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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと番外編-漢籍関連記述は本当に必要なのか

ここで、『武将ジャパン』の第24回大河コラムの在り方というか、とりわけこれはおかしいのではないかという点について書いておきます。

武者さんの大河評に関しては、今までも述べて来ました。特に以下のような特徴が見られます。

  • ドラマ本編をきちんと観ていない(登場人物のセリフその他が放送された分と噛み合わない)
  • この人物あるいは時代はどうである、と断言する割にはその根拠または実例を出さない
  • 漢籍をやたら出しまくる、あるいは『麒麟がくる』と他の大河を比較したがる
  • 好きな大河は何が何でも持ち上げまくり、そうでない大河は、評価できる点を探そうともせずこきおろす
  • 特に今年の場合は、好きな部分とそうでない部分(坂東武者の描写など)がはっきりしており、全面的に支持できるといった感じではなく、もどかしそうである。この辺りが、『麒麟がくる』のように、必ずしも本人の意に沿った作品であるとは考え難い所以である

で前にも書いていますが、『鎌倉殿の13人』第24回のコラム(レビュー)、最後の方のページで、「東洋史で見る『鎌倉殿の13人』」なる見出しでやたら京都が悪いという見方をしており、また『青天を衝け』批判で漢籍を持ち出し、果ては「今年がいかにして漢籍で読み解けば理解しやすくなるか、示したいと思います」という触れ込みで、長々と漢籍自慢を披露しています。

前者の方は、京都が悪い、それでも大江広元は不安分子を取り除いておきたい、丹後局は安徳天皇の酷い最期を知っている、武力で帝をああできると思い上がっている連中を、知略の限りを尽くして止めるしかないなどとあり、この2人には義があるし、九条兼実もましだとする一方で、悪いのは後白河法皇と土御門通親で、彼らからは国家の理想を追い求める志すら見えなかったとあります。

しかし
「武力で帝をああできると思い上がっている連中を、知略の限りを尽くして止めるしかない」
と思ったのは寧ろ後白河法皇ではないのでしょうか。またこの源平合戦の時代、法皇は貴族政治の中心のみならず、自身が義であり国家であったとも取れますし、法皇の信用を失うことは大きな痛手でした。そして頼朝と協調したからこそ、承久の乱に表面化する朝廷と幕府の不和が、一応は先送りされたとも考えられます。
また土御門(源)通親は、丹後局と組んで九条兼実を失脚させたとも言われています。寧ろこの2人は、兼実と不仲であったとされています。また広元を明法博士としたのは通親ですね。

そして後者ですが、
「今年がいかにして」とあるのは、「今年の大河がいかにして」のことでしょう。
で、まず『青天を衝け』批判。どうも徳川斉昭の「快なり」が不満だったようで
「東洋の君主、天命について考えを巡らせているようなものは「俺が気持ちいいんだもーん!」という「快なり!」なんて言葉を決め台詞にはまずしません。
周囲にお礼をすることより「気持ちいいー」と先立つというのは、とても君主の姿とは思えない……というか、そういうことをやらかした君主は「あれは無知蒙昧です」と歴史書に残されますね」
などとあります。

これは草彅剛さんが、ギャラクシー賞受賞で「快なり」と言った記事を引っ張ってきているのですが、別に大河でのセリフを共演者が使っても、視聴者が喜んでもそれはそれで構わないのではないでしょうか。それを言えば『真田丸』の「黙れ小童」も同じでしょう。君主がどうこうと言うのも、ちょっと後付けのように感じられます。何と言っても日本は儒教国家ではなく、徳川斉昭は武士であり、中華諸王朝の君主とは違うはず、なのですが。

以前のこのコラムは、もっとページ数は少なかったのです。ページ数が増やされるということは、その大河に直接関連すること、たとえば第24回なら源範頼とか、あるいは丹後局の人物像などを、他記事でなくこのコラムで採り上げてしかるべきと思われますが、どうもそのようには見えません。その他にも「教養の世代格差」だの、「『貞観政要』を読む意味」だの、『鎌倉殿』に直接関連あると言うよりは、どちらかと言えば自分が書きたい漢籍絡み、儒教絡みのことがやたらに書かれています。こういうのこそ他記事を立てればいのではないかと思いますが。

またこの貞観政要関連記事では、金剛は『貞観政要』を読んでいるが、おそらく頼家はまだ読んでいない、このあと政子から『貞観政要』を勧められたとされているとあるのですが、こういうのもどのような文献にあるのかはっきりさせてほしいですね。
そしてここでも
「いや、昨年の大河は懐からわざとらしく『論語』をのぞかせていて、そのまま宴会でそのトークをしていて嫌になったんですね。
本当に知っていたそんなわけわからんアピールをしないだろうに、なんとも共感性羞恥心を刺激するドラマでした」
などとあります。

そして武者さん的には
「そこで『貞観政要』だ」
となってしまうようです。
何でもこの『貞観政要』の魏徴(ぎちょう)という人物が、主君の言動を諫めるというのを踏まえているようで、
「好きだからこそ、敬愛するからこそ諫言することだって仕事です。
大河への好悪はさておき、2021年のように誤った漢籍知識をひけらかし、それを開き直って「快なり!」といった怪しい言葉を権威付けてしまうと、いろいろ後難が予測されます。権威に奢って俗情に媚び諂い、堕落し、快ばかりを求めていると天命から見放されます。ゆえに、批評も時に必要です」
などと書かれているのですが、武者さんのは批評とか批判とか言う以前に、難癖に他ならないと思います。客観性が乏しすぎます。実際『青天を衝け』にはまともな描写もあるのに、それを評価しているようには見えず、すべてを否定し、仮にそれが「敬愛するからこそ諫言する」であったにせよ、実際はかなりひどい意見が書かれていたこともあります。

武者さんの好きな漢語で表現するなら、こういうのを「牽強附会」と言うのではないでしょうか。それにしても幾度となく繰り返される『青天を衝け』叩き、もうそろそろ、終わらせてはどうかと思いますが。


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[ 2022/06/26 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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