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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』に関しての武将ジャパンの記事について思うこと 17

『武将ジャパン』大河関連コラムの続きです。大庭景親が頼朝の宿舎を夜討ちさせるシーンです。それから先日投稿分、一部修正しています。

そこで景親は、所領が頼朝がいる場所に近い長狭常伴に闇討ちをさせると言います。
山内首藤経俊が驚き、かつ不満そうです。
彼は当時の武士らしいフェアプレー精神があります。だから矢に名前を書いて、武芸を自慢していたのですね。
こんな強い弓矢を使うなんて素晴らしい! と、そこには敵でもそう賞賛するという前提があります。

この山内首藤経俊ですが、映像を観る限り、夜討ちというのを考えもしておらず当てが外れてしまい、だから不満そうな顔をしたのでしょう。場合によってはそれも必要なのですけどね。それとこの当時、矢に名前を入れるのは彼に限ったことではありませんでした。誰が敵を討ったのかを明確にするためであるといわれています。
しかし坂東武者が原始的だという武者さんが、「当時の武士らしく」フェアプレイというのも何やら腑に落ちません。

次に八重に関して。

八重がめんどくさいとか、アンチが増えているとか、そんなネットニュースもありました。なぜなのでしょう?
なまじ八重は悲恋伝説があるからなのか。あるいは新垣結衣さんが強気で反論するなんて見たくないからなのか。
(中略)
喪失を乗り越え、彼女は強くなりました。
大切な兄(北条宗時)を失った義時だけでなく、八重もそうなっていることに大きな意義を感じます。今まで見たどんな八重よりも魅力的に映ります。

この八重は元から気が強そうなのですが、頼朝への思いを断ち切れないせいもあり、どこか中途半端なままでいるように見えます。前にも書きましたが、頼朝との別離が決定的になるにつれて、その本性が出てくるのかも知れません。ちなみにアンチ記事ですが、これが嫌いな大河だったら「それ見たことか」と叩きそうな気がします。

そして、伊豆山権現に全成がやって来ます。

政子も安房に行きたいと言い出しますが、生きているだけでもよかったと思うように、とりくが諭します。
と、そこへ僧兵がドカドカ!
(中略)
阿野全成が風を起こすってよ。そんなことできるんですか! 驚くばかりの皆に向かい、醍醐寺で修行を二十年とかなんとか……。
「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!」
大声で九字護身法を唱えると……何も起きない。
今日は難しいとかなんとか言っておりますが、なんなんだ! と、実衣も横から突っ込んでいる。
こういう芝居は『三国志』ものの諸葛亮あたりですと、トリックで説明したりしますが、全部ぶん投げて来た本作が一周回っていいと思います。

私としては、如何にも三谷さんらしいコントシーンだなと思いましたが、別に、こういう形で全成を出さなくてもいいのではとも思いました。

日本の仏僧ってなんなんでしょうね。いや、現役の方にケチをつけるわけではなく、他の国よりも気が荒くないですか?
中国語で書かれた日本史の本に、ものすごく柄の悪い僧兵の挿絵があって唸ったことがあります。
でも冷静に考えてみると、凶暴かもしれない。
中国ですと、少林寺の僧侶もカンフーで色々と暴れますが、一応、大義名分をかざす印象はあるものです。
それと比べても、日本の僧兵って一体なんなのか?

「一体何なのか」と自問自答するのではなく、自分で調べていただきたいのですが。
少林拳(少林寺拳法ではありません)は、世の中が不安定になると、その当時の寺院に被害が及んだことに対する自警方法ですね。しかしその一方で、ヨーロッパにも騎士修道会というものがあり、これも修道士たちによる先頭集団で、エルサレムと巡礼者を守るためのものでした。テンプル騎士団などはその代表例でしょう。

それから頼朝の浮気です。

貴人というのは女を落とすにせよ、自分でやらず側近に頼むことが往々にしてあります。
『源氏物語』では光源氏のそばにいる藤原惟光が色々大活躍でした。情事の最中に夕顔が頓死した時なんか、死体の処理までこなしています。
そんな日本の伝統を大河で描くか、描かないか。ここが重要でしょう。
2021年『青天を衝け』で出てきた平岡円四郎も、京都では主君である徳川慶喜のために、女の斡旋やら交渉業務をしていたわけです。

でもそんなこと知りたくないですかね。
そこなんです。あったことを露悪的でも見せるか、見せないか。その覚悟がちがいます。
要は盛長は出会いのセッティングをしたんですね。そこまでが従者の仕事です。

この当時、従者が逢瀬の手引きをするというのは、ごく当然に行われていたのではないかと思いますが。無論、信用が置ける従者に限られるでしょうが。
武者さんは、盛んにこういう描写があるところがすごいと言いたげですが、こういうのは、メインとなる人物の情事がドラマの中で重要かそうでないか、それによって決まるものかと思われます。ましてこの浮気に関しては、『吾妻鏡』にも記されており、この大河が『吾妻鏡』をベースにしている以上、入れないわけには行かないでしょう。

あと一橋(徳川)慶喜が京滞在中に、平岡円四郎が女性の斡旋をしていたという記述、リンク先の記事を見る限り、どうもゴシップのようなのですが。そういえばやすが渋沢栄一に後妻を紹介するのも、女衒などと書いていましたね武者さん。

広常は、これみよがしに砂金を見せてきました。陸奥から贈られてきたようで、藤原秀衡とと繋がっているんですね。
どいつもこいつも味方につけたくて必死だな、といささか呆れる様子で、袋に入れた砂金を義時へポンと投げる。
「くれてやるよ」
「いただけません」
「こう言うときは素直に受け取るもんだ」
「いただきます」
結局、受け取ってしまう義時が笑えるようで、なかなか面白い場面ではあります。

砂金が重要ということは感覚的にわかりますよね。
例えば日本が貿易している宋は、北宋ではなく南宋です。金の鉱山は北部にあった。それが金王朝の領土になって採れない。そこで日本から金属や刀剣を輸入した。
それが日宋貿易です。
日本の陸奥から南宋まで、交易で繋がっていると見ることもできるのです。宋代舞台の華流ドラマを並行して見るのもありですね。

「貰えるものは病気以外貰っておけ」は武者さんは連想しなかったようです。ま、それはともかく。
日宋貿易ですが、これは『平清盛』にも一応出て来ますので、まずそれを観てもいいかと思います。それと
「北宋ではなく南宋です。金の鉱山は北部にあった。それが金王朝の領土になって採れない」
とありますが、要は北宋を滅ぼした女真族の王朝が金王朝ということです。
奥州藤原氏は京へ献上品を届けており、アザラシの皮や猛禽類の羽などもありました。こちらは『炎立つ』に出て来ます。後にそれに対して、鎌倉が介入してくるようになり、このことは『吾妻鏡』にも記載されているのですが、それへの言及がありませんね。
(この項続く)

飲み物ー暖炉とお酒
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[ 2022/02/26 01:30 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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