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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 63その3(+ストローマン論法)

まずおわびです。
先日分の投稿の日付を1日間違えていたため、投稿順序がおかしくなっていました。元に戻しています。失礼いたしました。あと、投稿の変換や文章で意味が分かりづらい部分、見つけ次第修正しております。

それから既にご存知のように、7月10日は参院選開票速報のため、『鎌倉殿の13人』はお休みになります。

では『武将ジャパン』大河コラム関連続きです。MVPと総評について。しかしMVPと言っても、場合にもよりますが、その回で一番登場回数が多かった人物といった感じがします。しかも、こういう評価の仕方は個人的にちょっと受け入れられないなと思います。

政子が、段々と鎌倉を統べるだけの風格を身につけつつあると思ったら、頼朝に恋をしたばかりの娘時代のように見えることもある。
所作もますます磨きがかかって、裾さばきや袖の扱いが洗練されています。
人は、所作でこれほどまでに美しくなると証明されているようです。
そして声音が素晴らしい。

小栗旬さんは疲れ、燃え尽きたようで、声が低く囁くように話します。
それでも滑舌がクリアではっきりと聞こえる発音で、澱みが全くない。
涙がこぼれそうで堪えているような苦しみ。ずっと足の裏を炙られているような、そんな痛みがずっと表情に宿っていました。

私としては、武者さんがこの『鎌倉殿の13人』を本当に好きなのかどうかはわかりません。好きだと言う割に、原始的だ何だとあれこれ批判している部分もあります。「原始的」て割とネガティブな評価の仕方ですよね。そのように表現するのではなく、その時代はこんな感じだったのだと説明するのであれば、納得できるのですが。
三谷さんの脚本だから、少々無理して褒めているようなところもあります。

そしてここに引用した部分ですが
「所作もますます磨きがかかって、裾さばきや袖の扱いが洗練されています」
と言うより、政子の内面的なものをもっと評価できないものでしょうか。あの頃に比べて、これこれこういう点が成長したといった具合に。
あと義時に関しても
「ずっと足の裏を炙られているような、そんな痛み」
とありますが、そこまで書かなくても「胸を締め付けられる」くらいでいいのではないでしょうか。足の裏を炙るのは昔の拷問か、あるいは水虫の治療というイメージなのですが。

敢えて悪どく生きるつもりは全くないのに、生きるためにドス黒くなる。そんな未来が見えてきます。
そして単独でも素晴らしいのに、姉と弟が並ぶことで凄みが出てくる。
同時に倒さねばならないという、そんな手強さが出てきます。

「ドス黒くなる」も武者さんがよく使う言葉ですが、彼らは幕府の主導権を委ねられるわけで、しかも委ねたくないと思っている相手からの反発にも、受けて立つ必要があります。様々な形でしぶとく、しかも策を弄するようになるわけですね。
それから、
「同時に倒さねばならない」
とありますが、何と何を同時に倒すのかがはっきりしていないのですが。

そして総評では
「しかし、気になるところがなかったわけではありません」
とあり、全成の擁立について書かれています。

時政とりくの全成擁立計画が、なんだか雑だなぁ……と感じたのが今回の欠点だと思えます。
全成は野心もないし、政治力もない。
頼朝が落馬したことをコケにしている御家人が納得するとは到底思えない人選です。
もしも源範頼が存命であればわからなくもないのですが。
あの大江広元ですらすんなりと計画に乗ったことも不可解ではあります。
正統性がないと真っ先に反対しそうに思えます。

まず、本気で全成を次の鎌倉殿にと言うより、比企がついている頼家への当て馬のように感じられます。これは範頼存命であっても似たようなものではなかったでしょうか。広元もどことなく比企能員を牽制しているように見えますし、全成の方が自分たち文官も動かしやすいと思っているのかも知れません。

