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ベイカー寮221B/Baker House 221B

パペットホームズ、大河ドラマなどの好きなテレビ番組やラグビーについて書いています。アフィリエイトはやっていません。/Welcome to my blog. I write about some Japanese TV programmes including NHK puppetry and Taiga Drama, Sherlock Holmes and rugby. I don't do affiliate marketing.
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『鎌倉殿の13人』ガイドブック関連まとめ

大河ガイドブックの三谷幸喜氏インタビューに関してもう少し。
まずニッコームックですが、以下のようなコメントがあります。

  • (当時の)神様への敬意の払い方は想像以上でした
  • 挙兵時の頼朝は、信頼できる家臣がほとんどいない状態であり、だからこそ、北条政子やその父・時政、弟・義時の存在が大きくなってくるわけです 
  • 後継者がいない時の義時は自由気ままでしたが、泰時が生まれると「息子や北条氏の血筋を守るためなら、どんなことでもやってやる!」と、方向を転換していきます
  • (小栗旬さんが)大河ドラマ『八重の桜』にて吉田松陰を演じられた時も、点描のような出演シーンでしたが、松陰にしか見えませんでした
  • (史実をきちんとはいているということについて)『真田丸』では、残っている文献から信繁が秀吉の側近だったという設定を思いついたら、偶然、それを裏づける史料が発見されて、ほらね、とうれしくなったのを覚えています
  • でも、夏は暑く冬は寒いといった共通認識は変わらないし、同じような景色を見たときに僕らが感じたことを彼らも感じたはずだと思います。僕らと共通する部分を見つけなければ、人物を描くことはできません

まず「神様への敬意」、これには頼朝が観音像を持っていたこととか、夢占いなども含まれるわけですが、平安時代から鎌倉時代にかけては当然のことでしょう。戦国時代でさえも、たとえば明智光秀が本能寺の変前におみくじを引くなどというのがありますし、寧ろ通説にあるような、無神論者的織田信長のような人物は恐れられる存在であったと思われます。そしてこの敬意や信仰は、無論現在に至るまで、日常生活の中にその片鱗をとどめてもいます。

それから「家臣のいない頼朝」、これも流人という待遇である以上、無理はなかったかと思われます。NHK出版の方では、徳川家康との違いについても触れられていますが、家康は人質に出されていたとはいえ、彼に従う三河武士たちもまた多かったわけですから。

そして「息子が生まれて」云々ですが、これは豊臣秀吉に通じるものがありますね。三谷さんも、お子さんがいる以上これはよくご存じでしょう。

『八重の桜』の小栗さんの吉田松陰。こちらは江戸での佐久間象山塾にいた頃と、東北行きの際の松陰であり、松下村塾の先生としての松陰ではありません。松下村塾の先生として「フレーヘート」(自由)を唱えるのは、やはり『花神』の篠田三郎さんがダントツかと思います。

史実を書いているという点。史実から推測した設定を裏付ける史料が出て来た時、嬉しいのはわかりますが、それに対しての「ほらね」は、どこか「してやったり」的な感情が込められていて、今一つ同意し兼ねるものがあります。

また当時の人々と今の我々の共通認識ですが、それとは別に、その当時の人物と今の人物がどのように違うか、それを描くことも大事であるかと思われます。何せ、人々を取り巻く環境はその当時と今ではかなり異なっていますし、何よりも三谷さん自身が語っている当時の人々の信仰心、これこそが今とはかなりの隔たりがあるでしょう。

他にもNHK出版の方で、この当時は戦国時代と違って戦で石を投げていた話や、また、「義時は結果的には勝者だけど、犠牲にしたものや失ったものが大きすぎる。果たして本当の意味での人生の勝者だったのか」なとというのもあります。
この投石は印地と呼ばれるもので、古代には投石機を使っていたともいわれていますが、石を投げること自体は、戦国時代も行われていたようです。それから義時が「真に人生の勝者であったのか」ということですが、これに関しては、時代の変革者と呼ばれる人たちなら、何かしら同じようなものを背負ってはいたのではないでしょうか。

