第4週第4話(第19回)のあらすじをざっと。なにわバードマンだけで物語が進行して行きます。
なにわバードマンの部員の決起会が行われ、鶴田が乾杯の音頭を取る。最高の飛行機飛ばすでと鶴田が言い、皆も飛ばすでと唱和して乾杯となった。この居酒屋では空さんが、1回生の時からバイトをしていた。
舞は鶴田と由良のテーブルを見ていた。どっちが気になる?どっちにしても三角関係などと玉本が言い、こいつは酒癖が悪いから気にするなと刈谷が言う。舞は、由良があまり食べないのを気にするが、刈谷はスワン号が未来の、つまりスワン号が飛ぶ日の由良の体重と体力に合わせて設計されていことを教える。つまり由良はその日に合わせて、体重制限とトレーニングを欠かせないのだった。
鶴田が立ったのを見て、舞は由良のテーブルに移動する。由良は目の前の料理を舞に勧め、リブを作るのがうまくなったと褒める。大事な尾翼を任しているから気になると由良。そこへまた玉本がやって来て、由良には鶴田がいる、そのために鶴田は走り回っていると言い出し、佐伯から何ですぐくっつけようとするんですかと突っ込まれる。
プロペラ作ってばかりの毎日に潤いがほしいと玉本、人の恋愛で潤わんといてください、彼女おるでしょと佐伯。しかし玉本は振られたばかりだった。佐伯は謝るが、玉本は寝てしまっていた。そして舞と同じ1回生の日下部は、イカロスコンテストに出ていた刈谷に憧れて浪速大に入り、ゆくゆくは機体設計をやりたいと思っていた。一方やはり1回生の藤谷は、鶴田に憧れていた。
舞は刈谷から入った理由を訊かれ、小さい頃から飛行機が好きだからと答える。そして好きな飛行機を描いたスケッチブックを見せ、彼女がバリ・イージーを始め様々な飛行機を知っていることに皆驚く。それには、スワン号の完成予想図もあった。皆は翌日から、また気合を入れて飛行機作りに打ち込む。
機体はかなり仕上がって来ていたが、やはり失敗もあった。一方で由良は尚もトレーニングに打ち込んでいた。そんな由良に舞は水を持って来て、なぜパイロットを目指したのかを尋ねる。
由良は小学校の頃野球をやっていたが、中学に入ってから同じチームの男子と体格差がつくようになり、男子に負けるようになって悔しく思い。中2で野球をやめていた。その頃彼女は、図書館でアメリア・イヤハートの伝記に出会う。
舞もイヤハートのことは知っていた。アメリカの女性飛行士で、女性で初めて大西洋横断に成功し、輝かしい功績をいくつも打ち立てたが、1937年の世界一周飛行中に消息を絶っていた。イヤハートの言葉に勇気づけられた由良は、女でも男に負けへんことができんねや、自分もパイロットになろう、だれよりもでっかい飛行機を飛ばしたろうと思うたと話す。
舞は動機を訊かれ、今まで周りに飛行機の話できる友達がおれへんかった、そやから今ここでみんなと飛行機の話しながら作業すんのが楽しいと答える。志が低いかと気兼ねする舞だが、由良はそんなことない、イヤハートがなぜ飛ぶのかと聞かれていつも「ただ楽しいから」と答えていた、岩倉もそれでいいと言う。
テスト飛行の日がやって来た。コックピットに由良が乗り込み、部員が一丸となって飛行機を動かす。やがてスワン号は離陸するが、あらぬ方向へ逸れ、鈍い衝撃音が聞こえた。皆はその方へ走り寄る。
感想は次回に改めて書く予定です。
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