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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』第19回「果たせぬ凱旋」あらすじと感想-2

第19回「果たせぬ凱旋」後半部分です。尚先日投稿分、多少加筆と修正をしています。


この頃京では鎌倉を恐れ、義経に見切りをつける武士たちがいた。元興福寺の僧兵の土佐坊昌俊は、里は彼とその手下に、夫義経は痛めつけても顔を傷つけず命は取らぬこと、女(静)は殺していいと指示する。静と一緒にいた義経は、外の不穏な空気を察して豆をその場にこぼし、身を隠す。その後外に出たところ、昌俊一味が襲い掛かり、劣勢に立った義経だが、そこへ弁慶が現れる。その様子を里と行家が見ていた。

行家は義経に、鎌倉が送って来た刺客に間違いないと言う。血を分けた兄がそのようなことをするとはと義経は信じられないが、行家は、頼朝が武士の棟梁の座を取られるのを恐れていると言う。そして行家は挙兵を促し、法皇に頼朝追討の宣旨をいただくと言った。にわかに信じがたい義経はむせび泣く。そして10月18日、義経は宣旨を受け取り、22日にはその知らせが頼朝にもたらされる。

義時は悲嘆にくれるが、頼朝は全軍で京へ上ると宣言する。散々救いの手を伸べながら、義経は暴挙に出たと頼朝は言うが、御家人たちの多くは鬼神の如き義経の強さを恐れていた。しかし中には畠山重忠のように、負けはしないが長期戦になると言う者もおり、また梶原景時は、自分が総大将となれば義経の軍に勝てると言い、三浦義村も賛同し、渋っていた他の御家人たちも次々と戦に同意する。

義村は戦にはならない、義経は戦わずして負けると読んでいた。義経が人気があるのは戦に出なかった者たちの間だけで、兵にしてみれば、無謀な戦ばかりをする義経について行く気はもうなかった。29日、頼朝は自ら軍を率いて鎌倉を経つ。この知らせは国中を駆け巡り、藤原国衡は父秀衡に、今こそ鎌倉を攻め落とす時と進言するが、秀衡は義経が戦に勝てるとは思っておらず、九郎は早まったなと密かに思う。

鎌倉軍は1万を超え、黄瀬川まで進軍していたが、義経の兵は500にも満たなかった。義経は噂とは兵の数を盛るもの、実際は2000か3000というが、それでも攻め込まれては勝ち目はなく、また義経のもとに兵は集まらなかった。これでは義仲の二の舞だった。しかも行家はお前の戦には義がない、だから挙兵はするべきでなかったと、己の言動と矛盾したことを言い、その場を去る。行家は味方につけた側が必ず負ける男で、また彼自身もこの後鎌倉方に首を刎ねられた。

義経は京を発ち、九州へ行って再起を図ることにする。静は京に残し、里は連れて行くつもりだった。里が身支度をしている間義経は静に、里は比企の娘で人質になるから連れて行くと説明し、またいつか迎えに行くと言う。また鎌倉方に捕まっても、自分とのことは口にするなと念を押す。いっぽう後白河法皇は、頼朝と義経のいずれも力を持ってはならず、つばぜり合いが望ましいと言い、義経が姿を消したことに不満そうだった。

関白九条兼実は、頼朝が西に向かっていることを伝え、法皇は頼朝追討を取り消す。そして頼朝に、義経追討の宣旨を与えようとするが、意味をはかりかねる兼実が何度も尋ねたため、法皇を怒らせてしまう。しかし頼朝の軍は、義経が姿をくらましたため一旦鎌倉へ引き上げ、改めて時政と義時が上洛して、義経を捕縛することになった。それも法皇の力を借りてと言う。時政は、法皇と鎌倉方の橋渡し役だった。

時政は戸惑うが、頼朝は、舅殿にはいざという時の胆力があると励ます。時政はなおも迷うが、りくは鎌倉殿に買われており、ありがたいことといい、身重でなければ自分が行きたいほどだと夫を叱る。実際これは時政父子の正念場でもあり、時政の役目は京都守護だった。そして2人は法皇に拝謁する。この時義時は、追討の宣旨に心を痛めていると言い、法皇はその場をはぐらかそうとする。