それと
「頼朝が落馬したことをコケにしている御家人」
和田義盛のことと思われますが、今までも書いて来たように、頼朝への不満もなかったとは言えないでしょうし、自分達があれだけ張り切って担いだ武家の棟梁としての頼朝が、落馬して死ぬなんざ情ねえなあというのが、恐らくは彼の考えでしょう。

今回は、女性のリーダーシップや思惑がクローズアップされていました。
中世は世界的にみて、近代以降よりも女性の権利が強かったことが指摘されます。

女性のリーダーシップ云々より、義時の考えで、ある意味ことを穏便に済ますためにも、政子の協力を得たように見えます。そして先日も書きましたが「世界的にみて」とある割に、ヨーロッパの女性が紹介されていませんね。アリエノール・ダキテーヌなどもその好例かと思いますが。

そこを踏まえてか、政治性を出したいのだとは思えました。
結果、りくの夫・時政、実衣の夫・全成の主体性が薄れたようにも思えます。
そしてりくはともかく、実衣の政治的野心をクローズアップするための仕掛けが全成擁立策ではないかと思えるのです。
片方の性の個性を際立たせるために、もう片方の性を歪めてよいものか?
そう思うとすれば、意図は正解でしょう。

実衣の政治的野心と言うよりは、政子への対抗心と言うのはこれも先日書いています。
そして全成は聖職者であり、元々政治的権限もなく政治力もない(これは武者さんも指摘しています)から、こういう政治力が発揮されるべき状況に於いて、主体性が薄れると書くのはどうかと思います。逆に、政治の表舞台に担ぎ出されそうになったが故の戸惑い、それに伴うささやかな覚悟(髪を伸ばすといった)は描かれていました。全成擁立反対の理由は、こういう彼の政治経験の乏しさ、リーダーシップのなさも関係していると言えそうですし、その辺りは義時も危惧していました。

そして時政ですが、りくの意見に賛同してはいるものの、この回でそこまで存在感が小さくはなかったかと思います。義時と政子が共に手を携えるように、時政もりくと手を携えているのではないかと。

それと
「片方の性の個性を際立たせるために、もう片方の性を歪めてよいものか?
そう思うとすれば、意図は正解でしょう」
何を言いたいのでしょうね。りくや実衣という女性の立場を明確にするために、その伴侶の存在感が薄くなってもいい、それはジェンダーについて考えさせている(後述)ということでしょうか。

ジェンダーについて考えさせるというやり口を、挑発的にしている意図は感じます。
このドラマは何もかもが新しく、挑発的に感じる。ゆえに好き嫌いは分かれて当然ではないでしょうか。むしろ賛美一色になることを警戒したい気持ちもあります。

ここでまた武者さんの好きなジェンダーです。しかし別に挑発的であるという印象はありません。頼朝死去に伴うごたごた、そしてその中で生き残るために夫にはっぱをかける妻(りく)、あるいは夫が鎌倉殿になることについて、自分だって御台所になれると自信満々の妻(実衣)、そして弟に、鎌倉のためにも今後もとどまってほしいと頭を下げる後家(政子)、それぞれの女性の在り方を描いているとは思いますが。また何もかもが新しいなどと言うのも、三谷さんだからなのでしょうか。

そして好き嫌いと言うより、正直言ってちょっと不思議に思える展開、たとえば私の場合、平家や大姫の描写、あるいは全成の登場と絡められがちなコント的演出などに馴染めないというのはあります。他にそう考えている人がいても不思議ではなく、好き嫌いは出て来て当然でしょう。賛美一色というのが、言っては何ですが(後で叩かれた時の)アリバイ作りなのか、それともやはり『麒麟がくる』のようには馴染めないためこう書いているのか、定かではありませんが。

あと武者さんの論調について、牽強付会であると書いたことがあります。加えてストローマン論法的なところもあるかと思います。このストローマン論法、藁人形論法とも言われますが、藁人形だと丑の刻参りが連想されてしまうので、一応ストローマン論法としておきますが、要は論点をずらし、そのすらした部分に反論する、あるいはその部分を誇張すると言うやり方です。

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[ 2022/07/08 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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