第101回の気になる点(または同意できた点)です。
暢子の説明が大雑把すぎないか? なぜか什器を持ってやってくる鶴見の人たち 良子の「野菜を食べること自体少ない」て調べたの? なぜか人前で歌えるようになる歌子 試食会「正直、俺はまだ沖縄料理のよさが分かりません」 暢子「メニューの数も宮廷料理から沖縄そばまで」←欲張り過ぎでは 順次「沖縄のものは本土ではなかなか手に入れにくい」あまゆではどうしてるの? 智「沖縄から持って来られないものもあるんですけど」 暢子「材料が全部そろわなくても、フォンターナで学んだ知識と技術でカバー」 矢作「俺はそこまで責任持てねえぞ」 4人体制でやるのが妥当と言われるのに2人でやると言う暢子 和彦「僕もできる限り手伝いますから」暢子「和彦君は自分の仕事でいっぱいいっぱいでしょ、家事も手伝ってくれてるし」 暢子「人件費の負担が多くなるのも不安なんで」 矢作「ホールも洗い場もやらない、料理人として雇われた」 智「暢子は妊娠中なんですよ」矢作「関係ねえだろ」 まだビッグになると言っている賢秀
まず暢子の説明ですが、調味料などは具体的に言わなくていいのでしょうか。それとももう矢作は知っているのでしょうか。そして鶴見の人たちが什器を持って来るのはいいのですが(廃業した店の物というのが気になりますが)、暢子はこういうのすらまだ購入していなかったのでしょうか。
そして良子。ナーベラーというのはへちまのことですね。しかしどうも彼女のこの給食改革、本来の給食の業者の決め方ではないでしょう。ちょっと独善的だし。あと子供は野菜を食べなくなっていると言うのも、具体的な数字があるのでしょうか。それから歌子、歌えたり歌えなかったりのギャップが大きすぎでは。
再び暢子、試食会はいいのですが、沖縄そばから宮廷料理は欲張り過ぎでしょう。宮廷料理の1つが、試食会に出ていたからこう言ったとも取れますが、今までの彼女の経歴の中で、そういうのを作る機会があったのでしょうか。それと矢作の「沖縄料理のよさが分かりません」、確かに今まで西洋料理一筋で来て、レシピも暢子に教わっている以上、そして沖縄料理に地元の人々が、どのくらい馴染みがあるかもわからない以上、こう言うのも無理からぬ話です。
またあまゆの店主順次が、沖縄のものは手に入りにくいなどと言い出します。智も「持って来られない」などと言っており、この辺り、やっと例の植物防疫法を意識し出したのかなとも思われます。暢子も豚肉が手に入りにくいなどと言っていますが、その割にはあまゆで豚肉を使ってラフテーを、しかも青柳家への弁当のためなどに作っていたようですが、そんな貴重な豚肉を使ってよかったのでしょうか。
しかも暢子
「材料が全部そろわなくても、フォンターナで学んだ知識と技術でカバー」
4人でやるのかと訊かれて、矢作と2人でやると言い出す
和彦が手伝うと言うのに「和彦君は自分の仕事でいっぱいいっぱい」
「人件費の負担が多くなるのも不安なんで」
何だか無計画だなと思います。
人件費の負担などは、お金のかけ方を間違えているとしか思えません。それなのによく矢作に、給料(の額)は自分で決めていいなどと言えたものです。そして暢子が言っているのは「こうしたい」「こうなるだろう」という願望であり、「この場合にはこうする」と言った明確な回答ではありません。
さらに和彦が手伝うと言い出します。どこまで手伝えるのか定かではありませんが、暢子は仕事を理由にそれを拒否します。しかし和彦も月刊誌のコラムであり、そう稼げるような仕事でないのなら、ここは割り切って、暢子の手伝いに回った方がよかったような気もします。
そして矢作
「(2人で回す)そんな話聞いてねえよ」
「ホールも洗い場もやらない、料理人として雇われた」
暢子は妊娠中との智の言葉に「そんなの関係ねえだろ」
正直言って、矢作の言葉の方がまともです。暢子の計画性のなさが、矢作の言葉で裏付けされたようにも見えてしまいます。
無論矢作も罪を犯したりしてるし、雇用主の暢子をこいつ呼ばわりしてため口を叩いたりしているものの、少なくとも雇用関係、仕事のシビアさは暢子よりもはるかに理解しているし、だからこそ、暢子の曖昧な態度が今一つ腑に落ちないのでしょう。
それから智が暢子は妊娠中などと言っていますが、矢作に言わせれば自分のあずかり知らぬことであり、肉体的にしんどいのであれば、房子が言うように事務の仕事を続けた方がよかったでしょう。そもそも店を出すときに、このようなことにならないよう、暢子も和彦も注意しなかったのでしょうか。
その智は山原(急に沖縄へ戻るのですね)で、暢子が働きすぎだと優子に言いますが、どう考えても暢子のやり方がまずいため、結局のところ自業自得になっている感もあります。しかるべき人物に相談するべきでしたね。
さて久々に登場の賢秀ニーニー、相変わらずビッグになるのだと言い、清恵にピッグでビッグになどと言われてしまいますが、養豚場の主人、寛大が彼のために名刺を作ってあげます。営業部と書かれたその名刺に、根が単純なニーニーは大喜びですが、彼は果たしてきちんとした営業ができるのでしょうか。
それと試食会、鶴見の人たちもいるせいか、どこかメンバーが暢子応援団といった雰囲気です。そして皆で暢子を庇う傾向があり、矢作を感じが悪いなどと言っていますが、矢作さんの言うことも最もだと言う人が、1人くらいいないものでしょうか。矢作の言葉もちょっと棘があるかも知れませんが、しかし核心を突いているとは思います。
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