で、前の投稿で触れた史実と史実の間の空想について再度。三谷さんとしては、史料に沿った部分はその通りに書く、しかしそれ以外は自分なりの解釈で書くと語っているわけですが、たとえば『真田丸』の時のニッコームックのインタビューでは、この程度で済まされています。
「(『新選組!』は)できるだけ史実に近いかたちのなかで、自分の想像力をふくらませて1年間ドラマを描いたという記憶しかありません。今回も可能な限り、歴史に残っていない部分だけを想像力で埋めていこうと努力しています」
しかし今回は
「実際に舞台となった現場まで足を運んだ」(ニッコームック)
「僕の大河は荒唐無稽なんかじゃないです」(NHK出版)
と、かなり力が入った表現となっています。
『真田丸』の終盤の描き方に関して、かなりクレームが来たのだろうなと思われますが、三谷さん自身既に還暦でかなりキャリアも積んでおり、スタイルも確立しているわけで、今までの攻めから守りの姿勢、あるいは前出の「子どもができた故の守り」に入っているようにも感じられます。

あとNHKで、『鎌倉殿の13人』に合わせてでしょうか、『新選組!』総集編の再放送をやっていましたが、これは私としては、どうにもくどく感じられます。『青天を衝け』を年末ぎりぎりまでやったせいで、今年の大河関連の特番が年明けにずれ込んだのはわかりますが、何もここまでやらなくてもいいのではないでしょうか。

それから『武将ジャパン』の、『青天を衝け』最終回に関するコラムについて、この次から投稿したいと思います。今となっては、第1回と最終回しか覗かないようになっていますが、どうも中身が薄く、整理されていない書き方だなと思わざるを得ません。


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[ 2022/01/03 00:45 ] 大河ドラマ | TB(-) | CM(2)
明けましておめでとうございます。
いきなり誤字の指摘で申し訳ないのですが、「残っている文献から信長が秀吉の側近だったという設定を思いついたら」の部分、「信長」は「信繁」でしょうか。
別の記事ですが、前後のドラマの連結だと、昔、「琉球の風」だと、冒頭が「信長」のラストから繋がっていました。これだと番宣にはなりませんが、初回は見ている人も多いでしょうし、ファンサービスの一環ですね。
また「青天を衝け」の感想など書かせていただこうと思います(私は面白かったです)。よろしくお願いします。
[ 2022/01/04 02:34 ] [ 編集 ]
ご指摘感謝します
つね様

明けましておめでとうございます。そして、コメントありがとうございます。
仰る通り、「信長が秀吉の側近だった」というのは「信繁」の誤りです。
訂正しています。ご指摘ありがとうございます。

それから『琉球の風』が『信長 KING OF ZIPANGU』とつながっていた件、何かで見聞きしたことがあります。
生憎『琉球の風』をあまりリアルタイムで観ていなかったので、詳しいことはわからないのですが…この大河はDVDが出ていないので、確認しようにもできないのがちょっと残念です。

『青天を衝け』に関しては、私も血洗島のシーンなどは面白く観ていました。この大河で初めて尾高惇忠の人となりを知りましたし、こういった部分はかなりプラスになったと思います。今後も大河関連を書く予定でいますので、目を通してくだされば幸いです。

末筆ながら、今年もよろしくお願いいたします。
[ 2022/01/04 23:33 ] [ 編集 ]
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まず、一部の記事関連でレイアウトが崩れるようですので修復していますが、何かおかしな点があれば指摘していただけると幸いです。それから当ブログでは、相互リンクは受け付けておりませんので悪しからずご了承ください。

『西郷どん』復習の投稿をアップしている一方で、『鎌倉殿の13人』の感想も書いています。そしてパペットホームズの続編ですが、これも『鎌倉殿の13人』終了後に三谷氏にお願いしたいところです。

他にも国内外の文化や歴史、刑事ドラマについても、時々思い出したように書いています。ラグビー関連も週1またはそれ以上でアップしています。2019年、日本でのワールドカップで代表は見事ベスト8に進出し、2022年秋には強豪フランス代表、そしてイングランド代表との試合も予定されています。そして2023年は次のワールドカップ、今後さらに上を目指してほしいものです。

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