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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『黄金の日日』「助左衛門追放」

第47回「助左衛門追放」です。


助左衛門は奉行所へと連行されるが、そこで石田三成から菓子を振舞われる。その日は嘉祥の日(6月16日)であり、秀吉の側近たちが伏見城に上がって、菓子を拝領していた。秀吉は、助左衛門に食べさせよと手づかみでその菓子を三成に渡したが、助左衛門は過去の秀吉との諍いと極刑の宣告、そして三成により難を逃れたことを思い出し、死んだ者が菓子を食えぬと助左衛門は言う。しかし三成は秀吉に事実を打ち明けており、しかも秀吉は助左衛門に会いたがっていた。

秀吉は助左衛門と和解をしたがっているらしいが、助左衛門は乗り気ではなかった。五右衛門の遺恨かと三成は問うが、助左衛門は、堺の自治と自由な交易のために、多くの堺衆が命を捨てていたため、今後秀吉が堺を自由にしない限り、伏見城行きは無理だった。すると三成は立ち上がって障子を閉め、助左衛門にあることを話す。それは来年の春には朱印船と海賊船禁止令は廃止、堺の堀にも水が戻ってくるから、それまではうかつに動くなと三成。実は秀吉の余命はあといくばくもなかった。

秀吉は家臣の前で涙を流し、子の秀吉が15になるまで生きていたい、諸大名を謁見する姿を見たいと言っていた。三成は言う。
「天が殿下を裁く。余人の手出しは無用だ」
そして秀吉も死期は悟っており、懐かしさから会いたいのであろう、お前も恨みは色々あるだろうが、最早長くはないお人だ、恩讐を越えて暇乞いをする気持ちにはなれぬかと、三成は助左衛門に語りかける。不思議なことに助左衛門は、久々に秀吉に懐かしさを覚えていた。

助左衛門は懐紙を取り出し、菓子をそれにしまうと涙を浮かべ、伏見行きを決めた。城内の寝所の襖が開き、秀吉が半身を起こして座っていた。侍女が布団の間に卓を差し入れ、秀吉は小刻みに震える手で筆を取り、紙に何やらしたためていた。やがて印を押し、助左衛門に渡したその紙には、このようなことが書かれていた。
「追放 命ず 太閤」
三成は驚きの表情を見せる。慶長3(1598)年7月、助左衛門は公儀への不届きな行為により、家財没収のうえ追放されたのである。

助左衛門は奉行船に乗せられた。しかしその後船上に出され、望遠鏡を渡される。彼が見たその先にあったのは、今井の船団だった。三成の計らいで、助左衛門の家財道具を積み荷にして、今井の船に積み込んでいたのである。船には小太郎と弥次郎が乗っていた。美緒は三成に礼を述べ、家財があって配流先が呂宋であれば、路頭に迷うことはないと美緒は言う。三成は、これが両者に取って永遠の別れとなるかも知れぬと口にするが、美緒は、堺を守る志は一つである、堺で生まれ育った男女の結びつきは決して消えぬと自分に言い聞かせて来ていた。

その頃伏見城に於いて、五大老と五奉行の制度が制定される。秀頼の将来を案じてのものであった。そして五大老の1人となった徳川家康は、堺の今井宗薫の許を訪れる。堺の鉄砲と弾薬は、今井がすべて抑えていた。家康は宗薫に、いずれ江戸に移って来ぬかともちかける。当初は潮入りの葦原ばかりの土地であった江戸も、町としての体裁を整えつつあり、田畑も増え、あとは人を増やしたいというのが家康の思いだった。宗薫は家康に、江戸へ人を送るには、大坂を潰してしまうようにと提案する。家康もしばらくは伏見に留まり、堺のことは宗薫に任せ、「急ぐまいぞ」と警告する。

秀吉は病床で涙を浮かべ、鼻水をたらしながら、くどいほどに秀頼の将来を案じ、書状を作っていた。最早それは、五大老五奉行への哀願とでも言うべきものだった。秀吉に死が訪れるのは、その13日後の8月18日だった。その8月18日、呂宋では助左衛門が、かつて日本人町があったマニラ郊外のディラオに滞在し、小太郎に、日本人を呼び戻したいと話していた。助左衛門は、呂宋版の堺を作りたかったのである。そして、美緒と高山右近が仕立てた船で、日本を脱出したキリシタンたちも加え、昔の堺のような活気のある町の建設を夢見ていた。

遥明台を作ってお仙を呼ぼうと助左衛門。小太郎は母美緒も呼びたいと言うが、助左衛門は、美緒は、キリシタンの逃亡船を送り出すために、堺に残るだろうと思っていた。その時原田喜右衛門の船がマニラに入港しているという情報が入る。喜右衛門は、助左衛門の首に銀5貫を懸けており、さらに助左衛門の船に盗賊が襲い掛かってくる。そのうちの1人が船内に入り込み、小太郎が取り押さえるが、その相手は女だった。日本語がわかるようで、自分はフィリピン人だと言う。喜右衛門の手の者ではなく、逆に喜右衛門に奴隷にされた仲間を救いに、鉄砲を盗みに入ったのだった。

