぞれの名前がないのが辛いですね。あの中でキャラがきちんと描かれているのは一部でしたからね。
汗をかかない。水分や栄養補給をしない。ロードで走るとカロリーと水分を消費するので、その補給も見どころです。しかしそれすらない。
舞は水分補給のボトルをロードバイクにつけていますね。実際走るシーンより、部室でマシンを漕いでいるシーンの方が多いので、途中での水分補給のシーンはなかなかありませんが。
そして本気でトレーニングしたら疲れるとあり、
具体的にどうなるかというと、2019年大河ドラマ『いだてん』における、ストックホルム五輪での金栗状態になります。ハンガーノック。電池切れたように倒れる。
金栗選手はハンガーノックではなく、日射病でバテたのではなかったでしょうか。
舞はダイエットでサラダばかり。だからサラダを作る腕前もあがっちゃった!……って、あんな野菜切って盛り付けるだけでどう腕前をあげるんですか? 今まで舞は切らずに丸ごと皿に置いてたとか?
それ以上に、あれだけ過保護だった母親が、バッタみたいに草しか食わん娘に何も言わないところ。何もかもリアリテティがない。
ダイエットと言うよりは、減量のための食事制限でしょう。そして
「野菜切って盛り付けるだけでどう腕前をあげるんですか?」
小檜山氏はサラダを作ったことがないのでしょうか。取り合わせも大事だし、下ごしらえが必要な野菜もあります。何度も作って慣れてくると、当然見栄えも味も違って来ます。何よりも今回のサラダには鳥ささみと思しきものが入っていますが、この当時皮のないサラダチキンはまだありませんでした。舞が自分で作ったのでしょうね。
そして
「あれだけ過保護だった母親が、バッタみたいに草しか食わん娘に何も言わないところ。何もかもリアリテティがない」
舞が夕食にサラダしか食べないのは、減量しなければならないからだと言うことを、めぐみも浩太もわかっているからではないでしょうか。リアリティがないと言うより、前後関係を把握できているか否かの問題かと。
(2022年11月8日一部修正)
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