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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『黄金の日日』「朱印船襲撃」

第43回「朱印船襲撃」です。


原田喜右衛門の船に水夫として乗っていた五右衛門は、呂宋からの帰りに使者の文書を書き写していた。マイニラ総督が秀吉に宛てたものだった、喜右衛門は秀吉に呂宋を治めさせ、自分は総督の座について交易を独占するつもりであった。

秀吉は名護屋で使者たちと会っていた。一方助左衛門たちはイスパニア語ができないため、長崎でフロイスに会うことにする。日本語に直されたその文書を読む限りでは、原田喜右衛門は身分が低い、国書にイスパニア語の文書が添えられていない、さらに呂宋で商いをしようという魂胆であったことから、信用を得ていなかった。使者たちがやって来たのは、秀吉の国書が本物であるか否かを確認するためだったのである。

助左衛門はまだ秀吉を止められると踏んだ。イスパニア人を追い出すのは呂宋の人々であり秀吉ではない。そのためには国書を届けさせないことだと助左衛門は言う。そして助左衛門は、朱印船を襲って国書を奪うことにする。この秀吉相手の戦に、助左衛門は空しさを感じていた。五右衛門は、お前がいない堺へ桔梗を返したことが気がかりだと言うが。助左衛門は縁がなかったのだとあきらめ顔だった。

その桔梗は聚楽第にいて、秀次の鉄砲指南をしていた。そこへ北政所が現れ、秀吉の母大政所が病であることを、九州の秀吉にこのことを知らせるべきだと考えていたが、直に知らせては秀吉が気を失うか取り乱すことになるため、近習の者に知らせるようにと秀次に言い、さらに文の見本を見せる。

北政所は敢えて秀次の名で送らせることで、秀吉もこの甥を見直すかも知れないと考えていた。ところがこれに気をよくした秀次は、鶴松への複雑な思いについて喋り始め、自分が後継者であることを強調したため、北政所は、豊臣家は一代だけでいい、秀次が今のような有様では直に乗っ取られると声を荒げる。そして桔梗にも鉄砲指南などせず、堺まで送ってやろうと言いつつ去って行ってしまう。

マイニラ総督ファン・コーボの船は助左衛門たちに襲撃され、高砂(台湾)沖で消息を絶った。史料には遭難とのみ残されている。その後喜右衛門も呂宋に向かった。この船には使者たちが乗る予定だったが、コーボがそれを拒み、喜右衛門よりも早い出立を願ったため別々になったのである。助左衛門たちは実はこの船を見逃していた。

さらに助左衛門は、三成から大政所のことを書いた手紙を受け取る。秀吉は母親思いだから帰るだろうと助左衛門は言うが、その言葉を小太郎が聞いていた。小太郎は美緒のことを思い出す。

助左衛門は直談判のため名護屋へ行くことにした。その助左衛門を、命が奪われると五右衛門が止めようとする。しかしこれは自分の用件であり、渡さねばならないものがあると、助左衛門はあるものを取り出す。それは永楽銭だった。30年間、助左衛門の心を秀吉という港に係留していた艫綱のような存在のこの銭だが、その綱を断ち切らなければ、秀吉との戦はできないと言う。助左衛門の脳裏を、秀吉とこの永楽銭にまつわる思い出が駆け巡る。

しかし秀吉はそのことを忘れており、しかもそのような作り話をせずとも、朱印状が欲しければくれたやるとまで言う。秀吉は、助左衛門が例の使者のことを聞いて来たと思い、呂宋を攻めるには、距離的に近い日本の方が有利であると使者に教えたと話す。しかも朝鮮半島にあっては、行長と清正の軍が京城のみならず、平壌をも攻め落としていた。明の征服も近いと秀吉は言い、さらに琉球、高砂、呂宋も我が手中にあると得意げだった。

秀吉はさらに、朱印状を持たないと今後の交易は難しいぞと脅すが、助左衛門は秀吉の大軍を持ってしても、海の征服はできない、どことの戦であろうとも、海を敵とする限り勝てないと言い、例の呂宋への国書の件を持ち出す。何度朱印船を持参しようとも届かないと主張する助左衛門に、余の船を沈めると言うたかと秀吉。しかし助左衛門はそうとは応えず、海には嵐もある、雷神も落ちる、また海坊主もいるし天の意志も働くと答える。

この振る舞いが腹に据えかねた秀吉は、三成の阻止を振り切って助左衛門を捕らえさせ、同じ堺の商人山上宗二にしたように、耳を削ぎ、鼻を削ぎ、目をえぐり出してじわじわと殺せと命じる。しかし助左衛門は、呂宋と朝鮮への侵攻をやめるように言い続け、途方に暮れる三成は畳の上の永楽銭を握りしめる。

7月22日。大坂では大政所が没した。しかし秀吉はそれを知らぬまま名古屋を出て大坂へと向かい、しかも関門海峡で暗礁に乗り上げた船が沈没する。かろうじて毛利秀元の船に救助される秀吉だが、助左衛門は牢に入れられたままだった。しかし三成は助左衛門を牢から出す。行く先には五右衛門が待っていた。助左衛門は呂宋へ発ち、三成も朝鮮へ発って、行長に興和を勧める予定でいた。

命を大事にしろとの言葉に送られて牢を去る助左衛門。一方朝鮮でも軍の勢いは衰え、行長は三成の力を借りて講和へ動き出していた。清正のことと名護屋のことは自分が引き受けると三成。そしてこの後、海上では李舜臣が日本軍を破って制海権を奪い返し、陸では鴨緑江を渡って来た明からの援軍が攻め寄せ、日本は撤退を余儀なくされることになる。

そして9月。フロイスは長崎からマカオへ船出する。また戻って来てほしいという助左衛門に、自分は逃げないとフロイスは答える。かつては人と人を出合わせ、輝いていた時の流れが、今は全く逆となっていた。


私見ですが、この回は、かなりあれこれ話を詰め込んでいるように見えます。桔梗が秀次に鉄砲指南をするシーン、これはやはり必要だったのでしょうか。無論今後の伏線となる可能性があるとは思いますが。そして本来秀吉とその周辺によって決められるはずの戦をするしないに、助左衛門がかなり関与しているのには、やはり違和感を覚えてしまいます。

秀吉の呂宋侵攻ですが、朝鮮から唐入りの流れでも、かなり失敗フラグであると思われるのに、ちょっと妄想が甚だしくないでしょうか。無論暴走しつつある秀吉と、助左衛門の対比を描くのがこの作品の狙いの一つではありますが。ただ永楽銭関連の思い出、そして秀吉との決別の一連の流れはよかったかと思います。

その助左衛門が「海を制することはできない」と言いますが、実際に海を制覇するのであれば、軍事施設を備えた寄港地を所々に作っておく必要があるでしょう。しかしここで制海権を持ち出すのであれば、李舜臣が海戦で釜山を取り戻すシーン、ナレで済ませるのではなく、それらしき描写を入れてほしかったです。

また「手紙」の存在がかなりものを言う回でもあります。この当時通信手段はそれしかなく、至極当然のことではあります。しかし後の方の北政所の文、こちらももうちょっと意味を持つのかと思っていたのですが、あまりそうでもなかったようです。要は秀次の、自分こそ後継者というセリフを引き出すためのものだったようですね。しかし秀次、あの場所でああいいうことを口にするでしょうか。

そして秀吉の「長え名前だなあ」。イスパニア国王の長々とした肩書に呆れているのですが、このセリフ、『鎌倉殿の13人』の北条時政を何となく連想します。

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[ 2022/02/07 01:15 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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