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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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『鎌倉殿の13人』「大いなる小競り合い」あらすじと感想-1

3人の武者たちが追われていた。中でも頭領格と思われる武者は、被衣姿の女を後ろに乗せ、馬を走らせていた。

安元元(1175)年。大番役の務めを終えた北条時政が伊豆に戻って来た。館は宴の場と化し、時政は長女政子から、直垂ではなく水干を着るように言われる。時政は京土産を買ってきたが、全員に行き渡らなさそうで、1人ずつにではなく、一家に1つがいいかと義時に相談していた。そのような中、義理の兄弟である三浦義澄が息子の義村を伴って現れる。

義村は義時に、伊東祐親の娘八重に子供がいることを伝える。しかも相手は、源頼朝だというのだ。頼朝は15年前の平治の乱後にとらえられ、この伊豆に流されていた。その監視役が伊東祐親だった。義時は、好意を持つ八重がそうなっていることに驚く。そして時政と義澄は、何やら密談をしていた。

八重とは3年前、時政が京へ発つ前に会っていたが、その時から頼朝とは親しかったのかも知れなかった。義時は頼朝を流人だと思っていたが、兄宗時から右兵衛権佐という官位を持ち、佐殿と呼ばれていることを知らされる。平家嫌いの宗時は、弟義時に自分は頼朝、佐殿につくと言い、しかも自分の知り合いと偽って、この北条館にいることを教える。頼朝は祐親に追われる身だったのである。宗時は八重の兄伊藤祐清を呼び、弟も力を貸すと言う。義時は驚く。しかも父時政には黙っていなければならなかった。

その時館に工藤祐経が現れる。祐経は祐親から領地を追い出され、妻を離縁させられるというひどい仕打ちを受けていた。同じ頃義時の姉政子は、身を潜めている頼朝に食膳を運ぶ。また義時は、義村に頼朝の件を打ち明けていたが、義村は平家を倒すなどできない、そもそも頼朝を匿ったら爺様(祐親)が黙っていないと言う。しかし宗時は祐清や和田義盛らと、密かに打倒平家の密談を交わしていた。

義時には、兄たちがなぜそうまでしたいのかがわからなかった。しかも義村は帰途、父義澄にこの企みを話してしまう。義澄は祐親にこれが知れたら、自分たちにも危険が及ぶことを知っていた。そして義村は祐親に、このことを暴露しようとする。

政子は身支度をして、いそいそと食膳を運んでいた。そんな姉を妹実衣(みい)は不思議に思う。しかも宗時は、八重と息子の千鶴丸も連れてくる予定だった。そこへ実衣が現れ、やはり佐殿だったのねと言い、雅な男が好きな政子がぞっこんであると兄たちに話す。政子が頼朝に気があるのなら、なお好都合だと宗時は上機嫌だが、その時仁田忠常が現れ、祐親来訪を伝える。義時は気が気でなかった。

祐親は頼朝は許さぬと言う。しかし行方がわからない、もし助けを求めてきたら一旦は受け入れ、その足で知らせるようにと命じる。その頃政子と実衣は蹴鞠に興じていた。しかし祐親が来ているため、義時は急いで彼らを中に入れ、頼朝の侍者の安達盛長にも注意する。そして頼朝は、政子はまだ嫁入り前かと言いつつ、八重宛ての手紙を届けてくれるよう義時に頼んだ。

義時が「離れ屋のお人」からの手紙を届けようとしたところ、工藤祐経がその場にいるのに気づく。祐経は祐親に直訴するが、取り合ってもらえなかった。その夜、時政は公暁の牧家から後妻を貰うことを家族に話す。


まず前半部分です。何やら北条・伊東が頼朝を利用して打倒平家を企んでいるようです。しかし義時は、なぜそこまでして追討するべきなのか、宗時や伊東家の者たちから聞かされても、今一つ同意し兼ねるところがあるようです。

とはいえ、兄の陰謀の件や、姉が頼朝に近づきたがっていることなどなど、時政に気づかれないように気を配っているのは、この義時なのですが…ちょっと報われていない感もありますね。

宴のシーン。時政と義澄、いずれも祐親の娘婿たちなのですが、時政の妻は既に亡くなっていました。その時政は、何やら義澄と話しています。どうやらこれが再婚話のようです。

ところで時政の「雅な格好」ですが、垂頸(たりくび、Vネック)の直垂でなく、上頸(あげくび、スタンドカラー)の衣装の方が、身分が高い人たちの服装であったためでしょう。しかしあれ、袴の中に裾を着込めているのは水干に似ていますが、水干にあるはずの菊綴がありませんね。その父の装束を、しらみでもいないかなどと義時がわざと探し回りますが、後で出て来る「しらみつぶし」と関係があるようです。

政子と実衣が蹴鞠をしているところへ、頼朝が仲間入りします。あのボールあしらい、少々サッカーのリフティングにも似ていますが、ここはやはり、流石君嶋GMと言っておきます。そういえば山本耕史さんも、どうも『きのう何食べた?』の大ちゃん=小日向大策のイメージがつきまといますね。あと「ぶらぶらする」にはどうしても『ブラタモリ』を連想します。

それと前出のしらみつぶし云々に加え、祐親のおかげで頼朝がしばらく部屋から出られなくなり、厠もだめだから壺をなどと言ってみたりするところも、ま、三谷さんらしくはあります。それにしても、放送当日のOPとその前後のシーンは予習なしで観たのですが、どう見てもあれは「姫」ではないなと思ったら、案の定でした。

また会話、特に義時と義村や宗時のそれは、かなり今っぽいです。『青天を衝け』や『麒麟がくる』の方が、その時代らしさはあったかと思います。それと実衣の黄色の着物は、『真田丸』できりが着ていたのと、何となくだぶって見えます。

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[ 2022/01/14 01:15 ] 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 | TB(-) | CM(0)
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Author:aK
まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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