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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 43(那須与一関連)

今回は『武将ジャパン』大河コラムのこの箇所に関してです。

◆【鎌倉殿の13人】屋島の戦いは“ナレ終”「香川県民涙目」「那須与一ガン無視」の声【ネタバレあり】(→link)
こういうネットでSNSの声を拾って、ニュースにすること――これには疑念しかありませんし、屋島を省略した理由はわかるかと思いますが。
要するに、戦と同じで、ここを攻めると絞った方がよいということ。

元記事はこちらです。
【鎌倉殿の13人】屋島の戦いは“ナレ終”「香川県民涙目」「那須与一ガン無視」の声【ネタバレあり】
https://www.oricon.co.jp/news/2233990/full/

しかし
「屋島を省略した理由はわかるかと思いますが」
この書き方はないでしょうね、随分高飛車な気がします。これも嫌いな大河なら、視聴者の批判ももっともだという論調になりそうです。ともあれ『吾妻鏡』にも桜庭良遠の城を攻めたこと、寡兵であることを知られないために、民家に火をかけて、あたかも大軍が攻めて来たように見せたこと、汀(波打ち際)で平家軍と応戦したことなども書かれています。省略する理由はなさそうです。
しいて言えば、那須与一が『吾妻鏡』には出て来ない(元々は弓流し同様『平家物語』が出典)ということでしょうが、三谷さんの脚本も、必ずしも『吾妻鏡』に準拠しているとも言えませんし、結局いたずらに視聴者の不満を招いたようにも取れます。
以前私は『鎌倉殿の13人』今後の登場人物続きという投稿でこのように書いています。

尤も三谷さんの脚本ですから、一般的な源平大河のように、二位尼が安徳天皇と共に入水などという描写はなしということもあり得ます。その代わりに義経の八艘飛びとか、那須与一の扇の的などが出て来るのでしょうか。

これに関しては、『吾妻鏡』ベースということもあり、二位尼ではなく、按察局が安徳天皇と入水しましたが、入水のシーンは一応ありました。また義経の八艘飛びも登場しました。ある意味見せ場と言ってよかったかと思います。しかし扇の的は出て来ませんでしたね。八艘飛び同様、アトラクション要素が強いものであるため、登場させてもよかったかと思いますが。

またこの扇の的ですが、与一が扇を落とした後、平家方の伊賀十郎兵衛家員が踊り始めます。この辺、如何にも公家化した平家らしいと言えますが、義経はこの人物をも射殺してしまいます。こういうところが、壇ノ浦の漕ぎ手殺しを思わせもします。

尚その後の武者さんの文章ですが

那須与一は知名度が高いからこういうことを言われるのでしょう。しかし今までも省略はありました。三浦義明や熊谷直実。私としてはせっかく出しておきながら、平知盛が壇ノ浦にいないことも惜しまれるところであります。

三浦義明はわずかなシーンとはいえ登場していますが。
そして知盛ですが、そもそもの登場シーンがあまりなかったかと思います。知盛と言えば『義経』の阿部寛さんのイメージが強いのですが、その人物がある程度本編に出て来てこそ、その最期も尺を取って描かれるのでしょう。

絞った範囲を迫力たっぷりに描くこと。これが何より重要なことでしょう。
具体的に言えば義経の八艘飛び。
それと漕ぎ手を射殺することで動揺する畠山重忠の態度。
そういうところに気合を入れているのでしょうね。
海上戦闘はともかく金がかかります。壇ノ浦だけに絞ったことは正解だと思います。
今回の壇ノ浦は、今後の大河の浮沈を決めるほどの気合を感じました。
当時の日本の海上戦闘としての特徴が出ていて、素晴らしいと思います。

と言うより、義経の見せ場と言った方が正しいかと思います。
それに扇の的のシーンであれば、戦闘ではないのだから、スタジオ撮影ができないわけではないでしょう。予算の関係で屋島を省略したと言いたいのなら、前出の
「屋島を省略した理由はわかるかと思いますが」
などという書き方をせず、予算の都合もあったのだろうと書いてもいいのではないでしょうか。
あと
今回の壇ノ浦は、今後の大河の浮沈を決めるほどの気合を感じました
当時の日本の海上戦闘としての特徴が出ていて、素晴らしいと思います
とありますが、さてどうでしょうか。

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[ 2022/05/13 01:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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