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ベイカー寮221B/Baker House 221B

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花燃ゆ-30 続き なぜ『龍馬伝』ではうまく行ったのに『花燃ゆ』では失敗するのか

前後しましたが、本編の続きです。このドラマに加えて『花神』を観ていることは、既にお伝えしていますが、『龍馬伝』も参考のために録画分を観てみました。正直いって、こちらの方がよほど史実に踏み込んでいます。『龍馬伝』も結構色々いわれてはいましたが、史料が多い、あるいは多少創作が入ってもそう違和感がないという点において、やはり杉文とではかなり事情が違うと見るべきでしょう。実はこの『龍馬伝』のプロデューサーは、『花燃ゆ』のチーフプロデューサーである土屋勝裕氏です。

つまり多少創作が入っても、主人公が独り歩きしがちな場面、勇み足がちな場面があったにしても、龍馬だからというので許されたところはあったかと思います。しかし、それは歴史上無名の女性には通用しませんでした。『龍馬伝』と同じことを『花燃ゆ』でやっても失敗の可能性の方が高く、実際そうなっているといっていいでしょう。先日の、四境戦争をテーマにした回にしても、美和と雅が夫の浮気であれこれ話す場面に時間が割かれたり、一体何を考えているのかと思います。もちろん、何度も書くようですが脚本もよくない。

『龍馬伝』の脚本家は福田靖氏です。この名前を見て、ぴんと来た方もいるでしょう。そうです、『ガリレオ』シリーズの脚本担当の方です。ですから、福山雅治さんを主人公にした脚本に関しては、それなりにノウハウがあったと思われます。それに、『龍馬伝』の千葉道場の若先生、重太郎を演じたのは渡辺いっけいさん、つまり「栗林さん」ですし。この辺の脚本家選びというのは、かなり大事ですね。福田さんが脚本を手掛けていたら、多少は違った物になったかもしれません。あるいは、井上真央さん主演の『花より男子』の脚本担当者が手掛けても、違ったものになっていたでしょうか。

それにしても、龍馬は土佐の人間であるにも関わらず、これを観ると、長州の情勢は結構描かれています。無論薩長同盟や、亀山社中絡みの、第二次長州征伐関連が中心ではありますが、薩長同盟にしても、小松帯刀邸がこちらは登場していますし、もちろん小田村伊之助はその場にはいません。そして高杉や山県が攻め入った門司や小倉での戦いも登場します。長州の人間である杉文が主人公の『花燃ゆ』で、こういったことが、さてどのくらい描かれたでしょうか。

『花燃ゆ』では、大島口の戦いは登場します。これは領民を巻き込んだかなり凄惨なもので、後に長州藩は丙寅丸を派遣し、その後世良修蔵が活躍することになります。それはいいのですが、肝心の高杉が上陸した後の、小倉周辺における戦いがほとんど出て来ません。ちなみに『龍馬伝』では、上陸後、着流しの裾をからげて、三味線を抱えた高杉のそばで爆発が起きるという演出がなされていますが、そういう場面も今回はありません。というか、本来の主人公であるはずの高杉がやけに割を食っています。

今後高杉の病気に関しても書く予定で、『龍馬伝』との比較はその時にもまた書きたいと思います。しかし『花燃ゆ』と『龍馬伝』も結構キャストがかぶっています。杉梅太郎(民治)の原田泰造さんが近藤勇役ですし、吉田松陰役の伊勢谷友介さんが高杉晋作です。また、品川弥次郎役の音尾琢真さんは『龍馬伝』では望月亀弥太ですね。無論『龍馬伝』と『八重の桜』の両方に出演している人もいますが、『花燃ゆ』と『八重の桜』のキャストのかぶりは少ないようです。それと、先日『花の乱』のキャストについてちょっと触れましたが、『花神』の吉田松陰、伊藤俊輔、井上聞多がそれぞれ出演しているのが面白い。「花」つながりということで、『花燃ゆ』小田村伊之助役の大沢たかおさんが、この『花の乱』で大河デビューを果たしています。

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[ 2015/09/03 00:27 ] ドラマ ガリレオ | TB(-) | CM(0)
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『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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