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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』水干と梁塵秘抄

先日書いていた、『鎌倉殿の13人』の時政の水干に関して。

実は鎌倉時代(実際はまだそうではありませんが)に於いて、菊綴がついた水干は検非違使、あるいは五衛府の官人しか着なくなっており、そのため菊綴がないのも納得です。何よりもこちらの『太平記』の足利高氏、京に上る途中に花夜叉一座の石と出会うシーンで、高氏は水干を着ています。もちろんこの場合も菊綴はついていません。ただこの時は上頸ではなく、垂頸にして水干を着ています。このため、下に着ている着物の襟が見えています。

太平記2高氏を成敗しようとする石

これに対して時政は、上頸にして水干を着ています。

鎌倉殿の13人時政水干

この辺りが時代の差というべきなのでしょうか。時代としては、高氏の方が100年以上後です。また2人とも、裾を袴に着込めてはいますが、高氏は前と後ろについている紐を、たすきがけにしています。片や時政は、普通に紐を結んで着ています。鎌倉時代を作った1人である人物と、室町幕府を開いた人物、それぞれの水干の着方の違いが見て取れます。

それから時政が都に発つ際の宴、実は義時が八重に恋心を抱いた時の宴でもあるのですが、この時に工藤祐経が祝い歌を歌いながら踊ります。

海には万劫亀遊ぶ、蓬莱山をや戴ける。仙人童を鶴にのせて、太子を迎えて遊ばばや。

『梁塵秘抄』319番の祝い歌です。如何にも中国的な神仙思想ではあります。ところで万劫(まごう)御前という女性が、この当時の伊東氏の一族にいますが、かの曾我兄弟の母親といわれています。

あと、実はあらすじのところで和田義盛も登場していたのですが、書き洩らしていましたので、書き加えています。というか、義盛と伊東祐清との三浦義村を比べた場合、義村がやけに弁が立つようですね。

三谷大河も3作目になりました。最初は関東の青年たちが、移り行く時代を目の当たりにしながら、自分たちもと思い、勇んで浪士隊に加わるのを描いた作品でした。第1作ということもあり、三谷大河そのものもまた初々しかったといえます。第2作になると、戦国時代の大国の思惑に弄ばれる、小さな国衆の息子が主人公になりますが、この場合は彼の父親の存在が大きく、その父の背中を見ながら育ち、長じてからは人に揉まれつつ成長するのを描いた作品でした。ただこの作品は、終盤で失速した感もありました。

今回の第3作も時代が移り変わっては行きますが、しかしこの場合は時代を作り上げる側の人物であり、時代を終わらせる人物とは必ずしも言えません。真田昌幸的な存在感のある人物もおらず、その意味で今までとかなり違った、見方によっては3作品の中で、一番「普通」に近い大河になりそうな気もします。

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[ 2022/01/16 00:45 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(2)
こんばんは。
実は三谷大河は初めてです(大河以外でも「振り返れば奴がいる」「有頂天ホテル」くらい)。初回を見た感じだと「そんなことはないだろう」「不自然じゃない?」的なところが頻発してしまいました。まあ一回目で決めるのは早計過ぎるし、割り切れば面白いと思うのですが、一番わくわくしたのが最後2分の人物紹介だったというのが自分でも不安です。
[ 2022/01/16 01:13 ] [ 編集 ]
三谷大河のコント的な部分
つね様

コメントをありがとうございます。

三谷幸喜氏の大河は、このブログでも何度か書いていますが、やはりどこかノリが軽い部分もありますね。私は過去『新選組!』と『真田丸』を観ているので、『鎌倉殿の13人』第1回を観た時も、ああやはりあの路線だなと正直思ったものです。

第2回はまだ全部観ていないので何とも言えませんが、第1回のセリフなどは現代的過ぎるかとは思いますし、一部登場人物の行動などにも、ちょっとありえない(義時がしらみを取ろうとするところなど)だろうと思うところはありますね。

ご本人も、大河の脚本を引き受けるたびに
「僕の脚本は荒唐無稽じゃない」
とコメントしていますが、そしてシリアスな部分がないとは言いませんが、一方でコント的なものも多く、それが如何にもおふざけのうように見え、違和感を覚える人も多いのは確かでしょう。
[ 2022/01/17 00:12 ] [ 編集 ]
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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