まず、台風の被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。しかし『ちむどんどん』、比嘉家はやんばるにあるのに、台風が来たのを見たことがありません。
それはともかく第117回の気になった点です。
売店にいたところに智が豆腐を配達に来て、暢子が食べたいと言うオオタニワタリ(野草の一種)を今から取ってくると言って、歌子が一緒に行くといういささか都合のいい展開 和彦「(やんばるでは)暢子が生き生きして、健彦もくたくたになるまで遊んで」←杉並でもあまり変わらないと思いますが 和彦「僕の仕事は依頼を受け、原稿を書いて送ればいいから、どこに住んでいてもきるけど」 和彦「暢子はせっかく出した店を手放すことになってしまうし」 良子「やっぱりプロの料理人は違うね」 暢子「うちもやんばるで畑をやって暮らしたいと思った」 レコード会社の関係者を名乗る人物を怪しむ智に反発する歌子 しかし歌子の格好はこういう所にくる格好ではない 暢子「どこに行ってしまったわけ」 歌子「そういう星のもと」「忙しい時に熱出して迷惑かけて辞めた」「しょっちゅう熱を出す女を」 小屋の中のシーンがベタ過ぎる
売店に優子、暢子そして和彦がいます。歌子は外で健彦とシャボン玉をしています。暢子はやんばるの野菜を使った料理をしたいと言い、智にゆし豆腐の配達を頼みます。さらに暢子はオオタニワタリが食べたいと言い、智が山に行こうとしたところ、歌子も一緒に行くと言い出します。
比嘉家。和彦が自分の仕事は依頼を受け、原稿を書いて送ればいいからどこにいてもできると言い出します。しかし和彦がよほど名の売れた作家とかライターならいざ知らず、ネットもないこの時代、自分の足で取材をして、原稿を書いて郵送するしかないわけです。それを考えると、今の杉並にいる方がよほどいいかと思うのですが。
しかも「店を手放す」これを、そのためのお金を出してくれた人の前で言うべきではないでしょう。無論これも言い方次第で、暢子も今の店で腕を振るっているし、自分も将来的には沖縄に住むことを考えているが、当面はまず東京で仕事をして、コンスタントに仕事が入るようにしたい、そしてその節にはお世話になりましたとか、そのような言い方ならわからなくもないのですが。
良子、プロの料理人は違うと言っても、どうも観ている側としては、暢子より矢作の方がよほどプロの料理人に見えます。あと暢子、うちもやんばるで畑をやりたいなどと言っていますが、畑を持てば持ったで、結構大変なのではないでしょうか。
そして智と歌子。ああいう山の中なのに歌子の格好、スカートの裾が地面につきそうだし、しかも虫がいるかも知れないのにノースリーブだし…。そしてレコード会社の人から名刺を貰い、デビューに乗り気になるのですが、ここで歌子が心配になった智は、一度自分もその人に会おうと言い出します。
これが歌子は気に入りません。うちの問題はうちが自分で決めたい、うちはもう子供じゃないと言いますが、こういう決断を自分でできるほど、歌子は社会経験を積んでいるようには見えません。
しかもいい塩梅に?智が足をくじいて、小屋の中で2人きりになります。こういう2人きりの状況を作り出して、あわやキスさせるところまで持って行くのが、これまた昔のドラマのように見えてしまうのですが…幸いというか善一が探しに来て、結局2人は帰って行きます。しかし善一も急に中をのぞくのですね。
ところで歌子はストレス性高体温(心因性発熱)なのでしょうか。だとしたら何となく理解できます。
あと1981年に「ヤンバルクイナ」の存在が発表されていますが、それも結局ドラマには登場していません。
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