第100回の気になる点です。
なぜかフォンターナにいる矢作と暢子 なぜかフォンターナにいる矢作の妻佳代 なぜかその後出て来る沖縄そば 矢作の包丁の持ち歩き方は銃刀法違反でしょう 「条件は何でも飲む」 矢作「給料は…」暢子「矢作さんが決めてください」 料理を作らせたら、その日から賃金発生になりませんか 「妊娠中は食べない方がいい」と言うより、食べてはいけない青パパイヤ ついにセリフがなくなった和彦 矢作が青パパイヤを刻むのだけが見せ場
まず暢子が矢作をフォンターナに連れて行き、房子に謝罪させるわけですが、あの神社のそばにいた矢作を恐らくは説得して、電車に乗って行ったことになります。あれが何時頃だったのかは知りませんが、フォンターナが閉店しているわけですから、かなり遅いです。
それはともかく、房子と矢作が話している間、なぜ暢子が矢作の保護者のように隣にいるのか、ちょっと解しかねます。ああいう時は場を外すのではないでしょうか。
そしてフォンターナに矢作の妻佳代が現れ、離婚まで考えていた夫に、もう一度料理人を目指すように言い、その後沖縄そばが出て来ます。こういう流れに、ちょっと馴染めません。
矢作をフォンターナに連れて来たのはいいでしょう。しかし妻に説得させるとか、暢子の料理を味見させるなどというのは、また別の機会を設けて然るべきではないでしょうか。そして矢作は、案の定出汁と麺の太さとに駄目出しをします。
その矢作の包丁ですが、二ツ橋がきちんと研がれていたと言い、暢子は矢作が鶴見で飲食店を回って、料理をしたいと頼み込んでいたと房子に話します。しかし矢作が、どこでどうやって包丁を研いでいたかは不明ですし、またなぜ鶴見に限定して職探しをしていたかもわかりません。
そしてあの包丁ですが、専用ケースなどに入れるのであればまだしも、ああいう持ち歩き方では、銃刀法違反になるでしょう。包丁と言えば、暢子の包丁はその後どうなったのでしょうか。
その後矢作が「ちむどんどん」に現れます、暢子は条件なら何でも飲むと言い、給料も矢作が決めていいなどと言い出しますが、これもどうかと思います。
そもそもちむどんどんは、就業規則は作っていないのでしょうか。この時代はどうであったかは不明ですが、今は個人の飲食店も就業規則が必要なはずです。そして試作品とは言え料理を作らせると、この日から賃金が発生するのではないでしょうか。
そしてなかなか出てこなかった青パパイア、やっと登場です。尤も第99回の比嘉家の食卓の炒め物の青味、あれもひょっとしてそうでしょうか。それはともかくとして、この青パパイアは妊娠中の女性が食べると、子宮収縮を引き起こす恐れがあり、流産の原因になるうえに羊膜にも悪影響を与えるため、「食べない方がいい」のではなく、食べてはいけないとされています。
するとこの青パパイアを炒めたパパイアイリチー、せっかく試作しても、暢子が味見できないということになります。すると和彦か矢作が味見をするのでしょうか。それもちょっと変です。
この脚本、青パパイヤに毒性があるのを知らないまま書き進められ、後で妊婦には危険であるとわかったため、若干セリフを変更したようにも見えます。どう考えても、自分が味見ができない料理を、率先して試作するというのは不自然ですから。またこの青パパイヤ、この当時は芋類同様本土への持ち込みは禁止されていました。
そして和彦。ついにセリフまでなくなりましたか。主人公の夫ですよね、一応。一方で矢作がこの青パパイヤを刻むところ、ここがこの回で一番の見せ場で、今までの中で、一番料理をテーマにしたドラマらしさを感じさせました。
しかし「給料も矢作が決めていい」随分気前がいいですね、成功して当然と思っているのでしょう。暢子のみならず、良子の給食改革?にしても、歌子の民謡にしても、成功が前提になっており、失敗した場合の対策が考えられていないなと思います。ニーニーに至っては最早何をかいわんやですが。そのニーニー、今週はお休みでしたが、来週からまた登場のようです。
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