第115回の気になった点です。それと先日分を第113回としていましたので、第114回に直しています。
三郎、多江そして房子のちむどんどんでの会食 お礼とごめんなさいを言える矢作 暢子「矢作さんがいなかったら、ここまでやってこられなかったと思います」 優子はともかくなぜ教師の良子がそうたびたび来られるの? なぜかいそいそと弁当の準備をする暢子、いや入院準備はもっと優先するものがあるでしょ そしてなぜかそこにやって来て、清恵を紹介して、プロポーズまでするも指輪ケースが空の賢秀 「だけどいつかダイヤモンドの指輪を買ってやる」 賢秀のどこが「心のきれいなまっすぐな子」「心が健やか」? 破水しているのににんじんしりしりーを作ろうとする暢子 病院にいるのに騒がしすぎませんか 突っ込まれていた分娩シーンがやはり疑問 そして何でお客さんが皆拍手してるの? 赤ちゃんはコットに寝かせていないの? 和彦「勉強や運動ができなくても、お金持ちになれなくてもいい」
結婚とか出産などで盛り上げようとした回なのかも知れません。しかし正直言って、何だかどうでもいいという印象をぬぐえませんでした。何度も引き合いに出すようですが、これが『芋たこなんきん』の慶事や誕生会なら、観ていてとても楽しめるのですが。
年末。三郎と多江、房子の会食ですが、どうしても暢子は、と言うか制作サイドとしてはこれを出したかったのでしょう。しかし1人の男性と今の奥さんと、かつて愛していた女性が3人でテーブルを囲むというのに、そこまでこだわるべきかとも思ってしまいます。それもこれが何かのきっかけになって、また新しい関係が構築されるというのであればまた別ですが。三郎が寝てしまったのは、久々にお酒を飲んだと言うよりは、自分は関与したくないから狸寝入りを決め込んだようにも見えます。
そして矢作が、暢子にあって自分になかったものが何であるか話し、暢子にお礼を言って謝罪します。このセリフ、次の暢子の
「矢作さんがいなかったら、ここまでやってこられなかったと思います」
を引き出すためのものでしょうか。実際暢子だけだと鍋は火にかけたまま、40万円は置き忘れるで、矢作がいなかったらどうなっていたかわかりません。そのためにも、まず2か月分の給料をきちんと払ってあげましょうね。
そして出産間近となり、優子と良子がやって来ます。しかし優子はまだしも、教師という職を持っていて、夫も娘もいる良子が、なぜそう簡単に来られるのでしょうか。2人分の飛行機代はどうやって工面したのでしょうか。しかも事前に入院するということは、帝王切開か何かを考えていたのでしょうか。そして暢子、入院当日なのに準備をきちんとやっているようにも見えず、病院で食べられないからと弁当作りにいそしんでいますが、優先順位が違うのではないでしょうか。
しかもそこへ賢秀ニーニーがやって来て、清恵を紹介するまではいいのですが、いきなりその場でプロポーズをします。しかもこれがまた大げさなのですね。で、「空の」指輪ケースを見せ、
「だけどいつかダイヤモンドの指輪を買ってやる」
などと息巻いていますが、また変なビジネスに手を染めることにならないでしょうか。しかも優子、ニーニーを
「心のきれいなまっすぐな子」「心が健やか」
と言っていますが、そういう子が詐欺をしたり、ネズミ講に首を突っ込んだりしたのはなぜでしょうか。
そして暢子が清恵のために、にんじんしりしりーを振舞おうと厨房に戻りますが、破水しているのがわかります。もう病院へ行くべきなのですが、尚も暢子は料理にこだわります。何だかなあ…制作サイドがどう考えているのか知りませんが、こういう形で料理に熱心なヒロインを表現しようとしているのでしょうか。ちょっと違うと思います。
それと家族が全員病院に行って、清恵が臨時で手伝いをしているのも、如何なものでしょうか。せめて歌子は店に残るべきだし、双方の親と夫(和彦)がいればいいのではないでしょうか。しかも病院でかなり騒いでいたようですが、どうもこのシーン、暢子が悪阻(の割には、お腹の下を押さえていましたが)で病院に行って、妊娠したとわかって和彦と喜ぶシーン、あれをちょっと連想しました。しかも病院だけならまだしも、なぜちむどんどんに来ていたお客さんが、一斉に拍手するのでしょうね。
そして分娩シーン、あんなにあっさり生まれるわけがない、しかも初産なのにとかなり突っ込みがあり、しかもトレンドにまで入っていたようです。その後男の子が生まれ、暢子は赤ちゃんと一緒に横になっていますが、赤ちゃんはコットに寝かせなくていいのでしょうか。そして和彦が「健彦」という名前はどうだと言います。それはまだしも、その後で
「勉強や運動ができなくても、お金持ちになれなくてもいい」
と言います。
「勉強や運動ができなくても」何か違和感があります。この後の「お金持ちになれなくてもいい」もそうですが、先日の「知らないお客さん」同様に否定から入っているところがあり、その意味で子供が生まれた喜びがあまり感じられないのです。そして「お金持ち云々」でもうひとつ、このドラマはお金関係のトラブルが多いのは事実ですが、何もこういうシーンにまでお金を絡ませる必要もないでしょう。
あと子供たちが、お正月ということもあって凧を持って走って行きますが、これはもう次作と絡めているのでしょうか。
それと小檜山青氏のツイでこういうのがありました。
https://twitter.com/Sei_Kobeee/status/1570738679584542722
ちむどんアンチ記事。複数みたけど具体的な理由がなくすっとばして、
「ね?わかるでしょ?あいつら感じわるいよねwいじめていいよねwでもうちら悪くないじゃんw」
といじめ集団心理を形成して叩いて楽しんでる感が全開でキツい。本当にゾワゾワする。
まず批判記事ですが、私が目を通した限り、このドラマの描写に足りない部分や、不自然な設定の部分が具体的に指摘されていて、至極まともだと思います。小檜山氏は、一体どのような記事を見ていたのでしょうか、あるいは単に自分の推しを批判されるのに抵抗を感じるのでしょうか。それと反省会タグのツイを取り上げている記事もありますが、このタグ付きのツイートもまたしかりで、具体的な理由、どこかどうだからおかしいという指摘がかなり見られます。(2022年9月18日一部修正)
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