ラグビーワールドカップ、昨日はグロスターでスコットランドとの一戦でした。
この試合、後半のそのまた前半までは非常に競っていたのですが、その後日本にミスが出て、相手にトライを奪われ、あるいはペナルティゴールを決められて、終わってみれば45-10の完敗でした。スコアほどの差は感じられなかっただけに、もったいない負け方だなと思います。五郎丸選手がペナルティゴールを外した(というか、ボールがポストに当たってはね返った)というのもちょっと残念でした。これに関しては様々なメディアで発信されていると思いますが、先日ご紹介した村上氏ブログの中から、スクラムハーフの田中史朗選手のコメントを一部抜粋させていただきます。ちなみに田中選手は「海外組」の1人で、オフシーズンに所属するハイランダーズは、今年のスーパーラグビーで優勝しています。
自分たちのミスからインターセプトで取られてしまうことが多かったので、ディフェンスを破られて取られたという感覚はない。前半はいい状態で相手も疲れていたが、後半はスクラム、モールで体力を削られてしまいこちらが疲れてしまった。疲れてきたところで判断ミスが起きた。(中略)まずは次のサモア代表戦に向けて、今まで通りしっかり相手を分析し、相手が嫌なこと、こちらの得意なことを考え、練習でしっかりコミュニケーションを取りながら臨みたい。
(インターセプト-相手チームにパスを奪われること)
また、これは理由になるかどうかは分かりませんが、南ア戦の4日後にスコットランド戦はちょっときついと言えばきついです。しかもスコットランドはこれが初戦です。日程は事前からわかっていたとはいえ、中3日の試合による疲労もあるいは影響したでしょう。ラグビーワールドカップは全48試合ですが、日程はひと月半あります。これは、消耗が大きいため、間隔を空けないといいコンディションでの試合ができないからという、この競技特有の事情から来ています。
さて次はフィジカル面で勝り、そしてスピードもあるサモアが相手です。このサモアとアメリカはほぼ差がない相手ですから、きちんと勝ってほしいものです。このサモアとフィジー、そしてトンガの南太平洋の島嶼国家をアイランダーと呼んでいますが、このアイランダー勢の中でも日本がかなり苦手な相手ではありますが、せっかくの南アからの金星を無駄にしないためにも、ボーナスポイント付きで勝つことを望んでいます。
ちなみに、ボーナスポイントとは以下のようなものです。これはワールドカップのみならず、それぞれの国や地域のリーグ戦や選手権でも採用されています。
4トライ以上でボーナスポイント1 7点差以内の負けでボーナスポイント1 つまり負けても7点差以内で、しかもトライを4本以上挙げていれば2ポイントがもらえます。この4トライ以上は勝ったチームにも与えられますの。ラグビーの場合勝ち点は4、負けは0ですが、4トライ以上の勝利の場合はポイントが5になり、決勝トーナメント入りがより有利になります。
スポンサーサイト