しかし義時は、頼朝は法皇が日の本一の大天狗、信じていいかと疑っているとつけつけと話し、すべて義経のせいと言う法皇に、時政は行家と義経を捕らえるために力添えをしてほしい、西国を我らが治めるべく地頭を置きたい、そして米と兵を集め、法皇の役に立ちたいと上申する。その夜、鎌倉殿の脅しが効いたと語り合う時政父子だが、外に何者かの気配を感じる。

時政と義時は太刀を手にするが、そこに蓑を着けた義経の姿を見つける。時政は偽者ではないかと疑うものの、本物であることを見抜いていた。義経は頼朝との関係改善について相談するが、既に義経追討の院旨が出ており、万事休すの状態だった。義時は義経が人を信じすぎると言い、時政は、策に長けた者はかえって騙されやすいと言う。このまま奥州に戻ろうかと義経は言うが、義時はそこにまた火種ができる、あれだけ平家を振り回す知恵があったのだから、どこでも生きて行けると諭す。

義経は去り際に言う。
「御台所に伝えてくれ、九郎は、御台所の膝の温かさを生涯忘れないと」
そして時政は、かつて、経験もないのに自信もなかったら何もできぬと義経が言ったことに触れ、では自信をつけるには何がいるか、経験でござるよと言い、まだまだこれからと義経の背中を押すようなことを言う。義経は笑顔を見せて、雪の中へと去って行く。
時政は、まるで平家を滅ぼすために生まれて来たようだと、義時は義経が羨ましいほどにまっすぐ過ぎたとそれぞれ口にする。


さて義経が追いつめられて行きます。正室である里が土佐坊昌俊に指示を出し、静を殺すように言います。この大河では、行家と里の共謀と思われますが、『吾妻鏡』では頼朝が実際に差し向けたことになっています。こうして既成事実を作った行家は挙兵を持ちかけます。義経は兄と戦うなどと渋りますが、行家としてはどうしても戦をやらせたいようですが、実際はお先真っ暗と言ってもいい状況でした。

鎌倉では、頼朝が軍を率いて京に上ることになります。当初は渋っていた御家人たちも立ち上がりますが、兵の数が段違いでした。義経のもとに兵は集まらず、ついに行家は、だから挙兵はするべきでなかったのだとまで言い出します。義経も似たようなことを言っていますが、正に「お前が言うな」です。

この行家は、自分に味方してくれた相手に不幸をもたらす、逆神のような人物でした。しかもフィクサーのようなことをしたがるため、余計に扱いづらかったとも言えます。実はこの時頼朝追討に当たって、義経は九州、行家は四国の地頭に任命されています。これが日本初の地頭ともされています。

結局義経も、義村の言葉通りに戦をすることはなく、九州へ逃げることになります。この時里を連れて行くのは、比企の娘で人質にできるからと静に話していますが、里は比企能員の姪で、河越重頼と、比企尼の娘との間に生まれた娘です。冒頭での叔父上と叔母上は、能員と道のことでしょう。しかし兄弟でつばぜり合いをさせたがる法皇は、この義経失踪に不満で、今度は義経を捕らえることになります。この交渉に向かったのは時政父子ですが、『吾妻鏡』では時政一人です。

義時が法皇に忌憚なく意見し、西国に地頭を置いて米と兵を徴収したいと申し出ます。これも法皇のためと言うものの、実際は頼朝の要求を通したというところでしょう。しかしこのシーン、そしてその次の義経登場シーンには何かもやっとしたものを感じます。三谷さんらしいやり方ではありますが、主人公を前面に出そうとして、ちょっと大げさになっているようにも見えます。これは『真田丸』でも感じました。あと『吾妻鏡』では、時政は、師(そつ)中納言経房を通して地頭の件を伝えています。

それと思うのですが、鎌倉の武士たちが、今後の武士の政権を目指して、ちょっと気負っている様子があるのに引きかえ、りくを含む京の人々はリアリストで、どこか合理的なところもあります。りくもそうですし、また静が頭蓋骨のトリックを見破る辺りしかりでしょう。また「チーム後白河」も、朝廷のサバイバル作戦と思えば、法皇が大天狗にならざるをえない理由も理解できます。無論、そうなれる人物であったからとも言えますが。


飲み物-テーブル上のマグのビール
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[ 2022/05/18 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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