助左衛門は、原田がまだ人買いをやっているのに驚く。その女の兄も原田船に売られたのだった。その喜右衛門は、逃亡したあるタガログ人を弄ぶように、銃で狙いを定めていた。そのタガログ人の男は「ツル」と叫ぶ。妹の名だと言うが、その男はどう見てもタガログ人だった。喜右衛門は日本人かタガログ人かと問うが、その男はフィリピン人だと答える。日本人だと答えれば助けてやると喜右衛門は言うが、その男は頑なにフィリピン人を主張する。

業を煮やした喜右衛門はその男を殺し、フィリピン人などという得体のしれない者を生かしておけるかと不敵に笑う。そして助左衛門の船では、ツルという例の女が素性を打ち明けていた。タガログ人の父と日本人の母を持つ彼女は、自分たちはフィリピン人だと名乗っていた。今までのどの国の人間とも異なる、新しい人々だった。助左衛門も、これから原田船を襲い、フィリピン人を救出すると言って立ち上がり、小舟で喜右衛門の船へ向かう。

同じ夜、伏見城では秀吉が喀血し、宿直の者を呼ぼうとするも鈴に手が届かず、布団を血に染めながら立ち上がり、何かを掴もうとするようにしてこときれた。辞世の句は
「つゆとをち つゆときへにし わかみかな なにわのことも ゆめのまたゆめ」
である。


桔梗の思いを抱いて日本に戻って来た助左衛門ですが、帰国した彼に突き付けられたのは追放命令でした。元々は奉行所に連行されたものの、そこで三成から菓子を振舞われ、秀吉に会わないかと言われたのが発端です。助左衛門は目通りを渋りますが、秀吉は最早長くないと三成から聞かされ、助左衛門もわだかまりが解けたようで、伏見城に伺候することになります。しかしそこで目にしたのが、病で弱った秀吉が、何とか筆を握ってひらがなでしたためた「追放命令」でした。これには三成も唖然とします。

秀吉の人たらしは、この期に及んでも変わらなかったようです。ともあれ助左衛門は、家財を没収され、奉行船で配流先の呂宋に向かいます。しかしこれは表向きで、実は三成が密かに手を回し、今井の船団に彼の荷物を積み込んで、呂宋に送る手筈を整えていました。これは美緒の思いも託されていましたが、しかしここまでうまく行くものでしょうか…ともあれこの大河では三成が、助左衛門の協力者でもあるわけですから、それもまた可能というわけですが。

しかし呂宋に着いたら着いたで、助左衛門は思いがけないことに出くわします。原田喜右衛門の船がマニラにいて、しかも銀とタガログ人奴隷を交換していたのです。そのため仲間を救おうと、フィリピン人を名乗る者たちが船に入り込み、鉄砲を盗んで喜右衛門と戦おうとします。元々ここに、かつての堺のような町を作り、日本を脱出したキリシタンたちも呼ぼうと考えていた助左衛門は、フィリピン人という言葉の響きに、今後自分がなすべきことを見出したようです。無論助左衛門も小太郎も、喜右衛門と戦うのにやぶさかではありませんでした。

ところで今回、2つの別れが出て来ます。1つは三成のセリフに登場する、助左衛門と美緒の永遠の別れです。しかし美緒は既に覚悟を決めていたようです。無論小太郎が母を呂宋に呼びたいと言った時も、助左衛門は美緒が呂宋に来ることはあく、堺に残るだろうと思っていたわけですが。そして彼女の夫の宗薫ですが、こちらは江戸行きを勧められています。

もう1つはツルの、兄ともう会えないというセリフです。助左衛門と美緒に比べると、こちらの方はより切羽詰まっています。そして残念ながら、ツルが生きている兄と再び会うことはありませんでした。ところでこのツルを演じている安奈淳さん、この年(1978年)宝塚を退団しています。

そして、2つの町作りが登場します。1つはもちろん助左衛門の、呂宋版堺ですが、もう1つは家康の江戸です。この江戸建設に関しては、来年の『どうする家康』でも描かれることになるのでしょう。ちなみにこちらの大河の脚本は、現在第7話まで準備稿が仕上がっている由。
(2023年 大河ドラマ「どうする家康」)
閑話休題。宗薫は堺の鉄砲をすべて押さえており、しかも自分の信頼が置ける存在であることから、家康も声をかけたと見えます。しかし、久々の家康登場回でした。


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[ 2022/03/08 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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